WOLF TOOTHが販売しているTANPAN SH11と言うものだ。
ロードバイク用のSTIでMTB用のリアディレイラーを操作するためのものである。
ロードバイクのSTIはワイヤーの巻取り量がMTBのものよりも少ないのだ。それを補正するためのものだ。
いつでも手に入るものではないようなのでいつの日かいじりたくなったときのために買っておいた。
具体的なイメージとしては銀ぎつね号の盆栽いじりだ。
銀ぎつね号の変速機周りのスペックはこんな感じだ。
フロントシングルクランク:52T(SRAM)
リア11速カセット :10-42T(SRAM)
銀ぎつね号はフラットハンドルである。ポジションをいろいろ工夫してきたおかげでだいぶ乗りやすくなってはいるが、1時間くらい乗るとやはり手首が疲れるのはストレートバーハンドルの宿命だろう。
そこでしばらく前からシマノのロード用のSTIを使ってドロップハンドル化すると面白いかなと思っていた。
TANPANがあればRDはシマノのMTB11s用モデルを買えば手持ちのR8000系のSTIで変速はできるはず。
とりあえずはMTBほどのギア幅をカバーできないがロード用のRDは持っているのでそれで動作確認することは出来る。v(∩_∩)
問題はそれ以外のパーツだ。(^_^;
SRAMとshimanoは互換性があるとかないとか、いろんな意見がある。もちろん公式には互換性はなしなのだろう。
だが、実用上は特に問題ないとか、カセットスプロケットやチェーンだけは互換性があるという意見も多い。
仮にSRAMとshimanoのキメイラで魔改造が成立するとしたならば、クランク、リアカセットはそのままでリアディレイラーとSTIだけshimanoを使えばOKとなる。
もしもこれがダメな場合は結構大変なことになる。(爆)
そのためにはリアのカセットスプロケットが肝となる。そもそもリアのカセットスプロケットに互換性がないならば、shimanoのカセットに交換すればいいだけじゃんと言いたいところだが、銀ぎつね号のホイールはどうやらshimanoのカセットには対応していないようなのだ。
SRAMカセットを圧入する形で取り付けてあるのだ。
一度ばらしてみようと思ったことはあるがかなりのトルクをかけてもびくともしなかった。(苦笑)
ネットで調べてみるとハブとカセットが勘合しているのはLOWギアの部分だけだが、ハブに圧入する形で固定されているらしい。そしてカセットはLOWからTOPまではすべてピンで一体化されているのだ。
ミニベロに強いこのお店のブログに詳細が載っている。
したがってカセットをホイールから外すことも相当な困難を伴うが、取れたとしてもshimanoのカセットスプロケットはどう考えても組み付けることは出来ない。そうなるとSRAMスプロケット+shimanoリアディレイラーの組み合わせがNGの場合は、上述の盆栽いじりをするためにはshimanoスプロケットに対応したリアホイールが必要になる。。
そしてもしもシングルギアのクランクもダメとなるとクランクも交換する必要があるし、BBも交換だ。
一気に交換部品が増えてしまう。orz
STIとRDの交換だけの魔改造できちんと作動するならば余計な手間はかからないのだが。。。小声
いったん、現状のリアディレイラーを外して、shimanoのものを付けて試してみようかな・・・・(´ー`)┌フッ
ちなみに現在のブレーキはシマノ製のトリガーレバータイプとMTBタイプのキャリパーがついている。
同じshimanoのロード用のSTIならばこのキャリパーにつなぐことは出来るはずだが、レバー比というか油圧レシオが変わるらしい。
実用上は十分な聞き具合ならば問題はないのだが万が一身の危険を感じるレベルで効きが甘い場合はブレーキキャリパーもロードバイク用を用意することになる。。。
まあ、まずは今のギアのままでリアディレイラーだけ仮組みしてみてきちんと動くかどうかがはじめの一歩だな。(´ー`)┌フッ
そもそも、いじってみたいからドロップハンドル化を検討しているが、ドロップハンドルにするニーズは皆無だ。純粋な盆栽いじりに対する欲求なのだから。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
