街乗りチャリにもだいぶ慣れたし、必要な装備はほぼそろった。
メンテナンスも大概の事は出来るだけの体制も整った。
だが街乗りにはフラットバーハンドルが便利なのだが、やはりその幅が少し気になる。
購入時の状態からはすでに両端をそれぞれ1.5cmカットしてある。
http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12282299877.html
だが正直言うともう少しカットしたい。
通勤で片道9km程度を走るだけならまったく問題ないし、気にもならない。
しかし週末に約50、60kmを超えて走るとやはり少し手首が疲れやすいし、痛くもなる。
幸いエンドバーをつけてあるので手首の角度自体は多少変えて乗る事も出来るのでこのくらいまでの距離ならば我慢できなくは無いが幅がもう少し詰められると腕を広げずに握れるので楽になると思う。
フラットに握るときは幅が狭くなればなるほど無理にヒジを張らなくても手首の角度が楽になるし、エンドバーを使って、握手するような感じ(ドロップハンドルでレバーブラケットを握るような感じ)でハンドルを持つときも幅が詰まるほど自然なポジションになる。
テニスでもオフロードバイクでも自転車でも同じだ。自然なグリップポジションは握手をするときの手首の角度だ。
そんなわけで両端をさらに1cm、できれば1.5cmカットしたい。
左側はレバーホルダーを内側に追い込む余地がまだあるので問題なく出来そうだ。
しかし、右はトライアルミラーをつけてあるためにその分レバーが追い込みきれず、無理してもあと1cmは・・・・
大体、このモデルはRRディレイラーはsimanoを使って居るのにシフターは聞いた事の無いブランドが付いている。恐らくコストダウンなのだろう。
ブレーキはsimanoの油圧ブレーキなのはいいのだが、当然、ブレーキレバーホルダーとシフターレバーホルダーがそれぞれ別個に取り付けてあるのだ。
使ってあるsimanoのALIVIOの9速ディレイラーがどういうモデルなのかをネットでしらべて見たところ、MTB系のディレイラーとしてはエントリーモデルだが、街乗り用としてはまあまあという位置づけだそうだ。
・・・で、simanoのシフターに交換すると良い事あるのかなぁとネットで調べていたところ、このALIVIOシリーズ用でシフターと油圧ブレーキが一体化したものを見つけた。
おお!!
これならハンドルへの取り付けは一ヶ所で済むからレバーと指との位置関係にも寄るが今のものよりも全体を内側に寄せられそうだ。
ブレーキはもともとsimanoだから性能差は無いはずだが、シフターレバーがsimanoになると何かいい事があるかもしれない。
値段も数千円。
速攻でポチったのは言うまでも無い。
幸い、油圧クラッチのオイル交換、補充用のメンテキットは買ってある。
ブレーキホースをつなぎ替えて、キャリパー側からオイルを押し込んでエアを押し出すようにマスターシリンダーをオイルで満たせば問題ないはずだ。
問題はシフター。
シフターレバー側のワイヤーの取り付けがどうなっているのか、実はよくわかっていない。
とりあえずバラしてみればなんとかなるだろう。。。
あとは商品の到着を待つだけ・・・・・と思っていたら最安値のショップからは入荷の目処が立たないため、キャンセルして欲しいとの連絡が・・・・(^_^;
まあ、仕方ない。このままで乗るかなぁ・・・。
そう考えつつも何となくネットを見ていたら、数百円高いが在庫がある店がいくつかあった。(^_^)v
その中での最安値というわけでは無いが、配送が早いという理由で密林でポチってしまった。
それがようやく届いた。
今まではこんな感じ。ブレーキとシフターがそれぞれ別個のものが付いている。
ご丁寧にギアポジションのインジケーターまで付いている。(別に要らないんだが。。。。)
だが、思いの外、大きく、一体化してもハンドルパイプへの取り付けこそ1ヶ所になるものの大きさは変わらない。
いや、よく見ると微妙にハンドルに近いので今までのミラーが付かない気がしてきた。(^_^;
本来の目的はハンドル幅を詰めること。
そのために阻害要因となっていた、ミラー、シフター、ブレーキの3つの取り付けバンドをミラー、シフト&ブレーキの二つにすることでハンドルを詰める作戦だ。
確かにバンド部は2ヶになるし、内側に寄せられるのだがシフト&ブレーキの本体とハンドルパイプのクリアランスが少なすぎて今までのように奥側にミラーをつけるのはどう見ても無理っぽい。。。
ミラーをつけなければいいだけの話だがそれでは通勤での安全確保という意味でちょいと・・・
少し迷ったがせっかく買った訳だし、シマノ製のシフターだと何かいいことがあるかもしれない。
それに何度も書いているようにオイラは組んだりばらしたりという作業そのものも楽しんでいる。
