こと自転車に於いては
軽さは正義
である。
基本的にこのことに異論がある人はいないはずだ。
ある時は走破性を優先して重さを諦めるサス付きのMTBのような例はあるが、基本性能が同じという前提ならば軽さを否定する人はいないだろう。
ロードバイクに於いては数グラムの軽量化のために莫大な費用がかかる。
だから、ちゃり本体を軽量化するためだけにお金を掛けることはしない。安全快適に楽しむためのグッズへの投資は惜しまないが、数十グラムの軽量化にウン千円から万単位のお金を掛けるのはナンセンスだ。(´ー`)┌フッ
そんな感じで比較的近場を自分のド貧脚と相談しながらぼちぼちと楽しんでいるちゃりザップライフだが、行動範囲を少し広げるために輪行を計画している話は既に書いた。
輪行ありきの遠征、特に新幹線に乗る前提だと置いたときに占有してしまうスペースを考えると縦型の輪行袋を使うことになると思う。
もっともオイラの縦型輪行袋はいまだ海の上だが。(爆)
まあ、それはともあれ、そこまで遠出しない前提、しかも片道だけの輪行という割り切りでモンベルのコンパクトリンコウバッグというのを買った。これは名前の通りコンパクトで良いのだが、上には上が居るもので、もっとコンパクトで軽い横型の輪行袋があることを知った。
Pocket in(ポケットイン) 超軽量輪行袋 PI-1
これだと、袋タイプなので小物を落として紛失するリスクは少ない。モンベルのモノは梱包作業が実に楽な反面、上から被せて下を絞るだけなので下面がオープンのままなのだ。サドルも汚れるし。。。(^_^;
そうなると、試してみたくなってついポチってしまったのは言うまでも無い。(爆)
これをサドル沼、ならぬ、輪行袋沼と言うらしい・・・(-。-) ボソッ
これはモンベルと同じく横型の輪行袋である。ただし、袋型であると同時に軽くコンパクトにするために大きさの余裕が殆ど無い。
アマゾンのレビューを見る限りオイラのちゃりのフレームサイズ49.5なら入るはずだが、モンベルのようにハンドルをまっすぐのままではパッキングできないようだ。
手元に届いてから早速パッキングのトライをしてみたが、ハンドル周りがどうあがいても入りそうも無い。。。orz
おまけにハンドルを切った状態だとバイクが不安定になるので常に支えていなければならず、しばらく汗を掻いた後に断念した。
こりゃー、ムダな買い物をしてしまったかなぁと真剣に悩んでいた。
しかし、レビューを見るとフレームサイズ52くらいまでは入るとある。
オイラのがディスク仕様だからなのかなぁとか色々考えたが、きっと入れ方にコツがあるに違いないと思い、付属してきた説明書を読んだ。←初めから読めよ。
それによるとちゃりを寝かした状態でパッキングせよとある。
しかし、室内での練習はともかく、実際には屋外での作業なのでちゃりを地べたに寝かせれば傷がつくだろうし、その状態で引きずるように袋を被せるとなると軽いこととバーターで失っている丈夫さを考えるとあっという間に穴が開くのも間違い無いだろう。。。
いずれにしてもホイールの固定をしっかりしてハンドルを切るまでの間は安定して自立するようにしておくことが袋に入れる作業もやりやすくしてくれるようだ。
袋の形状を考えるとやはりリア側を先に包んだ方が作業性は良さそうに見える。
色々考えながら試した結果、最終的にコツをつかんだ。v(∩_∩)
当然、ちゃりを寝かしての作業なんてもってのほかだ。(´ー`)┌フッ
まずは上の写真の状態でリアディレイラーの部分に被せるようにしてから出来るだけたるみが出ないように袋を広げ、その状態でチェーンステーをつかんでハンドルの接地点を軸にしてサドル側を浮かせて袋を出来るだけ前に送り込む。サドルを下ろしてからリア周りの袋をたるみとりつつ、さらに上に、そして前に寄せる。
次にフロントアクスルをつかんでハンドルを浮かせて袋をハンドルの下まで伸ばす。
