魔改造・その後 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

以前、週末ライド用のロードレーサーの方はやろうと思えばチューブレス化ができそうだけど、あえてやらないという話を書いた。

https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12424532518.html

その理由は週末ライドの時は時間があるのでパンクしても道具さえ持っていればなんとかなるから。(笑)

そしてチューブレス化してしまうと
具合が悪いこともあるから。


①シーラントを入れた状態でパンクすると、シーラントでふさがれるレベルの穴なら良いけどタイヤが裂けてしまうと、シーラントで手をべちゃべちゃにしながらチューブを入れて応急処置をしなくてはならない。


②前後チューブレス化していると万が一を考えると予備チューブを2本持たないとロングライドでは安心出来ない。

②に関してはチューブならばパッチさえあれば何回パンクしても対応可能だが、チューブレスでチューブを入れないとリカバリー出来ないレベルのパンクに見舞われた場合、前後両方にダメージを負ったらその時点で予備チューブ1本では対応不可能となるのだ。

だから、週末のロングライド用のちゃりはチューブ入りのままで良いのだ。(´ー`)┌フッ

だが、かれこれ4ヶ月ほど前になるが、正月明けに通勤途上で
タッピングビスを拾ってパンクした時に思った。
1分1秒を争うとまでは言わないが、通勤途上でのトラブルはかなり面倒だ。それに1回の走行距離は短いので前後同時にダメージをくらう可能性は皆無だろう。

だったら、チューブレスの方がリスクは少ないかもしれない。
シーラントを入れておけば釘やビスレベルの穴なら走りきれる可能性は高い。
何よりも朝はまだ明るいのでマシだろうが、帰宅時は暗い中での修理作業となるのでやはり避けたいところだ。

そう考えたわけだ。

現在、通勤用ちゃり、盆栽キング号に履かせているホイールはカンパニョーロのZonda。ディスク仕様だ。
これはチューブレスレディタイプではなく
正真正銘のクリンチャー専用ホイールだ。(^_^;

タイヤはパナのグラベルキングのスリックタイプ。32C。このタイヤはチューブ専用だと思い込んでいたけどよくよくみたらチューブレスレディタイプらしい。

と言う事はホイールの方をなんとかすれば、力尽くでチューブレス化できんじゃね・・・???

ちなみに通勤用の盆栽キング号に以前使って居たシマノのRX31というホイールを予備として持っている。これも正真正銘のチューブ用クリンチャーホイールだ。ニップルの穴がばかばか空いている。(苦笑)
だが、これを購入したWiggleのサイトを見ると、Q&Aにこのホイールはチューブレスで使えますか?というのがある。そしてこの質問に対するWiggleの回答が、
No tubeのチューブレスキットを使えばできますよ というものだった。

もちろん、自己責任なのだろうが力尽くでやる気ならできるということなのだろうか??

魔改造への誘惑がむくむくとわき上がってきた。(爆)

このRX31ホイールはタイヤ無しの状態で保管中なので確認してみた。
するとバルブを通す穴がデカすぎてそのままだと、手持ちのチューブレスバルブの根元のゴムだけでは塞ぎきれない事が判明した。

ニップル穴はリムテープでふさぐとしてもこれは致命的だ。
前述のNotubeのチューブレスキットというものを調べて見たところ、チューブレスバルブにゴム製のリムテープというかゴムベルトが一体化したのがキモのようだ。こいつがデカすぎるバルブ穴を塞ぐらしい。
海外通販でもけっこうするし、日本アマゾンでは売っているショップもあるが本来の2倍くらいの値段でぼったくっている。
そもそも回転部の軽量化が目的では無いとは言え、ゴムのふんどしをぐるっと着けるなんてナンセンスだ。

そこで考えた。
チューブレスバルブの直径は6mm弱だ。だったら6mm用のアルミワッシャを上手くリム形状にそうようにまげてリムに貼り付けて、その上からリムテープを巻けば行けるのではないか??
あるいはひとまわり大きなゴムのワッシャというかパッキンがあればそれでも十分なはず。水道用のパッキンで穴径があえば使える筈だ。外径は大きすぎる部分を切ってしまえば良いのだ。


