富士山ロングライド | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

週末は富士山ロングライドに参加してきた。
昨年、初参加した。昨年はちゃりに乗り始めてすぐだったことも有り、70km程度のミドルコースを走った。
それでも登りで息も絶え絶えだった記憶がある。

あれから1年間乗り続けてきて、特に2週間前には
望郷ライン・センチュリーライドという登りと下りしかないようなロングライドイベントも走破した。(^_^)v
それなりに経験値は上がってきているのだ。


今年は当然130kmのロングコースに参加だ。(^_^)v

コースマップを昨年のものと見比べる限り、昨年の方が登りが多かったように思う。記憶では昨年のミドルコースでの獲得標高よりも今年のロングコースのそれの方が少ないくらいではないかな???
たしかフジテン・スノーリゾートの脇をヒイヒイ言いながら登った記憶があるのだが、今年はそこは通らなかったし、そんなにキツいと思える登りはなかった。(笑)

土曜日のお昼時に到着して受付をしたときは
小雨交じり。風がかなり強く、肌寒い。
足慣らしで山中湖の周りを走るという選択肢はこの時点で消滅した。(爆)

先日の望郷ラインは単独参加だったが、今回は友人が一緒だ。時間をもてあますことがないのが助かる。(^_^)v
足慣らしを取りやめたので、湖岸の食堂で少し遅めのお昼ごはんだ。


ほうとう定食
ワカサギのフライが美味しかったがちょっと小さかったかなぁ。それでも久しぶりのほうとうは美味しかった。(^_^)v

その後、早めに宿に入り、うだうだして過ごす。
晩ご飯のあとは少しだけ晩酌し、8時過ぎには寝てしまった。(苦笑)

翌朝は6時スタート組でエントリーしてあったので5時過ぎには駐車場に入り、準備。
幸い、天気は大丈夫そうだ。


6時スタート組の中盤から後方くらいのポジションで並んでスタートを待つ。
しかし、前説というかMCの話が長く、結局先頭スタートは6時15分。オイラのスタートは6時半を少し過ぎたくらいだったかな。

山中湖湖岸にある公園をスタートし、序盤は湖岸のサイクリングロードをゆっくりと整列走行。
時間が早いからまだ観光客はほとんど居ない。朝日を浴びた富士山の写真を撮るために構えているアマチュアカメラマンが時折居るくらいだ。
サイクリングロードを対向して走ってくる人もいないので走りやすいのはいいのだが、参加者の中にはその狭いサイクリングロードでバンバン抜きにかかる馬鹿が意外にいるので鬱陶しい。

ま、レースではないし、張り合う気も無いので勝手に行かせておいたけどね。ヽ(´ー`)ノ ハア

序盤の気温は18℃くらいだったと思う。しかもペースが遅い上に風が強いので肌寒い。半袖短パンでは腕に鳥肌が立つくらいだった。(苦笑)
湖岸を離れると多少は気温も上がり、陽射しも時間とともに強くなってきたので第1エイドステーションに着く頃にはOK。

この辺まで来ると国道、県道を走行するのだがまだ時間が早いおかげで車も多くはなく、走りやすい。集団もばらけてくるので自分のペースで走れるのも助かる。

山中湖から、忍野をかすめて河口湖大橋へ。
ミドルコースは河口湖の北岸を走ったところで折り返すが、今回はロングコース。
このまま西湖、精進湖、本栖湖を回ってから南岸を河口湖まで戻ってくる。

西湖の周りのサイクリングロードは初めて走ったが道幅は広いがあまり路面が良くない。
そして精進湖、本栖湖の辺りは雨上がりだったらしく、路面が土混じりのウエットなのでちゃりがドロドロだ。

さらには富岳風穴から西湖に戻る下りのルートでほんの5分程度だが
本降りの雨。

長袖やロングパンツの人は問題なかったようだが、オイラは半袖短パン。濡れる上に下りなので身体が冷えて、まじで止まってウインドブレーカーを着るか迷うくらい寒かった。


それでも少し移動すれば雨が止むのは分かっていたので我慢したけどね。
幸い、泥だらけだった脚はきれいになった。(爆)

途中のエイドステーションで、栗に似たものを発見。しかし、イガが無い。
なんだろう・・・???

