ちゃりのサドルポジションの話だ。
今持っている、ちゃり3号、パンダ号、キング号のいずれもトムソンのオフセットゼロのシートポストを付けて、サドルは目一杯前に寄せて付けている。
約1年間乗ってきて、どうしても脚に力が入らず、特に登りではすぐにバテてしまうので高さや前後位置、そして角度を色々探ってきた結果、一番効いたのが前後位置でオイラはかなり前ノリの方が合っているみたいだ。
このセッティングで平地メインのライディングならばまったく問題ない。
ただし、以前からもう少し前に出したいという思いはある。
オートバイの場合、腰の位置の基本はステップの上で立ち上がり、そのままストンとおしりを落としたポイントが基本ポジションとなる。とっさの場合にステップ上で踏ん張ったり、立ち上がる必要があるオフロードバイクの基本だ。
ちゃりの場合も同じだとオイラは思っている。世間的に言われるポジションと少し違うみたいだがオイラの感覚ではそうなっている。
両手をハンドルから離して手放し運転を楽に出来る位置がサドルのベストポジションだと思う。
サドル座面の傾きで補正は出来るものの、基本的に手放しでペダルを楽に回せるのがサドルの前後方向の適正位置だろう。
その意味では、3号、パンダ号、キング号のいずれも手放し運転は出来るが、もっと楽に漕ぐためにはあと2cmくらいサドルを前に出したい。
幸い、サドルはどれもフラットタイプなので平地巡航や下りで腰をひきたいときでも対応は出来る。
・・・と言うよりも自然なポジションを取って平地でライディングしているときにおしりの後ろにまだサドルが少し余っている。(苦笑)
サドルの一番座り心地が良い場所ではなくそこから1~2cmくらい前にいつも座っているのだ。
そんな流れで以前からどうにかしてもう少し・・・という思いは強い。
先日のロングライドで登りではさらなる前乗りをしたかったことも有り、再びその思いが強くなってきた。
パンダ号フレームセットに付属してきたカーボンシートポストがオフセットタイプだったため、前後逆向きに組み付ける事が出来ないかと考えてトライしたことがあるが、サドルの水平を出すことが出来ずに断念した経緯がある。(苦笑)
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12390096896.html?frm=theme
トムソンシートポストのままで無理矢理サドルを前に出してもみたが、やはり適正取り付け範囲を超えてサドルレールがナナメになっているところを力尽くでクランプしてもあっという間に緩んでしまい、これまた断念。
まあ、仕方ないかな思ってあきらめていたが先日の登り区間が長いロングライドを走ってみてやはりもう少しサドルを前に出せると楽だなぁとあらためて実感した。
ダンシングとシッティングをうまく使い分けられれば問題ないのだろうが、シッティングメインで登りを走ろうと思うとどうしても前乗りになってしまうのだ。(>_<)
いろいろ探してみると世の中にはフォワードオフセットタイプのシートポストもごく少数だがあるにはあるようだ。TT用とかの位置づけらしいが。(苦笑)
だが、トムソンのシートポストを見ていてふと思った。トムソンのクランプ形状ならサドルの角度の自由度がかなり高いのでトムソンのオフセットタイプを前後逆付けすれば前に出せそうだ。
さっそく海外サイトで注文してみた。(^^)v
だが届くまでに2週間くらいはかかる。
実は来週末にまたロングライドイベントへ行ってくる。先日ほどの登りはないがそれでも近所を走り回るよりは遙かに登りは多い。(^_^;
本当にもう少し前ノリの方がオイラにとってのベストポジションなのかを少しでも早く検証したい。。。
折しもサイスポでは前ノリポジションの特集が組まれていた。
オイラのフィーリングとはイマイチ違う解説内容ではあるが・・・・
そんな事を考えているうちに上述の前方オフセットタイプのシートポストを無意識のうちにポチっていた。(爆)
アマゾンで1日で届いた。
このシートポストはやはりタイムトライアルやトライアスロンのようにダウンヒルバーをつける時に使う人が多いらしく、ボルトオンのDHバーやトライアスロングッズのちらしが山ほど同梱されてきた。(爆)
何はともあれ、比べてみよう。
現状はオフセットゼロのシートポストでサドルレールの一番後ろで固定している。すなわちこれ以上サドルを前にセットすることは出来ない。
TT用?の前方オフセットシートポストを使うと、サドルレールの一番前でクランプすれば今のポジションとほぼ同じか、1cm前くらいの感じかな?
そして当然だがさらに前に出すことも出来る。
何はともあれ、装着してみた。
今まではサドル後端からステムポストまでが62cmだったのを60.5cmで組んでみた。
まずはこのくらいで様子見だ。
近所を少し走ってみた感じでは、だいたい狙い通り。(^^)v
通常のポジションではサドルの座り心地の良いところにケツが落ち着いている。
下りなどで腰を引くとしても十分動ける。
そして登りはないがあえて平地で前ノリをしてみた。
先週のフィーリングがまだケツに残っているため、それとの比較では、けっこういい感じ。(^^)v
前ノリポジションを取ってもケツが乗っかる面積が大きくなったのだろう、ケツというかお〇ん〇んのつけ根の痛みが少ない。(^^)v
来週のロングライドはこれで走ってみよう。
後ろに6、7mmはずらす余地があるので違和感があれば少しサドルを後ろにすることも出来る。(^^)v
ちなみにUCI(国際自転車競技連合Union Cycliste internationale)の競技レギュレーションではサドルの先端がクランク中心から5cm以上後ろでなければならないとのことだが、パンダ号を改めてみたら、5cmどころか逆に前に3cmくらい出てる。バキッ!!☆/(x_x)
まあレースに出る訳ではないし、オイラの身体の要求にあわせた結果なのでこれはこれでよしとしよう。(苦笑)
ちなみに前ノリで膝が前に出すぎると膝関節の負荷が高くなって故障の原因という話もあるが、オイラの場合、便宜上、「前ノリ」と言っているがオイラが自然に乗っているときのポジションに対してサドルを少し前に出したというのが正確な表現だ。
だから特に故障を心配することもないだろう。
前ノリダー・木馬の誕生である。(´ー`)┌フッ
あえて言うならば、信号待ちでトップチューブをまたいで立ったときにサドルが前にあると窮屈になってしまうと言うのがあるかもしれないが今のセッティングならばステムの所に小さいバッグをつけて居てもなんとか許容範囲だ。
しかし、これまたオイラの要求理由とは全く違うのだが、こういうサドルも世の中にはあるようだ。
http://www.bicycleclub.jp/product-29413/
ショートノーズサドル。
確かに先端のとんがった部分なんて使わないんだから無くても良いんだよね。
いずれこういうのを買っても良いかも・・・・・・サドル沼(爆)