久々のロングライドイベント参加 | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

週末は久しぶりにロングライドイベントに参加してきた。
ホントは6月の銚子センチュリーライドというのにも申し込んであったのだが、何となくおっくうになってそれはいかなかった。(苦笑)

そして今回は自分への挑戦・・・というかとにかく登りが苦手なオイラがどれだけがんばれるかを試すために、

望郷ライン・センチュリーライド
というのに参加してきた。

さあ、今回は話が長いぞ・・・・・(爆)


コース(走行距離)
1)ロングライド(110km)昭和村総合運動公園 ⇔ みなかみ町後閑集落センター
2)ミドル(78km)昭和村総合運動公園 ⇔ ふれあいの家駐車場(ホテルSL脇)
3)ショート(40Km)昭和村総合運動公園 ⇔ 南郷の曲屋
4)エンジョイ(18km)昭和村総合運動公園 ⇔ 早おき村

というラインUPだ。
主催者から公開されているルートラボは無いため、コースマップを参考にして自分でルートラボでコースナビを作ってみたところ、
ロングコースだと獲得標高は約2600mっ!!

オイラが週末にときどき行く、丘のあるコースは往復で約100kmあるが、坂は最後に少しあるだけで、このコースをぐるっと回っても獲得標高は500mにも満たない。
昨秋に少し脚を伸ばした際には1000mオーバーまでは走ったことはある。


それらを鑑みるに、かなり不安・・・・というかまったく自信は無い。orz
オイラ、登りは(も)からっきし駄目なのだ。(爆)


少し距離の短いミドルクラスというのもあるがこれとてけっこうな登りだ。
コースはざっくりと言い切るならば、
3つの山を越えて、がーっと下りきったところにロングコースの折り返し地点があり、そこまで下ってから復路は同じコースを帰ってくる。
だから行きも帰りも3つの山を登る感じだ。
ひとつひとつの標高差は最大でも500m位だとは思うがそれをいくつも走るのはオイラにとってはかなりの挑戦となる。


ヒルクライム好きのチャリダーには笑われてしまうだろうが。←居るんだよね、こういうドM嗜好の人って。。。(爆)

まあそれはともかく迷った末に
ロングコースにエントリーをした。
友人達も誘ったのだが残念ながら単独での参加となった。

開催日の2週間ほど前になって受付票が送られてきたのだが、あてがわれた駐車場がなんと一番遠いところで、会場まで5kmくらいある。

しかも地味に登っている。(^_^;
こりゃ、スタートに行くだけで売り切れそうだ。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 

主催者の発表で参加賞としてボトルをくれるという情報を知っていたことも有り、日帰りでの当日受付はやめて、前日受付とした。日帰り受付で駐車場から遠いと受け取った荷物が邪魔だからだ。

土曜日の前日受付のために、会場に着いたときには主催者側の役員達が続々と挨拶をしていた。

だが、かなり蒸し暑い中、スピーチがこれでもかと言うくらい長いので、ご当地キャラのぐんまちゃんの中の人が心配なレベルだった。(爆)

とりあえず、受付をしてから遅めのお昼ごはんを食べて、ビジホに退却。

ラーメンを頼んだら、
千切りキャベツが二郎系だった。(爆)

参加賞はぐんまちゃんイラストの付いたドリンクボトルと、マラソン大会のあまり?のマフラータオル。それとウエットティッシュ。


いずれもたいしたものではないが、悪くはないかな。
スキーの大会なんて、参加賞すらないものも多いからね。
ドリンクボトルは意外に使いやすそうなので気に入った。タオルも実用的だしね。


その日はビジホで早めの晩飯&晩酌で20時過ぎに就寝。


翌朝は駐車場からスタート会場までの移動時間も考えて余裕を持って出かけた。
スタートは整列した順番かと思いきや、おおむねゼッケン順だった。


7時から順次スタートしたがオイラは400番台なので結局走り始めたのは7時半近かったかな。
とにかく往路は頑張らず、脚を少しでも残すことに専念して走った。
上り勾配がきつくなるとあとからスタートした連中がバンバン追い抜いていく。


何度も言うようだが、オイラ、登りは(も)苦手なんだよ。(´ー`)┌フッ

だから速く走ろうとはせず、出来るだけ疲れの少ない登り方を優先してゆっくりゆっくり登っていった。
超ド貧脚用のギアレシオが功を奏し、インナーローを使えば速度は遅いが地味に登ることは出来ている。(^_^)v


登りは物理だ。
ニュートンの法則に逆らって、高いところに登り、位置エネルギーを高める事に等しい。

登りが大の苦手なオイラとしてはけっこうなプレッシャーだ。
だが、こういうのを少しずつ克服しないと楽しんであちこちに走りに行こうという気になれず、楽しみが半減してしまう。
だから物理法則に逆らって登るためにとりあえず、手持ちのハードウエアの中でもっともローギアードな組み合わせで臨んだ。


だがそれを以てしても苦手な登りではこころが折れそうになる。(苦笑)

