もうずいぶん前の話。まだ冬のさなかのことだ。
その日も天気予報を信じていたので通勤ちゃりザップのつもりだった。
だがあさ起きて外を見ると何とも微妙。。。。雨と言うほどでは無いが何となく霧雨と霧の間くらいの感じ・・・・
それでも回復基調なのは間違いないのでちゃりで出かけることにしたのだが、これがけっこうしっとりと・・・・(苦笑)
走っているとウエット路面からの跳ね上げもあるので、しぶきが多いときはディスクにも水分が付着するため、制動時に盛大にブレーキ鳴りがでる。
数日前にキャリパーのセンター出しをしたおかげで鳴り響くことに違いは無いが、以前経験したときに比べれば多少はマシだった。(苦笑)
だが、それでもちょっと恥ずかしいレベルではある。(恥)
そのうち、パッドの面取りをするとかパッドグリスを塗るとかやってみるかなぁ。。。
その日の帰りはドライ路面だったが、朝の雨中走行でパッドとローターがきれいになったのか、制動力とフィーリングが良くなっていた。
当然、ドライコンディションでは鳴り響くことなどない。
以前、どうしてもブレーキ鳴りが収まらないときは試しにメタルパッドを使ってみようと思って買ってはあるが、まずはセオリーどおり、レジンパッドのままで面取り&パッドグリスを試してからだな。
そもそも、基本的に雨の日はちゃり通勤はしない予定だしね。(´ー`)┌フッ
だが、そんなことを考えている内に、物欲とぷち盆栽の欲望がムラムラと・・・・
通勤用の盆栽キング号と、週末ライド用のグレートパンダ号はどちらも油圧ディスクブレーキ仕様にしてある。そしてそのディスクはセンターロック方式だ。
だが、MTBで先に普及したディスクブレーキはセンターロックではなくて6本のボルトで固定するタイプの方が主流である。
だから各社がいろいろ出して居るディスクローターは6穴タイプの方がバリエーションが豊富なのだ。
そこでまずはシマノが出して居る6穴ディスクをセンターロックタイプのホイールに付けるためのアダプターを買ってみた。
すぐに使う予定はないがディスクローターもパッドも所詮は消耗品だ。いずれ交換するときの選択肢を広げる意味で手に入れたのだ。
そしていろいろ見ている内にフローティングタイプのディスクに替えてみたくなってきた。
オートバイの場合で言うと、フローティングディスクの利点は熱ひずみの少なさにある。ローター部分が一体ではなく、リベットを介してガタガタ動くようになっているのだ。
激しいブレーキング時にはかなりの発熱をするものだが、その際にローター部のひずみを押さえて制動力の安定化を図るというものだ。
前述のような雨中走行時の鳴きに対する効果は期待薄だがなんと言ってもフローティングディスクはかっちょいいのだ。(爆)
オートバイでもそうだが、ちゃりでも同じなのだ。
今つけて居るシマノのディスクはイマイチ感が強い。(苦笑)
グレートパンダのはロードタイプの整流板付きなのでのっぺりしていてかっこわるい。
盆栽キングはMTB用のスタンダードなものを付けてある。これまた、見た目は「普通」である。
そんな意味の無い欲望に駆られて通販サイトでブレーキローターをいろいろ見ている内に見つけてしまった。
カンパニョーロのフローティングディスクだ。センターロックタイプなのでアダプター無しでも付けられる。
これは是非、グレートパンダ号に付けたい・・・・
値段は今付けているシマノのロード用よりも少し高いがフローティングのルックスに目が釘付けだ。(爆)
欲しい・・・・(^_^;
だが、ポチりそうになる人差し指を強い意志で押しとどめた。
最大の理由は上述のようにフローティングでは恐らく「鳴き」対策にはならないからだ。
パッドの清浄性を保ち、ディスクとの間に入り込む水分を効率よく断ち切るには、穴あきタイプの方が効果があるはずだ。
現在つけて居るものにももちろん穴は空いているが、サードパーティーのものはかなり大胆に穴が空いているものが多い。MTB用がほとんどだが制動力確保のために大径化するローターの軽量化と泥水の排出性能向上を兼ねているのだろう。
残念ながら6穴タイプばかりだがアダプターを使う前提ならば問題ないはずだ。
いろいろ見ている内に海外通販サイトで見つけたのは、フローティングでしかもかなり大胆な肉抜きがされているものだ。しかも安い。
同じ商品をいくつかのサイトが扱っていたが、2k程度で販売しているサイトがあったため、思わずポチってしまった。
サイズは160mm。
結局勢いでカンパのディスクもポチってしまった。(^_^;
盆栽キング号は前後ともに160mmだし、通勤ちゃりザップでは雨中走行の機会も多いため、まずはお試しだ。
グレートパンダ号はフロントは160mm、リアは140mmだ。
雨の日は週末ライドはしないのだが、ちゃりイベントに参加するときは雨中走行もある。残念ながらグレートパンダ号も水たまりを通過したあとはブレーキ鳴きが出ているので本格的な雨中走行ともなれば、やはり盛大に鳴り響くのは容易に想像が付く。(苦笑)
MTB用はかなり大胆な肉抜きパターンである。これは軽量化が大きな目的の筈だが、雨中走行時にパッドとディスク間の水膜を切るのに有効だし、パッドの正常性を保つのにも役立つはずだ。
パッドの摩耗が早そうだけどね。(苦笑)
まあ、何はともあれ盆栽キング号で試してみてからだな。(´ー`)┌フッ
届いたのは3月半ばだったがその頃には脚をぽっきりやってしまったため、約2ヶ月間お預けになっていた。(苦笑)
だが、連休を迎え、何とか二足歩行もできるようになったこともあり、とりあえず着けてみることにした。
まずは盆栽キング号。
shimanoのアダプターを使って6穴ディスクをセンターロックに装着できるようにしてある。しかしいざ取り付けようとして・・・・
おいらの使っているホイールはカンパニョーロのゾンダなのだがナットのオスメスがshimanoホイールとちがうため、ナットがアダプターと鑑賞してしまい締め上げられないことが判明した。orz
仕方なくディスクは今までのものを使い、その代わり鳴き対策としてレジンパッドの前後の角を面取りし、パッド裏にはパッドグリスを塗ってみた。
果たしてどうなるか・・・・
お次はグレートパンダ号。
こちらはセンターロックタイプのディスクなので問題なくボルトon。v(∩_∩)
同じくパッドの面取りとグリス塗布をし、キャリパーのセンタリングをして終了だ。
くう~。やっぱかっちょいい~。(自己満足)
日付は変わり、今朝は本降りの雨。
予報では一日中雨のようだ。
部屋掃除もあと少しまで来ていることもあり、せっかくの雨なので確認の為に近所を少し走行してきた。v(∩_∩)
結論から言うと、「レジンパッドの前後方向の面取り+パッドグリス塗布」は効果は出ている。
鳴きは完全には解消していないが、ブレーキのかけ始めだけ1秒ほど鳴くがそれはすぐに消える。以前はブレーキをかけている間中、恥ずかしいくらいに貼り響いていたのだからかなりの改善効果だ。v(∩_∩)
断続的なブレーキの使用ならばほとんど鳴きは出ない。
こうなると穴だらけのディスクでも確認したいなぁ。。。(苦笑)