ワールドヘリテージツアー・3日目である。
今日はオーランガバード近郊のエローラ石窟へ行ってエロエロ見てくるくらいで時間は余裕綽々。
午後早めに空港へ行き、夕方の便でデリーに戻るだけだ。
だから朝もゆっくり。
朝御飯は他のツーリストたちが席を立って空いた頃を見計らって7時半を過ぎてからにした。
時間はたっぷり有るのでチーズオムレツを作ってもらい、クロワッサンとコーヒーを楽しんだ。
デリーとオーランガバードでは南北に約1000km離れて居るせいか、朝の気温でも16℃くらいはあって暖かい。
出発は9時である。
まずはエローラの石窟を見に行く。距離にして30km程度。道も比較的良いので1時間かからずにイケる。
途中で遠くから眺めただけだが、オーランガバード郊外の山城を見た。
昔の要塞らしい。
ダウラターバード
サイババのお墓があるとガイドが言っていたが、サイババって聞いたことがあるけどなにをした人?いつ頃の人?
https://4travel.jp/travelogue/11014828
サイババってだれ??と言う事で帰宅後、これまたウィッキィーさんに聞いたのは言うまでも無い。(´ー`)┌フッ
なにやらすごい人だったらしい。
https://matome.naver.jp/odai/2143582542724929301
ちなみにホニャララ・バードという地名がインドには多数有るがイスラム教の街の名前だそうだ。上のダウラターバードというところも元々はイスラム教徒の古い街らしい。
ちなみにインドにはなんちゃら・プールという地名も多いがプールは城塞、城壁という意味らしい。
ヒンズー教由来の地名だが遠い昔には日本と同じく各地に大名、殿様が沢山居てそれぞれが自分の領地を守るための城を作っていたらしい。
古今東西、やることは同じということだな。(苦笑)
ダウラターバードを遠目に眺めたらすぐにエローラへ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E7%9F%B3%E7%AA%9F%E7%BE%A4
エローラ遺跡の珍しいところは、同じ場所に仏教、ヒンズー教、ジャイナ教の3つの宗教に基づく寺院、石窟が作られたと言う事にあるらしい。
これはジャイナ教の寺院。
もちろん、時代はそれぞれ違う。初めに仏教、つぎにヒンズー教、最後がジャイナ教のものが作られたそうだ。
アジャンターのような壁画は皆無だ。
その点、ヒンズー教、ジャイナ教の石窟は見応えがある。特に第16窟はすごいとしか言いようがない。スケールの大きさ、彫刻のすばらしさ。
美術、芸術にはとんと疎いオイラだがこうしたものには素直に圧倒される。
みんながお〇ぱいを触るからそこだけ黒光りしているらしい。。。。(爆)
これは第16窟に有る壁画。叙事詩ラーマ・ヤナを彫刻で表している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%8A
もうすごいとしか言いようがない。150年くらいかけて彫り上げたそうだ。
正確には上から順に掘って下りていったので掘り下げたと言うべきか・・・・バキッ!!☆/(x_x)
これ全体がひとつの岩から掘り出した「彫刻」なのだから恐れ入る。。。
ざっと見て回るとお昼近く。
フリースをTシャツの上に羽織っていたが、気づくと背中が汗でかなりぬれている。
それもそのはずだ。気温はかなり上がっていた。
同じ時刻のデリーはどうかというとこんな感じ。。。
気温の低さもさることながら深刻な汚染・・・って。(^_^;
エローラ石窟の入り口にあるレストランで簡単な食事をしたあとは町の方へ戻っていく。
途中で、日本語ガイドが遠くが少し霞んで見えるのを指さして
霧ですかね?
なんてとぼけたことをほざいていた。
さあね・・・と答えつつも、心の中では
PM2.5に決まってんじゃん!!
