魔改造への未練・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

このところ、ちゃりネタばかりだが、季節的にスキーが終わってしまうとレース写真かちゃりの話となるのは仕方ないことだ。

それにちゃりは日々の通勤でも乗っている上に週末も乗ったりいじったりするのでネタが豊富なのだ。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

 

まあ、そういうわけで今回は銀ぎつね号の話だ。(苦笑)

 

ミニベロ、銀ぎつね号はお気楽に街乗り出来るという意味では便利である。ただし、451サイズとは言え20インチの小径ホイールであることと、ポジション的な影響もあるとは思うが、直進安定性があまり良くない。
まあ、この辺りは小径ホイール車の宿命ではあるが。
 

数年前まで持っていた自転車のあさひのオリジナルちゃりに至ってはフロントタイヤが16インチだったのでとてもではないが速度を出す気にはなれず、ちょっとしたことでふらつくのでゆっくり歩道を走るのも怖かったものだ。片手運転すらかなりドキドキだった。(爆)
それに較べれば銀ぎつね号は451ホイールなので、十分とは言えないものの車道もなんとか走る気になるレベルの最低限の安定性は持っている。(^_^;
しかし、日ごろの通勤で使っている盆栽キング号と比べてしまうとその差は歴然だ。(^_^;

タイヤ幅の差もあると思う。
小径の上に28c相当のタイヤなのでちょっとした段差や縦目地でハンドルを取られてふらつく。
さらに前傾ポジションにしてハンドルを持つ位置がステムに対してもっと前に出せればある程度は効果があるとは思うが対応するハンドルステーがない。現状でもTERN純正のロングステーを付けているのでオイラの知る限りではこれ以上は無理だ。
力づくでやるとすればブルホーンハンドル化、あるいはドロップハンドル化という手もあるが今はそこまでやる気はない。

ちなみにショートホイールベースと小径タイヤ、そして中途半端に剛性のあるアルミフレーム&フロントフォークの影響だと思うが
路面からの突き上げの衝撃が前後ともにかなりきつめだ。
乗り心地があまり良くないと言う以前にこの突き上げの衝撃も安定性に悪影響を与えている。

購入時から装着されている
28c相当のシュワルベのタイヤは悪くはないのだが7barでの運用だと乗り心地が悪いので6barに下げるといくらかマシにはなる。
ちなみにこのタイヤの指定空気圧は6-8barである。

せめて32c相当の太さがあれば5barくらいまでは空気圧を下げられると思うので、太さとエア圧の両方が乗り心地と安定性に貢献してくれるはずだ。
以前、いろいろと調べたときはそんな都合のいいサイズのタイヤは見つけられなかったのだが、今回、あらためて探してみると、
BMX用に販売しているタイヤならば太めのものがある様だ。
肝心の銀ぎつね号のタイヤクリアランスはというと、1-1/8サイズ(28-451)のタイヤの実測幅が28㎜。そして街乗り用なので泥除けを付けているのだがその泥除けとのクリアランスが10㎜程度はありそう。泥除け自体の幅は35㎜ある。

目視のイメージを信用するならばタイヤサイズは32c相当までは履けるはずだ。
だが、タイヤは同じサイズ表記でもメーカーやモデルによっては実際はもっと太いものがあったりするので注意が必要だ。

まあ、そんなわけで繰り返しになるが、先日与太話で書いたように
銀ぎつね号のドロップハンドル化をいろいろ画策してみたものの、根本的な安定性や乗り心地が改善されない限り、グレートパンダ号と盆栽キング号に対して中途半端な出来損ないにしかならないことに気づいて、魔改造は中断した。

 

先日のハンドル交換の時にポジションを見直して、無理して低くせず、高いけど少しでも遠くになるようにセットし、その時の腕の角度に合わせてハンドルのスイープの方向を合わせたところ、手首の角度がかなり自然になり、停止状態から走り出すときもハンドルに無駄な力を入れずに済むようになったのでふらつくような不安定さは少し軽減された。v(∩_∩)

今はグリップ高さとサドル高さが同じくらいだ。


しかし、今のバーハンドルのまま乗るにしてもやはりもう少し安定感が欲しい。
少なくとも路面からの入力に対する安定性を向上させるには上述のように太いタイヤに替えればいい。改めて探すと選択肢は少ないが太めのタイヤはありそうだ。
406ホイール用にはいくらでもあるが451は20インチの中ではマイノリティなのでその点は仕方がない。多少なりとも選択肢が増えてきたことを素直に喜ぼう。v(∩_∩)

そんなわけで色々見ていると、
1-3/8サイズ(37-451)=37c相当のタイヤはいくつかある様だ。
現状のタイヤが1-1/8サイズ(28-451)=28c相当なのでいかに20インチとは言えここまで太くすれば乗り心地はよくなるし、段差や縦目地での安定性も向上するはずだ。BMX用として販売されているサイズなのでそのあたりは期待しても良いだろう。(爆)

それにタイヤ自体が大きく重くなるので回転慣性マスの増加によるジャイロ効果で直進安定性も少しは良くなるはずだ。もともと回転半径が小さいミニベロなのでタイヤ周りの重量増は漕ぎ出しの重さには大して問題にはならないはずだ。

実車でフレームやフロントフォーク自体とのクリアランスは十分にあるので37c相当のタイヤでも問題なさそうだ。だが、今つけているTERN純正のフェンダーではどう見ても干渉しそうだ。
そこで探してみると、これまた選択肢は少ないが一応フルフェンダーはいくつかありそうだ。v(∩_∩)

