戦うツーリスト・ワールドヘリテージツアー:1日目 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

5日の土曜日から8日の火曜日までは仕事は4連休だ。8日がインドのお祭りで祝日なのだ。(^_^)v
ダシャラ祭といってラーマ王子がやっつけた悪いやつをかたどった巨大なわら人形を爆破?するらしい。
これが終わると今月末にはインドで最大のお祭りであるデワリが有る。
https://palette-in.jp/20181018_whatisdussehra/


まあ、そんなわけで4連休だ。
4日間もブラブラするのは退屈だし、かといってデリー市内の有名な世界遺産はすでに行ったし。。。。
そこで考えた。デリーからアクセスの良い場所にある世界遺産を回ってこようと。。。
なんと言っても有名なタージ・マハルを見てみたい。もっともインドに来るまで知らなかったが。バキッ!!☆/(x_x)
ピンクシティと呼ばれるジャイプールの街も見てみたい。
これまたインドに来るまで、そしてインド版の地球の歩き方を読むまでは知らなかったのは言うまでも無い。バキッ!!☆/(x_x)
それはともかくどうせ日程は余裕があるので電車で回ろうと思って調べたところ、電車自体は特に問題なさそうだ。だが、同僚たちが口をそろえて、有名ポイントだけに、日本人だけでなく世界中から観光客が来る場所ばかりなので、物売り、物乞いがものすごくしつこいので鬱陶しいからガイド付きの方が良いよと。。。
なるほど。。。
しらべて見ると日本語ガイドがついてくれるツアーがいくつかあるようだ。当然値段は高くなるが電車で行ってから現地移動のタクシーやオートの交渉などの煩わしさも含めると、お手頃かもしれない。
いろいろ調べた中からデリー発、アーグラ1泊、ジャイプール1泊、デリー戻りという2泊3日のツアーを申し込んだのはもう1ヶ月以上前だ。
もともとは日本から来た観光客向けのオプションツアーのようだが、出発はデリー市内だけではなくグルガオンからでもOKなので決めた。
余裕のある日程なので初日は8時にアパートでピックアップしてもらうことになっていた。
時間にセキュリティーゲートに行くと、達者な日本語を話すガイドと左の中指がないドライバーが待っていた。(^_^;
挨拶もそこそこに出発。
オイラは後部座席でふんぞり返っていれば観光地まで連れて行ってくれるという手はずだ。(^_^)v

グルガオンからアーグラーまではだいたい250km。高速道路はあるが日本ほどのアベレージで走れないこともあり、途中の休憩を含めて4時間半というところだ。
郊外に出るとだいぶ交通量も減り走りやすくなる。ポルシェが走っていた。インドではメルセデスやアウディは割と見るが、さすがにポルシェは初めて見た。(笑)
2時間ほど走ってサービスエリアで休憩。
ここは日本のチョットしたパーキングくらいの感じかな。
スタバ サブウェイまであった。

その後も走り続け、お昼過ぎにアーグラーに到着。
まずは昼食。

高級なレストランが予約(といってもガラガラだから予約なんて無くても入れるがツーリスト会社の契約先なのだろう)されており、いわゆる定番の
ターリー
が出てきた。

いわば、ワンプレートのカレー定食と言うところだ。
普段食べるインドめしと違うのはナンが出てきた事。ナンは高級なのだ。専用の窯がないと焼けないらしく、一般庶民はチャパティをフライパンで焼いている。オイラが普段、お昼に食べているのもチャパティだ。(^_^)v
オイラ的にはナンは油っぽい物が多いのでチャパティの方が好きナンだが。。(^_^;
しかし日本向けに辛さは抑えてあると言うが、けっこう辛かった。(爆)
食事が終わったら、まずは本日のメインイベント。
タージ・マハル
聞きかじりのうんちくを書くのは面倒なので関連サイトをリンクしておく。興味のある人はそっちをよんどくれ。(爆)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%AB

確かに現物は実に美しい。汚れが目立たず美しさを保っているのは水晶が入った大理石だからだそうだ。ガイドが言うにはイタリアやギリシャの大理石と違って水晶が入っているから丈夫で風化しないのだと。。。

確かにローマやギリシャとは経過時間に差はあるがそれを差し引いても劣化を感じられない美しさだ。

解説本にあるとおり、これはマハル=宮殿ではなく、マハルという名前のお妃様のお墓なのだそうだ。現在はこれを作った王様と並んで棺が公開されているが、中身のミイラ?は地下に安置されているそうだ。


これを作ったのはその昔、インドに攻めてきて支配したムガル帝国の王様だ。

しかし、現在のインドの大多数を占めるヒンズー教徒からすればイスラム教は異教徒でしかも侵略者であるとは言え、死者をそのまま晒すことまではして居ないと言うことなのだろう。。。

