12-25 ⇒ 12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25
11-28 ⇒ 11-12-13-14-16-17-19-21-23-25-28
11-32 ⇒ 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32
14-28 ⇒ 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28
シマノが販売しているロードバイク用の11速仕様のカセットスプロケットの丁数である。
オイラがガキンチョのころ、前2枚、うしろ5枚の10段変速がスポーツちゃりのステイタスだった。それを思うと隔世の感がある。
あさひオリジナルの折りたたみちゃりを買ったのがかれこれ5年くらい前だが、その前はずいぶん長いことちゃりとは無縁だった。
このちゃり1号はグリップシフトの6段変速だ。
全体にローギヤードだが街乗りでゆっくり走る分にはまあ不満は無い。
かなりまえのちゃりブームの頃、ロードバイクとマウンテンバイクを持っていた。
ロードは2x7=14段変速だったような気がする。
MTBは3x7=21段変速だったと思う。
そしてちゃり2号である通勤用のクロスバイクを買ったのが今年の5月。
今時はうしろが普及クラスでも9段。スポーツちゃりのメインは11段と言うことを知り驚いたものだ。
そしてうしろのスプロケットは基本的にセットで販売されている。
そのシマノの11段変速のスプロケのセット構成のバリエーションが上記となる。
最上級のデュラエースからはじまり、アルテグラ、105とグレードとお値段にはかなり違いがあり、全てのグレードに同じレシオセットがあるわけでは無いのだが、互換性だけに関して言うならば、選択肢はこういうことになるようだ。
通勤用クロスバイクのちゃり2号はMTB系の普及クラスの変速メカがついており、うしろは9段変速だ。街乗りには何ら不満は無いのでこれをいじるつもりは無い。
だが、ロードバイクのちゃり3号は今ひとつ合わない部分もある。
ちゃり3号には105というグレードの11-32というカセットスプロケットが装着されている。ツーリングモデルなのでワイドレシオが装着されているのだろう。
だがワイドレシオと言うことは1段ごとのレシオ差がどうしても大きめになると言うことでもある。車やバイクでもそうだがシフトチェンジしたときのエンジン回転数の差が大きいのであまりレシオ差があると乗りづらくなる。
ちゃりの場合はエンジン回転数では無く、クランクの回転数、すなわち脚でペダルを回す速さ(=ケイデンス)となるのだが、人力で漕ぐだけにこの回転差が大きいと変に疲れたり、漕ぎにくかったり、速度維持しにくかったりといろいろ不都合がある。
普段走っている川沿いのサイクリングロードは基本的にフラットだ。土手への上り下りがたまにあるくらいで基本的に勾配はせいぜいプラマイ2%レベルだ。
そう言うコースを走っているときにオイラの脚力と心肺能力では、ある程度以上の距離を走る前提で言うならば、比較的元気なときで時速27~28km、バテてくると24~25kmを維持するのがやっとである。(苦笑)
路面抵抗が大きければもっと遅くなる。バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
そんな中でちょっとした道の勾配や脚の疲れ加減、風の有無と向き、路面抵抗によって負荷が微妙に変わるとギアを上げたり下げたりして、漕ぎやすいレシオを探すことになる。
ケイデンスで言うとオイラの場合、85~90(回転/分)くらいがいちばん漕ぎやすい。
それ以上では忙しすぎて、それ以下では1回ごとの踏み込みで筋肉疲労が大きくなる。とくに80を割り込むと大腿四頭筋の使用割合が増えるのか、あっという間に脚が売り切れる。
だが、ワイドレシオでは1段ギアを替えただけでケイデンスが10くらい変わってしまい、非常に乗りにくい事が少なくない。
別にレースをしているわけでは無いのでその差を速度を変えることで調整しているのだが、出来ることならば速度は極力一定を保ちたいのが人情というものだ。
遅いなりに、ある程度は負荷を保ちたいし、かといって頑張りすぎると売り切れてしまうので、長持ちするぎりぎりのところを探りながらの走行なのだ。(苦笑)
前はアウターに入れっぱなしだとうしろはトップギアなんてとてもでは無いが使わない。
長い直線の下りならば使える可能性もあるかもしれないが、その速度を考えるととてもでは無いが現実的では無い。ましてや止まることを考えたら速度を出せるシチュエーションだとしてもおいらは出さないだろう。
平地ばかりの走行だが、ちゃり3号のリアスプロケットを見た。
Top側3枚は見事にきれいなままだ。(爆)
かれこれ600km以上走っているが、リアスプロケットは一度も掃除していない。(^_^;
要するに9~11速はほとんど使ってないって事だな。(^_^;
平地巡航の場合は5、6、7、8速あたりを使うことが多いが、そこが2歯づつレシオ差があるのが乗りにくさにつながっている。
ふと気づいた。
上記バリエーションの中で、14ー28ってのがあるじゃん。
少なくとも平地での普段の走行ではこのレシオセットがぴったりだ。いちばん使うところが1歯とびのクロスレシオになっている。
ロードバイク乗りの上級者になるとうしろは25歯でも上りにも対応できるらしい。
