終活・・・・老いては子に従え | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

かつては表題のようにロートルは引退して、若手に主導権を渡し、口出しすることも控えたものである。
だが、
今や高齢化社会。老いてなお、意気軒昂なのが当たり前になってきている。(苦笑)

それは会社組織でも趣味の集まりでも年齢構成が頭でっかちになっていることを示している。

かつては一定の年齢を超えたら、若手に実務の権限を委譲し、ゆうゆう楽隠居を決め込むのが当たり前だったはずだ。しかし、今はその若手が極端に減ってきているため、
任された「若手」の負荷は従来以上に高いものとなっている。
また、老いては子に従えなどはどこ吹く風で、OB扱いの立場であれこれと指示したり、要求するロートルが増えている。

趣味の集まりでもそうだ。まだ仕事を持っている「若手」にさまざまな役責を付け、実務をやらせるのが従来の伝統なのはどこも同じだが、現在の「若手」タチにとっては
次に実務をゆだねるさらに若い世代がほとんどいないため、いつまで経っても「若手」として働かなければならない。しかも、日常的な仕事をこなしながらである。
これに対して、悠々自適なロートル達は有り余る時間を活用して、好きなことを満喫している。そして何かにつけて雑務を「若手」に依頼してくる。


これではさらなる若手が定着しないのもムリはない。

年金と同じで延々と働かせされるだけで、自分が楽をできる時代は来そうもないのだから・・・・(苦笑)

オイラの会社で作っていたスキー部もまさにそんな状況になっていた。数少ない実働部隊の高齢化も進み、しかも転勤でまずます人数が減ってしまい、実働はほぼ無くなった。しかし名簿上は幽霊部員が大勢いるので会社のイベントがあるときには手伝い要員を出せと言われてしまう。
オイラが九州に転勤になった数年前に、


もうクラブはつぶせ

と言って実際に解散させた。

OBが毎年楽しみにしていた年末年始合宿も結局はOBにとっての同窓会でしかなく、いろいろお膳立てをする現役メンバーに負荷がかかっていただけだからだ。

今や、職場とは関係ないところで参加しているスキークラブも転換期に来ている。
若手のメンバーで実働する人数はかなり減ってしまい、
元気が良いのはシニアメンバーばかり。有り余る時間にものを言わせて、滑走日数は現役組の数倍である。
だが、それでも悪しき伝統に従って、もろもろの実務は若手におはちが回ってくるのだ。

年齢構成が末広がりならばこれで良いのだが、頭でっかちのキノコ雲では、
デカくなるばかりの頭をやせ細った軸では支えきれなくなる日が来る。
こうした集まりも真剣にどう終わらせるかを考える時代になりつつあるのだろう。
いわば、終活である。(´ー`)┌フッ