中華フレームを使った盆栽プロジェクト・ディアゴスティーニ編だが、ついに完成した。
記録の意味もあるので制作過程を整理しておこう。
ポストマウントタイプのブレーキキャリパーを取り付けるためにキャリパー本体を削り倒した件は既報だ。
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12386054981.html
そして密かに心配していた防犯登録も無事に出来た。(^^)v
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12386582171.html
その後は順調に進むものだと確信していた。
しかし、ある程度形になり、ポジションあわせをするとやはりサドル位置が後ろなのが気になる。
付属のシートポストは長すぎる状態(φ31.6x400mmくらい)でも180グラムと不安になるくらいの軽さだったが、残念なことに20mmセットバックタイプなのだ。
オイラは前乗りポジションが好みなのでこれは使えそうもない。。。orz
迷った末にアマゾンで胡散臭いカーボンのシートポストを買ってみた。値段はわずか3kである。
ウエイトは未カット(350mm)で220グラムと付属品よりも大幅に重い。(苦笑)
だが見た目は悪くないので装着してみた。
しかしシートチューブへヤケにすかっと入る。(^_^;
直径を測ると本来φ31.6mm有るべきものが、φ31.45しかない。
不安だ・・・・(苦笑)
そのまま組んでみたものの・・・。。
まあ走ってみるしかない。
フロントブレーキφ160用のキャリパースペーサーも入手でき、無事にブレーキ周りは終了した。STIのエア抜きのコツもだいたいわかった。(^^)v
ここまで終わればあとは変速機だ。
フロントはサクッと取り付けて・・・・と思ったが、妙にアウターギアと隙間が空くなぁ。。(^_^;
そうか・・・フロントディレイラーは直づけタイプなのだが、オイラの用意したクランクセットはシクロクロスもどきとも言うべき46/30Tという超超コンパクト。直づけステーの最下部にセットしてもアウターが遠い。(爆)
きちんと変速するかどうかかなり不安だが、何はともあれくみ上げないことには検証も出来ない。(^_^;
チェーンを取り付けて大まかにフロントディレイラーの調整をしてみたところ、何とか変速できそうだ。(^^)v
細かいセッティングはリアもつけてからだ。
・・・という訳でリアの調整に取りかかろうとして大変なことに気づいてしまった。
リアディレイラー用のアウター受けがないのだ。フレームにはただの穴が空いているだけなので、アウターチューブが際限なくフレーム内に入り込んでしまう。
アウターが踏ん張って、インナーワイヤーだけが引っ張られるからこそ変速できるのだが。(^_^;
何か代替品を突っ込んで穴の途中でアウターを止めるなり、ツバ付きのカラーをつけるなりするしかない。手持ちのワッシャやナット、その他、いろんなものを引っ張り出して検討したがどうにもいい案がない。
終いには瞬間接着剤のキャップを突っ込めば穴のとば口で止まるのでこれに穴を開けてワイヤーを通すか・・・・などなどかなりの力業も含めて検討したが、いい案にたどり着けず。。。
この時点で万策尽きた感が漂ってきたが、焦っても良いアイデアは浮かばないので作業は中断し、晩酌に突入した。(爆)
しかしそれでもなかなかアタマから離れるものではなく、酒を飲みながらあれやこれやと思案していた。
翌朝、ホームセンターに行って、ノギス片手に使えそうな部品を物色するしかなさそうだ。
ばら売りのボルトナットのコーナーや水周り小物売り場あたりが狙い目かなぁ。
かなり酔っ払った頃、ひらめいた。。。
ケーブルインラインアジャスター
が使えるかもしれない。
パーツは持っているのですぐに探し出して確認してみた。
おおっ!! 行ける・・・・行けるぞ!!