チューブレス化するなら当然zondaホイールをする。
幸い、zondaホイールにはスポークのニップル穴は無い。そこからのエア漏れのリスクは皆無だ。
ただし、タイヤのビード面のシール性を確保するためにリムテープは巻いた方が良いだろう。リムテープの捲く回数で厚さ調整をすれば、ビードの締め代をあげることができて,エアの保持性も良くなるはずだ。

具体的に作戦を練り始めた。
以前、フロントは一度パンクしたのでタイヤそのものに穴が空いている。
そこでまずはタイヤが無事なリアで試してみることにした。
まずは肝心のzondaホイールを確認してみた。一度タイヤとチューブを外してみたのだ。
幸い、バルブ穴はそれほど大きくないのでチューブレスバルブだけでふさげそうだ。

穴がでかい場合に備えてゴムパッキンや樹脂ワッシャーを用意してあったがとりあえずは無しでもなんとか行けそうな感じだ。(^^)v

リムテープは3Mの安いものを使用した。本来のチューブレスレディ用として売っているリムテープは高い。それに比べて3Mのテープは数分の一の値段だ。ネットで調べるとこれで十分という意見も多い。
それに厚さが薄いので巻き数でタイヤのビードとの締め代を調整出来そうだ。

さっそくやってみることにした。(^^)v

前述のようにタイヤ自体にダメージを受けていないリアタイヤで試すことにした。

タイヤとチューブを外したら、リムをクリーニングだ。リムテープを密着させる必要があるので、いったん水拭きした後にアルコールウエスで脱脂しながらもう一度きれいにした。
そしてリムテープの貼り付け。
バルブ穴の向こう側から巻きはじめ、2巻きしたあと、こちら側で終わりとした。バルブ穴部分は3重にしたわけだ。


チューブレスバルブは手持ちのものを使ってみた。

・・・・・・のだが、手持ちのものはどれも40mm程度の長さ。ゾンダホイールのリムハイトは全然ディープでは無いのだが装着してみると明らかに短い。。。(苦笑)

仕方が無いのでこの時点で作業は中断し、チューブを入れて組み直した。(爆)
アマゾンで長めのチューブレスバルブを探して発注したのは言うまでも無い。(´ー`)┌フッ

最後はタイヤの装着だ。
タイヤ自体は新品では無いため、すんなりハマった。

さてさて、いよいよビード上げだ。

タンクを内蔵していて一気にエアを放出することができるフロアポンプを持っているのでまずはそれでトライだ。
今までの経験上、バルブコアが付いていると空気の入り方が遅くなり、ビードが上がりきらないため、コアを外してトライした。

バルブを切り替えるとパコっとビードが上がった。v(∩_∩)

 

だがシーラントを入れるためにポンプの口金を外したとたんに空気が抜けると同時にビードも落ちてしまった。ガク

仕方ないのであらかじめシーラントを入れておき、バルブコアも着けた状態で今度はCO2ボンベを使ってビードを上げた。

今度はシーラントが入っているのでプシュプシュとシール性が悪い部分から吹き出してくる。(苦笑)

それでもしばらくすると落ち着いたようだ。v(∩_∩)

 

そこで一晩寝かして様子を見ることにした。

そして今朝。寝る前に6barまで上げておいたエア圧は2barを切りそうな勢いだ。MTBなら2barくらいでの運用だから問題ないが、なんちゃってシクロクロスとはいえ最低でも4barできれば5bar位で運用したい。メインの用途は通勤なのだから。(^_^;

 

この時点でいったんチューブレス化はあきらめた。ガク

再びチューブ入りで組み直したのは言うまでもない。

 

通勤用の盆栽キング号に関してはzondaホイールを使う限りは力尽くのチューブレス化は日々の手間がかえってかかる上にまるでマージンになりそうもないのであきらめたのだ。(苦笑)

 

今日のところはいったん引き上げてやるぜ・・・・(´ー`)┌フッ