今回は単独参加だから仲間は居ない。
だが、考えて見れば仲間が居ても一緒のペースで走れるほどオイラは登れないので結局はひとりで走ることになるから関係ない。(爆)
イベントなので周りには知らない人だが大勢のチャリダーがへこへこ走っている。だから似たようなペースの人の背中を追いかけながら、地味に脚を回し続けた。

実はこのコースの前半部分には多少の土地勘がある。この辺の山道はスキーの行き帰りの裏道としてよく使うからだ。
だから、走っていてそろそろ登りが終わるという感じがわかる。それを心の支えにしみじみ登る。


ああ、もう少しで下りになる・・・・ってな感じだ。(苦笑)

行きは2ヶ所のエイドステーションで補給を受け、あまり長く休みすぎないようにして、少し休憩して水分と食べ物をとり、脚のストレッチをしたらまた出発という感じだ。
エイドステーションごとに
ショートコースへの変更申請の受付が有り、誘惑されるが、そこは気持ちを強く持ってロングコースの完走を目指す。(^_^)v
オイラは登りは(も)遅いからモタモタしているとタイムアウトになってしまう。(^_^;

最終折り返し地点はJRの後関駅のちかくだが、その手前の数kmはかなりの勾配を一気に下る。
下りながらも、

また、ここを登るんだよなぁ・・・・ヽ(´ー`)ノ ハア
と思っていた。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 

折り返し地点での補給もそこそこに出発。
もう速い連中はかなり先を行っているはずだ。エイドステーションにはまだ100名近い人がいたが、モタモタしているとタイムアウトになってしまう。(^_^;


折り返しポイントからのぼり始めると、不安的中。
10%勾配が続き、こころが折れそうになる。歩いている人がけっこういる。そう言う人を見ると
オイラだって歩いても良いじゃん・・・・
と言う思いが頭をよぎるが、まだ折り返したばかり。ここで足をついてしまうとゴール出来る気がしない。(苦笑)
何度も折れそうになる気持ちを奮い立たせ(なんて言うほど大げさでは無いのだが)、よろよろしながらも前進を続ける。

なんとか復路ひとつ目の山を登り切り、残るは二つ・・・・

しかし、かなり脚に来ている。(^_^;
エイドステーションでストレッチをするがかなり脚に来ている。登りの間、ずっとハンドルを握りしめる手に力が入るのか、指をうまく動かせない。
折り返しのエイドステーションではうどんが振る舞われたが、
箸がまともに使えなかった。(爆)

・・・・とはいえ、ここで回収車を待ってリタイヤするのは悔しいので、走り出し、復路のふたつ目の山に入る。

登り始めて
左のペダルがカクカクすることに気づいた。
小さな登りの頂点部分でいったん止まりチェックした。

シューズに
クリートを付けているボルトが緩んでぐらぐらなのかと思い、見るがそうでも無さそうだ。一応、念のために左右ともにマシ締め。
そして原因を探るべく、ちゃりの方を見たら・・・・・


わはは。左クランクが外れかかってた。


正確には外れかかるまでは行っていないが、5mmほど左クランクが抜けかかっていてそのガタの分でクランクアームが動きペダルがガタついていたのだ。(^_^;
その場で締め直して事なきを得たが、こんなところが緩むとは思わなかった。
今後はあり得ないと思い込んでいるところも定期的に緩みチェックをしよう。。。

修復を終えて再びふたつ目の山のピークを目指す。
もうこの頃は完全に脚が終わりかけているが、感覚も麻痺してきた。(苦笑)
8~10%くらいの登りが続くと頭が真っ白でひたすら脚を回すことだけに集中し、勾配が5%位になるとすごく楽に感じるから不思議だ。(爆)

それにしても登りはやはり物理である。

ニュートンに逆らうにはアインシュタインが役立つのだ。(^_^)v

だが、勾配が10%位になるとサドルの先端に座らないと腰がクランク上に来ないので力が入らないのだが、本来座るような形には出来ていない部分に尻を乗せるので当然だが、ケツが痛くなる。
この頃にはケツの痛みもリミットを迎えつつあった。普通に座る分には大丈夫だが,先端座りはそろそろ限界だ。
普通に座りながらも脚を回すために踏み込むのでは無く、ハムを使って引き戻すようにしてみたりといろいろ試したが、所詮はヘロヘロ登り。どうしたら元気な人たちみたいに速く登れるのかは相変わらず不明のままだ。(爆)

あ、いや、やせろよという指摘には耳を貸さないことにする。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ! 