と叫んでいた。(爆)
デリー界隈に住むインド人にはすでに大気汚染のことはかなり認知されているようだが、ムンバイやオーランガバードのように気候的にも過ごしやすく、ひどい大気汚染が皆無な場所で暮らしている人たちはまだまだそうしたものへの知識は殆ど無いようだ。(日本の初夏の頃は相当暑いらしいけど)
空港への移動途中で時間にかなり余裕があるので
ビービー・カー・マクバラー
Bibi Ka Maqbara
と言うところに寄った。これはオイラのリクエストではないが時間調整のためだろう。。。
俗にミニ・タージマハルと呼ばれているそうだ。
タージマハルを作ったムガル帝国第五皇帝の息子であり第六皇帝の奥さんの墓だそうだ。その息子が母親の死後に作らせたものらしい。
しかし、ネットで調べると貧乏人のタージマハルなどと揶揄されてしまっているそうだ。
まあ、確かに本物を見たあとでは荘厳さ、美しさは比べるべくもないが。(苦笑)
大理石は本堂?の正面だけでしかも大理石の種類がタージマハルとは違うので色がくすんでいる。それ以外は石の上に漆喰を塗ってから彫刻をしているそうだ。
ちなみにアーグラーに有るタージマハルはこんな感じ。
すべて大理石で出来ていて、水晶を含んだ大理石なのでその白さはすばらしい。。。
その後、オーランガバードの市街地を通過してオーランガバードの街を取り囲んでいた城壁の残骸?を見つつ、その昔、街の四方にあった門のうち、デリー門、メッカ門を眺めつつ空港へ。。。
午後5時過ぎのフライトなのだが15時には空港に到着してしまった。
まあ、街中にはこれと言ってもうみるものもないので特に問題は無い.(笑)
フライトの2時間前、空港到着がインドの場合は国内線で有っても基本とはいえ空港はガラガラである。(苦笑)
土曜の夕方のデリー空港が激混みだったのとは好対照だ。まあ田舎の空港だからね。
たぶん年末の休みで地方に帰る人が多かったのだろう
そして帰省客が戻るにはまだ早いのかも。(爆)
時間が早すぎてチェックインも出来ないためしばらく待っていたが、ようやくチェックインが始まる気配。
あちこちで一緒になったベトナムからのお坊さんの団体客がいたので、荷物のセキュリティーでもたついている間にあっさりチェックイン。
早いチェックインだったので席は来るときとちがって前の方。v(∩_∩)
セキュリティーを通ってしまうと何もなさそうなので手前のカフェコーナーでエスプレッソを注文して見た。
でもオーダーしてからコーヒーマシンの暖機をしてたからだいぶ待たされた。(笑)
まあ、万が一、時間通りのボーディングが始まるとしてもまだ1時間半有る。
そしてようやく来た物はどう見てもエスプレッソではないのだが。(苦笑)
それに79ルピーとあったから100ルピー渡したらお釣りは当然のように持ってこないし・・・(^_^;
家で入れるネスカフェのインスタントの方が遙かにマシな感じ(爆)
まだかなり時間が有るのでウマくもないコーヒーで粘りつつのんびりしていると、空港内をすたすたと猫が歩いて行く。
インドで初めて猫を見た。構内を鳥も飛んでるし、実に自由な感じだ。(爆)
コーヒー飲んでからようやくセキュリティに向かうもそこはインド。
たかが、10名程度の列で10分弱待たされた。orz
前に並んでいたオランダ人夫婦がぶつぶつ文句言っていた。(爆)
そして今度は良い意味で驚いたことに、時間通りにボーディングが始まり、時間通りに離陸しそうな勢いっ!!
・・・そして、定刻通りに飛んだよ。(驚)
後は無事に降りることを祈るのみ。
デリーは霧で離発着出来ないことが多いからなぁ・・・
帰りは比較的空いているため3人掛けの窓側と通路側だけに人が座っている感じ。オイラは通路側の席で、一つおいた窓側は日本人だった。
それにしても
アテンダントのニーちゃんのコロンと腋臭が臭すぎっ!!
オイラの横で安全説明するんじゃねー。
てめーが腕を上げ下げする度に脇がパフパフしてくせーんだよっ!!(爆)
離陸後程なくして機内食の軽食。ベジかノンベジかという選択肢はなかったらしく無条件で同じものが配られていた。
乾いたロールパンとベジカレー、乾いたサンドイッチとケーキ。
砂糖と粉ミルクは飲み物の為だからわかるとしてケチャップは何に使うのだろう? サンドイッチかな?
やがてデリー空港が見えてきた。
いや正確には眼下に真っ白な世界がいつまでも広がっており、地面まであと数十mまで来たところでようやく滑走路の誘導灯の明かりがぼんやり見えた。(苦笑)
無事に着陸したあと、ターミナルに着くまでの間、窓から外を見ると真っ白である。(^_^;
機内からでると寒いし、臭いし・・・・
ああ、帰ってきたなと言う感じだ。バキッ!!☆/(x_x)
今までの経験上、いかに世界遺産といえども、インドの場合は古い建造物か彫刻が殆どであり、いわばカビ臭いものしかない。だから何日も続けてみていると飽きてしまうため、今回はムンバイはパスしてゆったりスケジュールでアジャンター、エローラに絞った。
行った感想はというと、見たものはどれもすごいものばかりだったがやはり2日が限度。判断は正しかったようだ。(苦笑)
それと結果として避寒、避・大気汚染になった点は良かった。
逆にエローラ遺跡あたりは5月を過ぎるとものすごく暑くなりすぎて観光客が来ないらしいからちょうど良かったのだろう。
さあ、これで当分は連休はない。
残った休みはアパートでゴロゴロして過ごそう。v(∩_∩)