とっさに頭に浮かんだのが
「とちのみ」
帰宅後しらべて見たら正解だったようだ。(^_^)v
食べるには手間がかかるらしいが。

コースも終盤に入り、少し交通量の多い道路に出るT字路で後続の友人を待った。
縁石にペダルを乗せてちゃりを立て、後方を見ていたら、風に煽られてちゃりが
けっこうな勢いで右側に倒れてしまった。
その時はバーエンドミラーが外れたことに気をとられて気づかなかったのだが、このときリアディレイラーにダメージを受けてしまったようだ。

友人を待ってから走り出した。
平地区間では気付かなかったが、勾配3%程度の地味な登りにさしかかると、
3速に入らないことに気付いた。
1速は問題ない。2速も入る。だが3速は入るのだが、クランクを一回転しないうちに2速に落ち、そしてまた3速に入るという動きを繰り返すのだ。(^_^;

4速から上も特に問題ない。

とりあえず小さな登りの頂点に広い駐車場があったのでチェック。
恐らくリアディレイラーハンガープレートが曲がったか、プーリーを保持しているプレートが曲がったかのどちらかだろう。ハンガーだとしたら出先の応急処置はムリだ。
ちゃりをひっくり返してプーリーの整列を見るが目視ではそれほどおかしくは見えないし、無負荷での変速確認ではチェーンの音鳴りはするがとりあえず、3速にも入る。
あまり、中途半端にいじっても返って不具合を招くのでそのまま走り出す。

するとやはり
トルクをかけた状態では3速を維持出来ない。
地味な登り区間では意外に3速の出番が多いのだが、仕方ないので、フロントをインナーに落としてそのかわりリアはトップ寄のギアを使うことでだましだまし、なんとかゴールまで走りきった。(^_^)v

山中湖周辺まで来ると陽射しも強く、コース案内のスタッフと信号待ちで話したところ、この辺りは一日中、良い天気で暑かったらしい。
今回の約130kmのコースだが登りが多くなかったことも有り、自分でもビックリするくらい余裕で走り切れた。(^_^)v
恐らく気温が低く、圧倒的に快適だったのも大きく効いていたのだろう。

それに2週間ほど前に走った望郷ライン・センチュリーライドで心が折れるくらい登ったおかげでメンタルが強くなっているようだ。(´ー`)┌フッ
ほとんどが5%程度の登りでしかもさほど長くはない今回のコースではそれほどつらい思いをする区間はなかったのだ。

ま、とにもかくにも友人共々無事に完走。(^_^)v

ゴールエリアは暑かったのでご褒美のスムージー。



クールダウンしてから車に戻る。湖畔から見る逆光の富士山が良い感じだ。



車に戻り、ちゃりを積み込んでから汗を流すべく、日帰り温泉を探す。
かすかな記憶を頼りに走ったところ、わりとすぐに見つかった。(^_^)v
さっぱりとしたところでしみじみと帰路についた。


東名は大渋滞だし、中央も・・・・・

しかし、これは想定内。土曜日に来たときもそうだが下道で帰る。
オリンピックコースに決定した
道志みちをひたすら走るのだ。
渋滞の高速を走るよりは遙かにストレスは少ないし、所要時間もそれほどは変わらないと思う。

友人を送り届け、21時に帰宅。
さすがに昼間着ていたウエアは汗でかなり酸っぱくなっていたので疲れてはいるものの洗濯だけはしないわけにはいかない。(苦笑)
もう一度シャワーを浴びて、録画してあったMotoGPのレース観戦。