28歯のスプロケのことは通称「乙女ギア」と呼んで貧脚の象徴のような呼ばれ方もするらしい。(蔑称と言うよりは自虐的に使う人がほとんどのようだが。)
ましてやオイラの32歯なんてのは本気で山登りをする人くらいしかつけないものらしい。
ふ~ん。
でも、7月に行った有間峠ではいろいろ言い訳もあるけど、おいらは32歯でも登るどころか,あっという間に売り切れて歩いたくらいだったけどなぁ。(爆)
ま、いずれにしてもスプロケットは全てセットならば完全な互換性があるので、平地コース用として14ー28を買うことにした。
これをメインにして走り回ってみて、上りコースでキツそうなときには11-32のセットに組み替えればいいかな・・・・
ちなみに上記のスプロケットのセットは1枚ごとにばらせるので、Top側は14-28のものを使い、ローギア側は11-32のものを使って組み合わせたセットを作れなくも無いらしいが、境目のところで変速性能がスポイルされるらしい。
オリジナルのセットでは最適な変速性能を得られるように少しずつ歯の位相をずらしているらしいのだがこれがセットをバラしてまぜこぜにするとぐちゃぐちゃになるためだそうだ。
左が今までの11-32で右が14-28。
14-28の方がシュッとしている。(爆)
ネットで検索すると、変速性能が落るのはみな体感しているが、それを許容できる人と出来ない人に分かれているようだ。おそらく使い方やその人の実力にも寄るのだろう。
組み替えそのものは簡単なのでオイラも1度試してみようかなぁ。
14-28のセットで上りにも対応できればいちばん美しいのだが、オイラの脚力では特に勾配がきついところでは自信が無い。(^_^;
オイラは自分と周りの安全のためにたとえ下りだろうとそんなに速度を出すつもりは無い。
だから一定速度が出れば十分と割り切れば、トップギアは14Tでいい。
急勾配の上りを考えるとロー側は32Tが組み込めるとだいぶ楽になるし、オールラウンドなレシオとなる。
平地では16~23Tあたりが常用域だ。
バテてくると25の出番も増えるが。
購入時の車体についていた5800系105の11-32と今回追加購入したR8000アルテグラの14-28をくみあわせるとしたら下記が考えられる。
11-32 ⇒ 11-12-13-14-16-18-20-22-25-28-32 (105用) ※大文字は一体化ギア
14-28 ⇒ 14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28 (R8000 アルテグラ用) ※大文字は一体化ギア
-------------------------------------------------
14-32 ⇒ 14-16-18-19-20-21-22-23-25-28-32 プランA
14-32 ⇒ 14-16-17-18-19-20-21-23-25-28-32 プランB
14-32 ⇒ 14-16-17-18-19-20-21-22-25-28-32 プランC
14-32 ⇒ 14-15-16-17-18-19-20-22-25-28-32 プランD
あくまでも机上での検討結果だ。
前述のようにオリジナルセットままで並んでいるところ以外は変速性能が落ちるという懸案があるのだが、それ以外にもロー側の3枚のギアは分解不可能という話もあるし、中間の20-21前後も2枚セットになっているという話がある。
そうなると必然的にプランAとBは組み合わせ的に不可能となり、可能性があるのはCかDという選択肢になりそうだ。
ま、何はともあれ現物を見てからだな。 (´ー`)┌フッ
どうにもならん時は、平地メインで急勾配無しなら14-28、キツい上りがあるのがわかっているなら11-32をそれぞれオリジナルセットのままで使えばいいだけだ。
(´ー`)┌フッ
レシオのつながりで言うならば、やはり14-28がベストである。
14-32を作るならば、トップ領域の14-16を許容できるならば、プランCがレシオ的にはベストとなる。
・・・・という訳で今夜、品物が届いたのでさっそく組み替えてみた。
結論から言うと、トップとセカンドギアはセットで使う必要があり、かつ、8000系アルテグラの14-28の20-21と23-25-28は非分解だったので、組み合わせることが出来たのはプランDだ。
1速から5速までは5800系105のものを使い、6速から11速までは8000系アルテグラのものを組み合わせた。
14-32 ⇒ 14-15-16-17-18-19-20-22-25-28-32 プランD
スタンドをかけた状態での変速チェックでは特にもたついたり、ましてや変速しない部分は全くない。オイラの脚力次第ではあるが、22-25のレシオ差を許容できるならば、オールラウンドなエンジョイライディングギアの完成と言えそうだ。
週末はお天気は大丈夫そうなので少し走り回ってみようと思う。(^^)v
おまけ
ローギアの28Tを通称乙女ギアと呼ぶらしいと言う話は冒頭で書いた。
だが、14-28のセットはジュニアカセットスプロケットとよばれているそうな。なんても高体連?(中体連?)の規定で決まっていて、ジュニアは14Tよりも重いギアを使ってはいけないという競技規定があるらしい。
もう、乙女でもオッサンでもジュニアでも何でもいいよ。
オイラは楽しく乗れればそれでいいんだから。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!