すでにロードバイクを買ってポジションは最低限のラインまでは合わせたことは既報である。家の中での作業だが。
そしてファーストライドも今日済ませてきた。ハンドルポジションは大丈夫そうだが、サドルは当初の設定よりも高く後ろにずらす方向だった。
あとは乗り込む中で徐々に追い込んでいくしか無い。
ロードバイクを買おうと思いはじめて最初はディスクブレーキを装備したモデルが欲しかったのだが、諸々検討の結果、コンベブレーキモデルに決めた。
互換性のある部品が山ほどあるコンベタイプを選定した時点で、車体を選定している段階から盆栽化計画に思いを巡らし始めて居たことを告白しよう。(爆)
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!
チャリの軽量化に地道をあげるのはコスパが悪すぎるのはよくわかっている。
検討していたのもそうだし、結果的に買ったのもミドルグレードモデルだけにその先の軽量化を図るにはお金がかかりすぎるのだ。
だが、街乗り用のクロスバイクでタイヤを軽いものに変えただけで走りが劇的に軽快になって楽しくなったことを踏まえて、やはり重そうなホイールはほどほどのものに変えてしまいたい。
ロードバイクを趣味にしている人に聞くと真っ先に軽くしたいのは足下のホイールやタイヤだという。10人中10人がそう答える。
特に走り出しや上り坂で劇的な変化を感じるらしい。
反面、回転慣性マスが効かなくなるので速度維持がしづらくなると言うが、程度問題だろう。
物理的に理にかなった話なので大いに納得だ。
オイラが購入を決めたチャリはやはりホイールは廉価版というか重たそうなものが付いている。しかもAXISとかいうどこのものかもよくわからないブランドだ。
聞くところによるとスイスのなんとかってところのライン装着専用モデルらしいが、どっちにしても軽くは無いらしい。
だいたい価格帯が同じならばフレームにお金をかけ、次はディレイラーやシフトレバーのグレードを見栄えの良いものにする。その方が売りやすいからだろう。
反面、見落とされがちなブレーキやホイール、タイヤでコストダウンするのは常套手段のようだ。
ロードバイク乗りの間では重いホイールのことを
鉄下駄
と呼ぶそうだが、通勤用クロスバイクでタイヤの重量が大幅に軽くなったとたんに走りが激変したことを思えば納得である。重いホイール周りは足腰の鍛錬、修行以外の何物でも無い。(爆)
前置きが長くなったが、そんなわけでオイラもホイールを物色し始めた。
カーボンホイールはかっこいいし、軽くて良いのだがお値段が重すぎるので除外し、アルミホイールのミドルグレードで評価が高いものを中心にピックアップしてみた。予算的には最大でも諭吉が5人。本音ではもっと少ない諭吉で済ませたい。(苦笑)
ブランドで言うならば昔からカンパニョーロはあこがれだった事も有り、最初は、カンパのゾンダC17を買おうかと思ったが国内の在庫があるお店はどこも高い。諭吉さんが5人居ても少し足りないところがほとんどだ。
このホイールはミドルクラスだが評判は良いし、海外通販サイトならばかなり安く、諭吉さんが4人くらいいれば手が届く。しかし在庫無しで入荷まで2~4週間は最低でもかかりそう。←その後、約1週間で入荷したようだが。
フルクラム・レーシング3や5というのも評判良いようだがこれはもう少し高く、海外サイトでも5人囃子はそろえないと・・・・・(^_^;
いろいろ思い悩んだ末にシマノのアルテグラグレードのホイールがよさげに思えてきた。
上記2つのホイールと同等よりはちょい下くらいのグレードだろうか?