最終的にハンドルを90度切った状態でパッキングをするのだが、色々検証してみた結果、初めからハンドルを切ってしまうと袋がブラケット部分をどうやっても乗り越せない事がわかった。(初トライ時の挫折原因はここにあった。)
そこでハンドルを切ったときに前側になるブラケットを、ハンドルがまっすぐのウチに袋の先端にくぐらせておいてからハンドルを切るとすんなり収まる。。。
ここが一番のキモだったようだ。(^_^;
その後は、あちこちの弛みを取りながらジッパーがすべて締まることを確認する。
最後にキャリングベルトを取り付けて完成だ。v(∩_∩)
軽くコンパクトにするためなのはわかるがキャリングベルトが細い。(苦笑)
まあ、華奢なのは我慢するとしてもプラスチックのバックルが滑るので試しにチョコッと担いでみただけでずるずる緩んできた。
アマゾンのレビューでベルトが外れてちゃりを落としたという書き込みがあったが、さもありなんという感じだ。
ベルトだけはモンベルを使っているという人もいるようだ。(^_^;
さてどうしたもんか。。。。
モンベルのベルトを使うと信頼感は格段に上がるのは確かだ。
これはモンベルのベルトを着けた状態。
だが、後述するように輪行グッズをバラバラに袋に入れるのではなく、どうせならひとまとめにしたい。オイラのはディスクブレーキ仕様なのでダミーローターが必要になるし、担いだときにジャージを汚さないためにはチェーンカバーも欲しい。そして万が一にもフレームを傷つけないようにスプロケットにはカバーをつけたい。
それらを試しに愛用のツールボトルに突っ込んでみるとパッツンパッツンだがギリギリ収まる。だが明らかにキャリングベルトがかなり嵩んでいる。そのうちボトルのジッパーが弾けるのは目に見えている。(爆)
少しでも中身をへらすために付属の細いベルトを何とか緩まないように出来ないかと思って、普通に絞ったあとで折り返してもう一度バックルに通して見た。
すると、室内で少々担いで歩き回った程度ならば緩む気配は無くなった。
うん。これで試してみよう。あとは保険の意味でジッパーを少し開けて手を突っ込んでダウンチューブ部分を持っていれば万が一の場合でも落下を防げるはずだ。
そうすれば極細のベルトが肩に食い込むのもかなり防げるはずだ。v(∩_∩)
最終的に下の写真の状態からパッキング完了までは慌てず急がず確実に作業をして、だいたい8~10分程度。
モンベルの上から被せるだけのカバータイプの方がおそらく1、2分早くできると思う。
このあたりは時間に余裕を持って行動するのか、リスク対応を考えるかで使い分ければ良いと思う。
最終的にR250のロングツールボトルにすべて収まった。v(∩_∩)
中身はこんな感じ。
左上から時計回りに、輪行袋、キャリングベルト、ダミーローター、固定用バンド、固定用マジックテープ、チェーンカバー、チェーンテンション用のフックつきゴムバンド、スプロケットカバー、手の油汚れ防止用のシャワーキャップ(スプロケットに被せてからカバーをつける)、ツールボトル。
これならば万が一の場合も考えて常にボトルケージに入れておいても良いかな。
ちなみにオイラは大きめのサドルバッグをつけっぱなしなのでワイヤー錠とパンク修理道具、そしてぺらぺらのデイパックはサドルバッグに入れる。
真夏の2ボトル体制になるとちょっと考える必要が出て来るが1ボトルの季節ならこれで行けそうだ。v(∩_∩)
・・・ここまではしばらく前に書いてあった。
そして実際にプチ輪行をやったあとに少し追記をしてから与太話としてアップするつもりだった。
だが、なんとなく機会を逸しているウチにスキーシーズンに突入してしまった。(苦笑)
もうこうなるとなかなかチャリに乗る機会は無い。もちろん通勤ライドは別だが通勤は銀ぎつね号だ。グレートパンダ号はほとんど出番は無い。
ま、春になってからのお楽しみだ。(´ー`)┌フッ