しかし、朝は4時半起床だったことも有り、寝落ちしそうなので中断し、就寝。



あけて月曜日。

もともと疲れをとるためにお休みをもらってあったので寝坊するつもりだった。
しかし、2週間前の望郷ライン・センチュリーライドの時ほどの疲れが無い事と、遊んできたあとの脳みその興奮が残っているのか,
何故か5時起床。(笑)

仕方ないので朝ご飯代わりにカップ麺を食べながら前夜のレース観戦の続き。
なまじパソコンを立ち上げてSNS等を見るとネタバレ投稿をする友人も少なくないため、PCは開かずに観戦したのは言うまでも無い。(爆)

観戦が終わったところで、今日の作業だ。


1、ちゃりの掃除
 ドロドロのウエット路面区間があったのでチェーンステーの股部分やメインチューブの裏側などが砂と土でドロドロだ。

2、3速に入らないのを修理
 3速に入らないのをなんとかしないとね・・・・(^_^;

3、キング号のシートポスト交換
 通勤用のキング号もサドルを少し前に出したい。これは取り外したTT用シートポストを移植すれば良い。キング号もシートポスト径は太いが、アルミフレームなので嵌合長が短くても不安は無い。

まずは1と2の作業を同時進行で進めた。

正立状態で出来る範囲をぬれぞうきんでドロ落としをしてからちゃりをひっくり返して、前後輪を外してさらに掃除。
当然ホイール、特にリアはドロドロなのでこれも掃除した。

その状態でリアのカセットスプロケットをいったん外して、パーツクリーナーで掃除しつつ、(特に3速の)スプロケットに損傷がないかを目視チェック。
可能性は低いとは思ったが万が一、歯が変形していたりすれば件の症状のような感じになっても不思議はないからだ。
確認の結果、さすがにスプロケットにはダメージはないようだ。

その後、車体にホイールを取り付けてからじっくり落ち着いて各速に入った状態でのチェーンライン、プーリーの整列を目視確認した。
万が一、ハンガープレートが変形したとすれば全体がずれるはずなので1速とトップ(11速)の両方を確認するが特におかしな感じはない。ディレイラーの調整もずれている感じはない。
そうなると何故3速だけがうまく保持出来ないのか・・・???


だが、変速操作をすると無負荷でもやはり3速はおかしい。

そこで問題の3速に入った状態で整列を確認したところ、ガイドプーリーとテンションプーリーがカセットスプロケと少しずれているようだ。
どうやらガイドプーリーとテンションプーリーを保持している両側のプレートが変形しているようだ。転倒時の衝撃で少し内側に曲がったらしい。

なんで3速だけ???と思ったが、よくよく考えて見たらあり得るかもしれない。

前後のスプロケットの大きさが変わるときにチェーンが緩みすぎず、張りすぎずというコンディションをキープするのがリアディレイラーの役目でもある。このとき、
入っているギアごとにリアディレイラーのアーム角度は絶妙に変化する。
恐らく3速に入った状態でダメージを受けたのかどうかは確認しなかったが、いずれにしても3速の時に一番整列がずれるような曲がり方をしたのだろう。たまたま他のギアポジションの時のアーム角度ではギアの保持に影響が出るほどのズレが生じなかっただと思う。

3速に保持した状態で目視で整列を見ると確かにずれており、それを手で少しずつ引っ張り出しては変速確認をしてなんとかOKレベルまで曲げ戻した。

いやいや、ハンガープレートだとしたらエラいことだなぁと思っていたので良かった。
他のちゃりのハンガープレートの予備は持っているけどパンダ号のものだけは手に入っていないのだ。修正するには振れをちゃんと確認する治具が必要らしいしね。

その後、チェーンの掃除と給油をしたあと、近所を少し走ってみたが大丈夫だ。
軽くリアブレーキを引きずった状態で変速してもどのギアも問題ない事を確認した。良かった良かった。

登りの多い望郷ラインと今回の富士山を走ってみて、とりあえず遅いなりにペース配分や体力の温存の仕方が少しだけ分かってきた気がする。

ますます、ちゃりを乗り回すのが楽しくなってきたよ。(^_^)v