銀ぎつね号はあくまでも街乗り用なので泥除けはマストなのだ。

それと気になったのはチューブ。
一気に28㎜から37㎜まで太くなると対応するチューブが必要かもしれない。リムハイトが20㎜くらいあるのでバルブ長も短すぎるとエクステンションを使う必要が出てくる。
ネットで探したものの、太さに対応するものは英式、米式、仏式でそれぞれあるがどれもバルブ長が短い。唯一シュワルベの仏式のもので40㎜というのがある。
オリジナルのチューブのバルブ長も確か40㎜なのでこれならば大丈夫だろう。。。

だが、選択肢がこれしかないということはもしかしたら今入っているチューブがまさにこれと同じものかもしれないと思い、タイヤを外し、チューブを取り出してみたところ、正解。v(∩_∩)
そういうことで有れば今のチューブを使いまわしてタイヤだけ太くできるということになる。

シャープでスマートな外観の銀ぎつね号が少々武骨な外観に替わってしまいそうだが安全性には代えられない。今のままではふとした拍子にフロントタイヤを取られてバランスを崩して転倒というリスクがかなりある。
サイクリングロードなら大丈夫だろうが、街乗りは危険がいっぱいなのだ。(^_^;

そこで37-451サイズのタイヤとフルフェンダーを購入した。



ついでに予備のチューブも購入した。


さらに高圧対応のリムテープも購入した。


組み替えはさほど手間はかからない。(´ー`)┌フッ



新車時についていたシュワルベのタイヤが6~8bar指定なのでリムバンドも高圧対応のもののはずだが、よく見ると
荷造り、梱包用の樹脂バンドみたいなのがついていたので、パナレーサーのものに変えることにした。

 

特に痛んではいないがスポーク穴の部分はガッツリ変形していた。(笑)


シュワルベからも高圧対応リムバンドが各サイズで販売されているが残念ながら銀ぎつね号のリム幅に合うものがなかったのでパナにしたわけだ。(´ー`)┌フッ

パナのものは伸びる材質でしなやかだ。

 

間違えて406サイズを購入してしまったのだが伸ばせばなんとか451ホイールにもついたのでとりあえずこのまま使ってみることにした。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 



リムの内幅は14㎜相当なので37c相当のタイヤはかなりアンバランスだが気にしない。(爆)
このサイズのリムの内幅はみんなこの程度になっているようなのでこれがスタンダードなのだろう。

チューブの貼り付きを防止するためにタイヤパウダーをつかい、ビード部にはビードクリームを塗っておけばビードを出すのはあっという間だ。v(∩_∩)

 

新旧タイヤを較べてみた。

だいぶ太いな・・・・(爆)

 

だが、Amazonの購入サイトの情報ではこのタイヤは1-3/8inch。ETRTO表記だと37-451。

すなわちタイヤ幅が37mmと言う事だがその割には少し細い気がした。

 

タイヤにある刻印を見ると34-451とある。

タイヤの幅は34mmらしい。

Amazonのガセ情報はあるあるだな。(´ー`)┌フッ

 

組み付け終了後、もう一度計った見たがやはり34mmだ。

写真はブレブレだが気にしないで欲しい・・・(-。-) ボソッ

 

ちなみに2.4~5.5kPaが指定空気圧だ。ざっくり言うならば2.4~5.5barだ。

上の写真は5barで組んだ状態なのでまあ、そんなものなのだろう

お次は
泥よけの取り付けだ。

仮付けした状態でホイールを組付けてアジャストをしてやれば、あっという間だ。。。

そう思っていたが、なんと新たに購入したフェンダーのフロントは今までのものよりも短い。orz

ミニベロ故に走行時は顔がフロントタイヤの上にあるので雨の日は顔をめがけて雨水がはね上がってくるので短いのは調子悪い。(^_^;

だが、よく見たらフロントはクリアランスが十分あるのでフェンダーそのものの幅はやや細いものの、今まで使って居たものが取り付け可能だ。

フェンダーの実測幅が35mm程度に対して、タイヤが37mm有ると思ってわざわざ買ったのだが結局タイヤ幅は34mmなので何とか使えそうだ。

ま、そんなわけでフロントは今までのフェンダーをそのまま使うことにした。v(∩_∩)

 

リアはやはり今までのものではちょっとクリアランスが足りないし、新しいものは同じくらいの長さなので自作の延長部を移植して取り付け完了。v(∩_∩)

 

ビフォー、アフターを較べるとやはりタイヤが太くなるとだいぶ印象が変わる。(笑)

BEFORE

 

 

AFTER

 

写真ではわかりにくいかな。(´ー`)┌フッ

 

もっと無骨な感じになるかと思ったが実用車の雰囲気が増しただけだった。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 

 

早速近所を試乗してきた。

やはりタイヤそのものの重量が重くなったせいで階段を担いで上り下りすると重量UPを感じる。(^_^;

そして予想通り、回転慣性マスが大きくなっているので走り出しは少し重ったるくなった。

しかし、その分、走り出すとジャイロ効果による安定感が増しているし、太いタイヤ+少し低めの空気圧のお陰で路面からの衝撃が明らかに緩和されている。縦目地も殆ど気にしなくて良さそうだ。

 

狙い通りだ.v(∩_∩)

 

あとひと月もすると本格的な梅雨に入る。

雨中走行では太いタイヤの安心感とトリガーブレーキの安心感がダブルで効くので6月に入ったら通勤ちゃりザップのメイン機種は銀ぎつね号だな。(´ー`)┌フッ