スペックを見ると上記の2つよりは僅かに重い。リムハイトもあまりないため見た目もそれほどぱっとしないが、最大のメリットはチューブレスに対応していると言うこと。
チューブレスタイヤにすればホイールの重量差はチューブの重さでお釣りが来るくらいだ。23~25C対応のブチルチューブだと80~100グラムくらいはあるようなのでホイールの重量差を補ってもお釣りが来る。それに軽量化される重量はそのままずばり、回転運動部の最大外周部分だから効かないわけが無い。
回転慣性重量に限って言えば高級グレードのアルミホイールと同等とも言えるだろう。
それに自転車用のチューブレタイヤというものに興味があり、使ってみたかったというのもある。
しばらく前からマウンテンバイクにはチューブレスタイヤが存在することは知っていたが今はロードバイク用もあるんだなぁと驚くやら感心するやら・・・(苦笑)
とりあえずネットでインプレをしらべて見ると、オートバイにおけるチューブレスのメリットがそのままロードバイクにも当てはまるようだ。
すなわち・・・・
・パンクした際のエア抜けが穏やかなので安全に止まれる
・チューブが不要なので軽い&乗り心地が良い
反面、
・タイヤの値段が高い
・ビードが固いのではめにくい
・エアの保持性能はやや低い
と言うと言うところも保持性能以外はオートバイと一緒だ。
エア圧の保持性能がやや低いと言うが、オートバイの場合はこう言う傾向は無い。おそらくエアボリュームが小さい割りに外周が大きく、しかもリムの変形度合いが大きい自転車ならではなのだろう。オートバイでも車でもチューブレスタイヤを履かせるホイールは基本的にホイールをしならせて衝撃を吸収するという発想は無い。それはサスペンションの役目だからだ。
大きな衝撃を受けるオートバイはスポークホイールを採用してホイールの変形でも衝撃を逃がしているが、スポークホイールでチューブレスタイヤを採用するものはごく少数である。ほとんどがチューブタイヤだ。
それから、オートバイと違うのは万が一、出先でパンクした際の対処方法。
オートバイならリペアスティックを外がぐりぐり押し込んで修理完了となるが、チャリの場合は、まじめに修理するならタイヤの裏側からパッチを当てる(実はクルマでもオートバイでも、チューブレスタイヤの正式なリペア方法はこれなんだが。)のだが、出先ではとりあえずチューブを入れてリカバリーというのが常套手段のようだ。
確かに屋外の作業環境が良くない場所では完全な修理は難しいだろう。CO2ボンベを使えば大丈夫だろうが、小型携帯用ポンプではとてもでは無いがビードを出すのは不可能なはずだ。
タイヤをホールに組んだ際のビード出しは普通のフロアポンプでならば問題なく出来るようだが。
クリンチャーよりは少しだけタイヤを組みにくいというかコツが必要らしいが、心配はしていない。ビードが固いなんてのはモトクロス用のタイヤを自分で交換してきたオイラに言わせれば、へのかっぱである。(^^)v
それにこのホイールは従来どおりのチューブタイヤも使える。
そうなると一気に気持ちはアルテグラホイールだ。(^_^)v
国内の通販サイトを見ると結構な値段がするが、なぜか海外通販サイトを見ると、カンパよりもさらに安く、定価の半額であり、諭吉さんが3人+αで買えることがわかった。
シマノって国産だよな・・・???
逆輸入の方がなんで安いの・・・・??
若干の謎は残るが安いことは正義だ。(^_^)v
この時点で腹が決まった。
同じく、どのみち交換するつもりだったブレーキも一緒に購入した。
アルテグラグレードのブレーキ。国内サイトとの値段の差は僅かだったが、国内サイトはどこも黒しか無く、ガンメタが欲しかったこともあり、海外通販だ。
このオーダーをしたのはチャリを購入する決断をする前なのだから我ながら気が早いものだ。(苦笑)
いずれも在庫有りと言うことだったので2週間ほどで届くらしい。
国内での通販だがIRCのチューブレスタイヤも頼んでみた。乗り心地が良いという話なのでオイラのニーズには合っている。
付け加えるならば、ホイールは単なる欲望を解放しただけだが、ブレーキに関してはデフォルトのAXISと言うものがとにかく止まらず、危険なレベルだという書き込みが多数見つかったことも有り、安全のためには投資は惜しんではいけないと判断し、早期購入に踏み切ったわけだ。(^_^)v
