先日、フルカーボンホイールを買った。
https://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12358395775.html
一昔前まではカーボンホイールと言えばチューブラー用が当たり前だったらしいが、最近はカーボンクリンチャーがかなり増えているそうだ。
やはりなんだかんだ言ってもクリンチャータイヤの使い勝手の良さが世間的には受け入れられているのだろう。
かくいうオイラはチューブラーは使ったことは無い。
今をさかのぼることうん十年前に初めてロードバイクを買ったときも扱いやすさからチューブタイプのタイヤを選んだ。。。。
・・・と言うか入門用の完成車にははなからチューブラーの選択肢はなかったというのが正確な表現だが。(苦笑)
オイラは永遠の25才なので生まれる前の話だ。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
当時はクリンチャーという言葉はなく(オイラが知らなかっただけか?)、W/O(ワイヤード・オン)と呼ぶのが普通だった。
タイヤのビード部分にはワイヤーが入っているのでそう呼ばれていたのだろう。
昔はスチールワイヤーが当たり前だったが、今はケブラーを使ったものも増えており、そうしたタイヤはW/Oといえども軽量だし、未装着状態ではタイヤを折りたたむこともできる。だから今時のタイヤカタログを見ると、
ビードタイプ=フォールディング
という表記も見かける。
まあ、そんなわけでクリンチャータイヤも昔よりも軽くしなやかになったし、取り扱いはチューブラーよりも遙かに手軽、そしてカーボンの成形技術の進歩なども手伝ってホイールの品質性能も向上したため、カーボンクリンチャーホイールが普及し始めているのだろう。
オイラが買ったのも当然クリンチャータイプだ。
しかも、チューブレスレディ。
単純にチューブレスというのと、チューブレスレディでは何が違うのかをあまりわかっていなかったが、要するにリムに穴が空いていてリムテープでそれを塞がないとチューブレスタイヤを使えないのが「レディ」らしい。
オイラが使って居るシマノ・アルテグラホイールは完全なチューブレス対応なので初めから孔なんてリムには開いてないし、リムテープも貼ってないので気づかなかったよ。(爆)
余談だが、チューブレス完全対応ホイールってニップルはどこから入れるんだろう???
大昔の地下鉄漫才みたいな疑問がわいてくる。←これがわかる人は昭和世代です。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
アルミホイールならばニップルを入れた状態でリム外周部分を接合するのかなぁなどとも考えるが、そんな生産性の低い手法とも思えず、謎のままだ。(苦笑)
まあ、それはさておき、オイラの買ったカーボンクリンチャー。
チューブを入れて普通にクリンチャーとしても使えるが、オイラはアルテグラホイールとの組み合わせですでにチューブレスタイヤの利便性を味わってしまったため、当然こいつにも同じタイヤを付けるつもりだ。
どのみち交換用に買ってある新品があるのでそれを装着予定だ。
アルテグラに付けたリアタイヤがかれこれ2000kmくらいに成るのだがトレッドの真ん中部分はすでに丸坊主だし、パンク(というか裂けたという方が正しい)ところを補修してあるので春になったらどのみち交換する予定だったのだ。
新しいタイヤをカーボンホイールに組み込み、アルテグラホイールは中古タイヤごと保管して予備にしよう。
ちなみに新品のチューブレスタイヤをはめるのはけっこう大変だ。大変なのは最初の1回だけでタイヤがなじんでしまえば手でもはめられるが。
アルテグラホイールに最初に組み込むときはIRCが販売している、チューブレス用というタイヤレバーを使った。通常のものよりもごつくて強度がある。
まあ、コツさえつかめばそんなに大変なことではないのだが、今回はホイールがカーボンだ。あまりタイヤレバーでごりごりやるとカーボン繊維を固めている樹脂が割れそうな気がする。