使う筋肉を分散する意味で普段の週末ライドではダンシングも多少練習しているのだが、ダンシングはけっこう疲れる。
休むダンシングなんて言うのは幻想だ。

百歩譲っても使う筋肉が少し違うというだけのことだ。体重をうまく使ってペダルを踏み込めと雑誌には書いてあるがそれとて、決して楽なペダリングでは無いのだ。
自らの身体をより高いところへ運ぶ以上、そこに仕事が発生するのは当然なのだ。
そして終わりが見えない登りの途中でダンシングを入れてもしも脚が売り切れたらそれこそゴールまでたどり着く自信が無い。(^_^;
そんな恐怖感も有り、結局痛むケツをだましだまし、ずっとシッティングのままでヘコヘコ登っていったのだった。

最後のエイドステーションからの登りがホントにキツかった。
あらかじめ見たコースマップでもこの山が一番高低差が大きいのはわかっていたがすでに100km近く走り、さんざん上ってきた脚には行きの2倍くらいの負荷だった。
折れそうになる心をなんとか保ちつつ、登る。
最後の最後に復路専用の給水ポイントが登りの途中にあった。
絶妙な位置である。通常の退避スペースのような場所に臨時でテントを立てただけで水分補給だけだが、かなり助かった。ここがなかったら足をついてしまったかもしれない。

最後の力をもらい、なんとか足つき無しで登り切った。(^_^)v
あとはゴールまでの10kmは下り基調だ。


朝7時半まえにスタートし、結局ゴールは3時半を少し過ぎていた。orz
所要時間、実に8時間強。実質的な走行時間も7時間を超えているはずだ。(苦笑)

先頭の登りが
速い人はオイラよりも2時間近く早くゴールして居るのでは無いだろうか???
ゴール後ひと休みしていたら、完走扱いのタイムリミットが4時半だというアナウンスがあった。
なんとかセーフだ。(^_^)v


しかし、復路においてかなり早い段階で歩いている人を何人も追い抜いたし、オイラが復路の最初の山を登ったあとにすれ違ったロングコース参加者、さらには各エイドステーションですっかり座り込んでいる人など。。
全員がロングコース参加者ではないだろうが,
けっこうな人数がリタイヤもしくやタイムアウトの憂き目に遭ったのかもしれない。

オイラはリミットまで1時間弱ではあったもののなんとか無事完走。

まあ、まだまだ遅いのは承知の上で、少しずつ進化しているという意味では今回は少しだけ自分を褒めてやることにした。(´ー`)┌フッ
実は運営側に知り合いがいたのだが、スタート前に立ち話をしていたところ、
まじでロングコースでるの?と笑われてしまった。(^_^;
この程度のコースをへともしないひとも多いとは思うが、世間一般で言えばやはりハードなのは間違いないはずだ。
オイラは登りは大の苦手ではあるものの、平地メインなら100kmオーバーのライドはまったく問題ない。

ロードバイクを買ったのは昨年の7月初旬だがそこから徐々に乗り込んで距離を伸ばし、春からは週末ごとにそこそこ乗ってきた。そしてようやくここまで来たという感じだ。(苦笑)
自覚している弱点である、無駄なウエイトと乏しい脚力を補うための
超ローレシオ=超貧脚仕様はかなり役に立った。(^_^)v
今までのレシオのままだったら間違いなく登りでバイク降りて押し歩いていたな。(苦笑)

今回なんとか完走出来たので、タイムは遅いけどとりあえず、ある程度は上れるという自信になった。(^^)v
少なくともレースではなく、ロングライドイベントならばある程度は対応出来るところまでは来たというところだろう。(^_^)v

このイベントはちゃりの制限がゆるく、
電動アシスト自転車もOKなのだが、オイラと前後しながら走っている人がいたなぁ。電動アシストの買い物ちゃりに毛が生えたような感じ。
登りでこっちがひいひい言っている脇をモーターのうなり音を響かせながら抜かれると実に悔しい。(爆)
ロングコースを走っていたが、どうやらリアにくくりつけたバッグには予備のバッテリーを積んでいたようだ。(苦笑)

それと今回はVAAMのパウダーを数本持って走り、水を補給してもらう度に入れて居たが最後は足りなくなった。
夏場のしかも汗をかく登りの多いコースの時はもう少し数を増やさないとゴールまで足りないな。

さらにネットでジェル状の補給食を買って持っていた。途中、往路の後半と復路で飲んでみた。ぶっちゃけ効果のほどはわからないが、脚がつったりすることも無く、ゴール出来たこと自体が効果の証明とも言えるのかも。。。
普段のライドの時は不要だが、イベントで乗るときは気休めかもしれないが持っていても良いかな。
ちょっと粘度は高めで味も濃いので飲んだあとに水分が欲しくなるが、一応走りながらでも補給出来る。固形食よりは自由度が高そうだ。
ちなみによろよろとクルマまで戻ったら炎天下、車中に放置されていた前夜の
寝酒がパンパンにふくれて丸くなっていた。(爆)

まあ、長い話になったが、ほんの少しの自信と経験値はレベルアップしたのは間違いない。

来週末は近場コースで少し脚を伸ばし、いつもよりも少しだけ余分に坂を登ってみるかなぁ。

あ、その前にパンダ号の各部の点検チェックをしておこう。リアのワイヤーが少し伸び気味なのか、ローにちょっとだけ入れづらくなってきていたしね。

最後にコースはこんな感じ。


来年も出たい気もするがまだわからない。(苦笑)

もう少しまともに登れるようにとりあえずは練習しよう。。。(-。-) ボソッ