あえて言うならば現在のフラットバーハンドルは街乗りでお気楽ライドには悪くないが手首が疲れるという欠点がある。人間工学的にはやはり縦握りが出来るドロップハンドルの方が理にかなっている。
ただし、STIのブレーキは制動力においてトリガータイプに劣る。少なくともブラケットポジションでブレーキをかける時には力が入りにくい。その意味ではブルホーンハンドルが縦握り出来てしかもトリガータイプのブレーキに出来るので最強かもしれない。
そんな煩悩に揺さぶられながら、休みに入ってから久しぶりに銀ぎつね号に乗った。
正確には4月の通勤ちゃりザップで2回ほど走ったが。その時と今回の感想は下記となる。
・ハンドルが近くて高い。←色々やったが現状が限界
・路面からの突き上げがハンドル、サドルともにキツい←エア圧を7barから6barに下げたらだいぶマシになった。
※そもそもこのちゃりをドロップハンドル化してもどうしても不満は残りそうだし、バーハンドルの特権である歩道走行に対する免罪符を失うことになる。
注)バーハンドルなら歩道を走ってもあまり良心が咎めないとかドロップハンドルでは歩道を走れないというのは単なるオイラの思い込み、主観だ。(爆)
まあ、それはともかく、色々調べて居るうちに銀ぎつね号の純正ハンドルポストに高さ違いがあることを知った。
長さ違いで250、290、350mmが有り、350mmには角度違いで12度と6度があるようだ。
・250mm/角度12度
・290mm/角度12度
・350mm/角度12度
・350mm/角度6度
オイラのX11には290mmが標準装備らしい。
本気でドロップハンドルにするなら250mmにした方がハンドルまでの流れがスムーズかも。
だが、税抜きの定価で16000円もするらしい。orz
まあ、上述のように久しぶりに乗って、盆栽いじりの満足感は得られるが性能的にはどう逆立ちしてもフルサイズのロードには立ちうち出来ず、ミニベロのメリットを失うだけだと悟った。
ここはひとつ大人になって、魔改造は保留することにした。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
だが、この程度のことで盆栽いじりに対する煩悩の炎はたやすく消すことは出来ない。(爆)
ドロハン化はいったん保留というかあきらめるとしても、もう少し手首を楽にしてやりたい。
今のバーハンドルもかなり幅を詰めてあるのだが更に幅を詰めるなり、少し手前に絞ってあるハンドルに交換するという手がある。
そう思い立ってネットで探したら、あるじゃん。(爆)
10°スイープと言うのを見つけた。値段も大したことはない。アルミだが、KCNC製なので品質は信頼できそうだし、おそらく純正ハンドルよりも軽いはずだ。早速購入したのは言うまでも無い。
10°スイープを選択したが較べてみるとビックリするほどの違いは無い。(苦笑)
それでもグリップエンドで10mmくらいは手前に来るイメージだろうか?
クランプ径がΦ25.4でグリップ部がΦ22.2のテーパーになっている。
純正のハンドルではこのテーパー部の長さが邪魔して、シフトメカのクランプを内側に追い込みたくても限界があり、ハンドル幅を出来るだけ詰めたとは言えこの部分が限界を決めていた。
今度のKCNCのハンドルはテーパー部の長さが短いのでその気なら今までよりもハンドル幅で30~40mmくらいは詰められそうだ。
まあ、とりあえずは両端を10mmくらいずつ詰めて組んでみることにした。
真正面からの写真だとスイープの差の分もあり、更に短く見える。(笑)
組つけはあっという間に完了。
見た目はあまり違いは感じない。(^_^;
さっそく近所をぷらぷらと1時間ちょっと走ってみた。
それほど劇的な違いは感じないものの、それなりに効果はあったようで従来は1時間乗ると手首が凄く疲れたが今回はそれほどでも無い。v(∩_∩)
ま、本来はもう少しハンドルを前方に出したいところだが既に純正オプションのロングステーをつけているのでこれ以上は無理。これで妥協するしか無い。
まあ、やはりこれは街乗り専用として正しく使っていくのが良いのだろう。(´ー`)┌フッ