ひらめきは確信に変わった。
ケーブルインラインアジャスターをばらしてオス側の部品を使えばそのままで行けるのだ。(^^)v
すぐにでも作業を再開したいところだがすでにだいぶ酔っていたので翌朝の作業として早く寝ることにしたのは言うまでも無い。(´ー`)┌フッ
そんな訳で、今朝。
朝ご飯のあと、さっそく作業再開。
ケーブルにテンションをかけることさえ出来ればあとは調整作業だけだ。これもだいぶ手慣れてきたので変速調整もあっという間だ。(^^)v
6時半起床で朝メシのあと作業再開。そして8時にはちゃりザップへ出発した。(^^)v
当然ながら、盆栽マシンのシェイクダウンだ。(^^)v
中華クオリティのカーボンフレームはムラだらけの黒一色。あまりに味気ないので実はあらかじめ買って置いたものがある。
ステッカーチューンすべく、控えめなものを買って置いたのだ。
ダウンチューブとフロントフォークにそっと貼ってみた。(^^)v
間近で観ると中華品質がバレバレだが遠目に見る分には無国籍・・・じゃなくて、どこのブランドだろうという感じになったかなぁ。(爆)
さっそく出発。
昨日も走った平地コースを60kmばかり走って来た。(^^)v
ファーストインプレッションは下記となる。
・乗り心地は良い。フレームがしなやかな感じを受ける。レースに使うならともかく、ファンライドならむしろ良いかもしれない。
中華カーボンフレームだから警戒しつつ乗っている訳だが特に問題なさそうだ。(^^)v
ちなみに組み上がった状態でおよそ8.3kg。ライト類などは一切なし。
割と軽く仕上がった方だろう。
その他の組み付けたパーツに関するインプレはこんな感じ。
シートポスト
微妙に細かったカーボンシートポストはやはり駄目。走行中に違和感があったものの家まで走りきったあとで確認したが、サドルが後ろにずれているわ、サドル高さが2cmくらい沈んでるわ。(爆)
安かろう悪かろうの見本だった。orz
仕方ないので信頼のアルミ。トムソンを発注したよ。(´ー`)┌フッ
ホイール
今回はカンパニョーロ・zondaのディスク用を奢ったのだが、リムブレーキzondaはやかましいくらいの爆音ラチェットなのだがディスク用モデルは打って変わってほとんど無音になっていたのには驚いた。まるでシマノのハブみたいだ。(笑)
そしてよく転がる。
脚を止めたときの慣性での転がり感はかなり良い。(^^)v
タイヤ
クリンチャーホイールなのでタイヤは世間で評判の良い、コンチネンタルの何とかってのを入れてみた。乗り心地は固めと聞いていたが全然そんな感じはない。フレームやホイールも含めた総合性能だから単独での評価は出来ないが。
ちなみに最近は7barくらいで走ることが増えてきた。以前は8barくらい入れて居たがとんがった石とかを踏んだときのパンクリスクが高い気がする割に転がり抵抗は全く違いがわからないので少し下げ気味にしているのだ。
油圧ブレーキ
フロントφ160、リアφ140を入れたのだが、ドライでの絶対効力はちゃり3号のカーボンホイール&キャリパーブレーキ仕様とびっくりするほどの差はない。あえて言うならば効力は5%アップくらいか。
しかし、世間で言うように操作力が少なくて済むのでブラケットポジションのままで下りも行けそうだ。
そして雨の日はもう圧倒的にディスクブレーキ有利だろう。
そんな訳で、盆栽号はあんがいロングライド向きなことが検証できた。
組み付け仕様は下記となる。
・フレーム:ICANカーボン
・フォーク:ICANカーボン
・ハンドル:スペシャライズドの完成車に着いていたコンパクト(重い)
・ステム:シマノPRO
・クランクセット:スギノOX(46/30)
・シートポスト:名もなき中華カーボン(苦笑)
・サドル:セライタリアFLITE
・STI:シマノR8000アルテグラ
・ブレーキディスク:R8000アルテグラ
・ブレーキキャリパー:シマノBR-RS785(前後)
・前後ディレイラー:シマノR8000アルテグラ
・カセットスプロケット:シマノ5800系105・11-32T
・ホイール:カンパニョーロ・zonda
・タイヤ:コンチネンタルグランプリ
意外に高く付いてしまったが、かなり楽しめたし、今後乗る楽しみも増えた。(^^)v