・・・・で、見切り発注したホイールとブレーキが届くのを待つ間に、52サイズの在庫がある店に行って買ってきたというわけだ。(^_^;
今まで知らなかったが、うちから10km以内にそれなりにスポーツタイプチャリの世界では名の知れたショップがいくつかあった。
ネットでそうしたお店の評判を見るといかにも今時らしく、絶賛するものからこき下ろすものまでいろいろだ。
そうしたものは参考にはするが、まったく当てにならないのも知っているのでオイラは自分の目で見て、肌で感じて、まあ良いかなと思えばそのお店を利用することにしている。
先日、クロスバイクを買ったお店もそうだ。基本は定価販売だが、いろいろ相談に乗ってくれるし、悪くはないのでオイラはそのお店でちょこちょこと小物の買い物もしているし、今後もつきあっていく予定だ。
自分で作業できるものはそれこそネット通販で最安値で買えばいいし、プライスだけでは解決しない情報なども欲しければお店で+αのお金を出せば良いだけだ。
今回買った方のお店はオイラの中では残念な位置づけに今は居る。もう一つの大きなお店に今度いって見るかなぁ。
・・・・・まあ、そんな流れで今日、ポジション出しのためのシェイクダウンで少し走ってきた。朝からものすごい暑さでボトル2本持っていったのだが、あっという間に飲み干してしまい、体力も売り切れたので早々に撤収してきた。
そして午後・・・・
郵便屋がでかい箱を抱えてやってきた。
国際郵便のようだ。。。。
そうなると思い当たるのはあれしかない。(笑)
予定よりも数日早くホイールとブレーキが届いたのだ。
まだ午後2時過ぎ。時間はたっぷりある。
という訳で早速盆栽化作業開始なのだ。(爆)
まずはホイールへのタイヤ組み付け。
チューブレスはビードが堅めと言うが確かにすこし手こずったが小1時間で何とか組み付け完了。
ちなみにチューブレスはリムの耳とタイヤのビードで圧力を保持する。
組み付け前に念入りにクリーニングしたのは当然として、ビードシーラーも塗っておいた。
自転車のサイトでチューブレスに関するところをみてもビードシーラーに触れているところはなかった。バイクやクルマのチューブレスタイヤの場合では結構常識なんだが。。。???
ビード部分にビードシーラーを塗り、あらかた乾いたところでビードワックスを塗り込んでから作業開始。
少々苦労したが、それでも想定の範囲内で組み付け完了。
フロアポンプでエアを入れたらあっさりビードも出た。(^^)v
ひとつ誤算だったのはバルブが短いのか、ヒラメの横カムだと4bar以上の圧では口金部でエアリークしてしまう。
仕方ないので仏米アダプタを付けて、米用のフロアポンプで7bar程度まであげたけどね。(^^)v
道具は買っておいたものの作業内容はまるで未経験だったカセットスプロケットの移植作業だが、案外あっけなく出来た。(^^)v
お次はブレーキ。
キャリパーの付け替えはあっという間だが、ワイヤーのアウターの受け方がアルテグラはアウター直受けなので微妙に長さが合わない感じ。
迷ったがこの際だからすっきりとワイヤーごと交換することにした。
フロントのワイヤーが締め付けナット部分でほつれて切れ始めていたからというのが直接の原因なんだが。(苦笑)
しかし、インナーワイヤーだけをするすると交換するという訳にはいかず、結局アウターごと交換する羽目に・・・・(^_^;
ハンドルのバーテープをいったんほどいて、アウターも交換。
特にリアはフレーム内をワイヤーが通るタイプなのだが、うかつにインナーワイヤーを抜いてしまうと、通すのはとてつもなく大変な作業となる。
だが、ケーブルライナーを買っていたおかげで何とか交換完了。
シューのあたり調整ではトゥーインを目検討だが調整するのにずいぶん時間を食ってしまったが何とか終了。
バーテープの巻き終わり押さえは、片方は再利用できたが片方が駄目だったので黄色い被覆テープ。(^_^;
ま、ご愛敬って事で。(^^)v
明日の朝は、アルテグラホイール+チューブレスタイヤ+アルテグラブレーキのフィーリングもチェックしてこよう。(^^)v
※良くしてくれるが定価販売の店ではなく、結果的に作業内容にあまり信頼が置けない感じだがそこそこ安かったお店でチャリを買った。
その差額でホイールとブレーキの代金は出た計算だ。
あ、税金その他で1500円ほど取られたけどそれも含めて、である。(^^)v
あ、タイヤ分はさすがに持ち出しだけどね。(苦笑)