ちなみにこのあと行ったアーグラー城もそうだがお祭り週間と言うことでインド人も含めた環境客が多くチケットを買うのが大変だった。
ガイドはその点わきまえていて、現地のガイド?に電話してあらかじめ買って置いたチケットを分けてもらっていた。まあ、いわばダフ屋みたいな物か。。。。(苦笑)
割高なんだろうけどツアー客を待たせない事が大事なのだ。(爆)
その辺も高いツアー料金に織り込み済みなのだろう。

ひとしきり見て回ったあとはアーグラー城だ。


アーグラー城は広い。建築物もすごい。
でも行ったという満足感、達成感だけかも。(苦笑)




タージマハルを作った王様は晩年、息子に幽閉されてしまい、牢屋の窓からタージマハルを眺めて過ごしたという話だ。


インドに来てからまだ2ヶ月だが、総じて
イスラム遺跡(ムガル帝国):建築物と彫刻がすばらしい
 ※トルコやペルシャのながれなのだろう
ヒンズー教の遺跡:建築物(寺院)と神様をかたどった彫像がすばらしい
仏教の遺跡(博物館で見ただけだが):仏像もすばらしいがやはり絵画が美しい
ジャイナ教の遺跡:神様をかたどった彫像がすばらしい
という印象だ。


アーグラー城を見たあとはまだ時間が早いことも有り・・・というか初めからツアーに盛り込まれているのだが大理石の加工品屋に連れて行ってくれた。
このみやげ屋、兼、工房の主人?がこれまた流ちょうな日本語を話す。立て板に水とはまさにこのことだ。(爆)
毎日、日本人ツアー客を相手にしているようだ。(^_^;
肝心の大理石の細工物だが自慢するだけあって確かにどれもこれもすばらしい。
値段の高い安いは別にして目の保養にはなった。(^_^)v
まあ、オイラは遺跡観光が目的だし、今後何年もインドに居るから今回は何も買わないけどね。(^_^;
ちなみにガイドさんといろいろ話をしていたら、彼はデリーに単身赴任?しており、家族は田舎に居るらしい。そしてその田舎がブッダガヤという仏教の聖地らしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%80%E3%82%AC%E3%83%A4
シッタルダが悟りを開いた際に座っていた場所があるそうだが、どこかのブログの情報では現在は柵で囲まれているらしい。
何でもその昔、オウムの麻原が勝手に座ってしまってから柵ができたとかなんとか・・・・(^_^;
コルカタ観光のついでと言ってはナンだが行ってみたい場所ではある。
余談だが、ガイドに聞いた話では日本で売っている「スジャータ」というミルクの名前はブッダガヤにある村の名前から取ったらしい。更にネットで調べるともともとはシッタルダにミルク?を与えて悟りを開く手助けをした村娘の名前がスジャータと言うそうだ。商品名はここから取ったのだろうなぁ。

インドで昔の物に触れると日本で見聞きした名前がたくさん出て来る。それがなんなのかすらまともに知らなかったが、殆どの物は仏教つながりでインドの伝説に由来していたりする。昔の人はいろいろ勉強していたんだなとつくづく思う。
夕方5時くらいにチェックイン。
ガイドとドライバーはそれぞれ安宿に泊まるのだろう。オイラのチェックインを見届けて翌日の出発時間だけ確認すると居なくなった。
晩ご飯までまだ時間が有るからビールでも、と思ったらミニバーにビールが無い。orz
晩ご飯まで時間が有るので炭酸飲料を飲んで我慢したのは言うまでも無い。
晩ご飯はビュッフェスタイル。外国人観光客が多く泊まるホテルでそこそこちゃんとしたホテルのせいか食事もいろいろ。
オイラが食べたのは、チキンビリヤニ、サラダ、インド焼きそば、豆カレー、ナン 。

そしてとうぜんキングフィッシャー・ビール。(^_^)v

グラスに容量のマークがあるのはインドに来てから初めて見たが、まあイギリス統治時代の影響を考えればあって当たり前か。。。
ちなみにイギリス統治と言えば、インドで最も盛んなスポーツであるクリケットはイギリス発祥である。そしてクリケットが盛んな国はイギリス、インド、オーストラリアだそうだ。まあ、わかりやすいね。(´ー`)┌フッ
その中ではオーストラリアが強いらしい。がたいが良いのが多いからなぁ。イギリス人はでかいがあまり敏捷なイメージはないかな。(苦笑)

この日は部屋で飲めないのでオイラにとってのドライデーとなり、ビール1本だけで我慢し、21時には寝てしまった。(^_^;

2日目へつづく・・・・