そこでカーボンリムに優しいタイヤレバーってのは世の中にあるのかなと探してみたところ、カーボンホイール用というわけではないが、リムをこじらず、しかも力いらずで簡単にタイヤをはめられるという触れ込みのグッズを見つけた。
その名もタイヤペンチ。
いくつかのブランド名で売っているようだが、写真を見る限り、ものは同じ。ネット通販での値段もほぼ同じ。
オイラがAmazonで買ったのはBIKEHANDというブランド?のもの。900円くらいだ。
チューブレスでなくてもかなりビードが固いクリンチャータイヤが世の中にはあるらしく、苦戦する人は多いようだ。
そんな人向けにお助けグッズとして出てきた商品なのだろう。
通常のタイヤレバーは、タイヤの下に突っ込んでリムに引っかけてからてこの原理でぐいっとビード部分を起こしてリムにはめ込むのだが、このときにリムにはけっこうな負荷がかかる。こじるようにするのでカーボンホイールではやはり不安が残る。
このタイヤペンチなるものは反対側のリムに片側を乗せておいて、もう片側のフック形状の先端でビードを引っかけて引っ張り上げるようにして使うようだ。
リムに力がかかるのは同じだが、こじったり、レバーを滑らせたりという力はかからず、ホイールの直径方向にまっすぐ加重がかかるだけだ。
さっそく新品タイヤをはめるのに使ってみた。
タイヤのビードには薄くビードクリームを万遍なく塗ってから始めたのは言うまでも無い。
タイヤはIRCのチューブレス。サイズは25C。アルテグラにはめてあるのと同じタイヤだ。
ビードクリームを薄く塗ったおかげで片側は手だけで押し込めたし、反対側もここまでは手で入れられる。
この状態ではめたビードが外れないように片手で押さえつつ、逆側からタイヤペンチを使ってビードを押し込む。
どういう体制でやるとやりやすいのか少し試してみたが、さほどコツは要らないようだ。あっけなく早着完了。
2本目に至ってはホントにあっという間だ。
タイヤレバーでの作業よりはかなり早いし、楽ちんなのは間違いない。
サイズからして持ち歩くようなものではないが、工具箱に入れておくと便利。おすすめだ。(^^)v
フロアポンプでビードをあげる作業も難なく完了し、すべて終了。
通常、チューブレスレディのリムの場合は微少なエア漏れがあるのでシーラントを注入するのが当たり前のようだ。
パンクした際にも小さい穴なら塞いでくれる可能性もある。
オイラはアルテグラホールにシーラントを推奨の30cc入れて居たが、パンク(というかトレッドが5mmくらい裂けた)した際に、チューブを入れて応急処置をしたのだが、シーラントが入っているとべちゃべちゃで作業性が著しく悪いと言うことを学んだので今回はシーラントなしのままで少し様子を見ることにした。
とりあえずエアをあげて放置し、どのくらいでエア圧が下がるかを確認しようと思う。アルテグラホールでは8barにしてあったものが1週間放置で6barくらいまで下がった。ロードバイクは乗るたびにエアは確認するから同じ程度の保持性能があればシーラントはない方がいい。
ちなみにホイールの重量を量ってみた。
例によって体重計での計測なので表示は0.1kgが最小単位。
前後とも写真の状態で測定した。
タイヤ付き(タイヤは同じ。)でQRシャフト付き、リアのカセットスプロケットは無し。
前後セットでの重量だ。
アルテグラ:2.4kg
カーボン(Prime RR38):2.2kg
まあ、所詮、体重計での測定だが、0.1以上0.3未満の軽量化が図れていると言うことになる。フロントは持ち比べるとはっきりと違いがわかる。リアはあまりよくわからないけど。(苦笑)
いずれにしても軽量化と言うよりは外観のかっちょよさに引かれて導入したカーボンホイールだ。満足満足。
ホイールに付属してきたカーボン用のブレーキシューに交換してとりあえず、準備OK。
ビフォー、アフターはこんな感じだ。
うん。自己満足なのは百も承知だが、かっちょええ~。(^^)v