・・・・という訳で何はともあれ、交換することにした。
作業の段取りはどうするのがいいか考えた。大昔、ロードバイクやMTBのブレーキワイヤーくらいなら交換したことはある。
ディレイラーの調整をやってみたくてかえって調子悪くしてしまったこともある。バキッ!!☆/(x_x)
まあ、考えていてもしかないのでまずはシフターを外してシフトワイヤーをつなぐことを優先することにした。
その後、油圧ブレーキもホースをつなぎなおしてエア抜きをしつつ、ミネラルオイルを充填してやれば問題ないはずだ。
どうでもいいんだがあらかじめブレーキメンテのグッズは買ってあったが実際にメンテする日がこんなに早く来るとは思っていなかったのでミネラルオイルはまだ持っていない。
マグラの油圧クラッチ用純正ミネラルオイルは持っているが、ここはひとつシマノの純正オイルを買うことにした。
いざ、密林で調べてびっくり。
50mlで1100円・・・・
しかし、1Lだと2千円ちょっとなのだ。
おそらく1回のメンテナンスなら50mlで足りるのだろう。
だが、その20倍もの容量が2倍の値段となればオイラは1Lを選択する。どうせこの先、使うこともあるはずだ。
何はともあれ、作業開始。
リアディレイラーのシフトワイヤーのロックボルトゆるめ、ワイヤーを外す。
先端のキャップが圧着してあるのでワイヤーをカットしないと駄目かなと思いつつ引っ張ってみたらあっけなくキャップはとれたので、そのままするするとワイヤーを抜き取った。
アウターはそのまま使うので外さない。
新しいシフターにはあらかじめワイヤーが付いているのでそれをするすると通し、ディレイラーに借り止め。
シフターもハンドルパイプに仮締めしてワイヤーの張り具合を適当に調整してみる。
適当にやってみたところ、それっぽくギアチェンジは出来るようになった。
しかし、3、4速あたりで時々飛び越しシフトをしてしまう。
まあ、このあたりは最後にもう一度じっくりやるとして次はブレーキラインの切り替えだ。
キャリパーのブリーダーにメンテナンスキットの注射器をセットし、エアが入らないようにオイルを満たす。
マスターシリンダー側にオーバーフロー用のカップを取り付ける・・・
・・・・・・のだが手順を間違えた。(苦笑)
先にマスター側につけてからやれば良かったのに逆にやったのでマスター側をいじっている最中にブリーダーに差し込んであったビニールチューブが抜けてしまい、オイルをまき散らしてしまった。(苦笑)
幸い、ホイールやタイヤはオイルまみれになってしまったがキャリパーや肝心のパッド、ディスクにはほとんど付かなかったので助かった。
何でもチャリ用のディスクパッドは吸水(吸油?)性がいいらしく、一度オイルが付くとクリーナーで洗浄したくらいではもう駄目だという話だ。
って事はメタルパッドではなくてレジンとかなのかなぁ。。。
ざっとオイルを拭き取ってから、気を取り直して作業再開。
新しいマスターに古いマスターからオイルラインを外してつなぐだけ。
ただし、この時点でマスター内は空っぽ。これをミネラルオイルでいっぱいにしなければならない。
キャリパーのブリーダー側から注射器でオイルをぐいっと入れてやると、あっという間にオーバーフローカップにオイルが出てきた。
ブリーダーをいったん締めてレバーを握ってみるともうエア抜きは必要ない感じだ。(^^)v
もう少しオイルを送り込んでから各部を締め付けて器具を外したらオイルラインの切り替えは完了。
楽勝だ。
新しいブレーキのレバーアジャスターをいじって自分の好みのポジションを作ればブレーキも終了。
本来はハンドルパイプの幅を詰める事が目的だが、まずは大事なブレーキやシフトの機能を確保する事の方が大事なので部品交換から始めた訳だが、取り付けそのものはあっけなく終了。
次はいよいよハンドルカット。
とりあえずミラーの件は後回しにして(苦笑)、レバー取り付け位置を決め、そこから逆算する形でカット量を決めた。
結局、両端とも1cmカットすることにした。
以前、1.5cmずつカットしたのでトータルでは2.5cmずつ切ることになる。
前回同様、パイプカッターを持っているので作業は5分で終了。切り口をやすりで面取りしてグリップをつければOKだ。
残念ながら今までのミラーをそのままつけるスペースはないようだが、これは追々に考えよう。(^_^;
ここで最後の仕上げとしてディレイラーの調整をするのだがその前にひとつ問題があった。
購入を先送りしていたワイヤーカッターだが、手持ちのニッパーやプライヤーではステンレスの撚り線を切ることが出来なかったので急遽、買う必要が出ていた。
ホームセンターに行き、あまり値段の張らないものでそこそこ使えそうなものを選んで来た。
専用工具さえあれば、余ったワイヤーのカットなんて30秒で終わる。(^^)v
エンドキャップをつぶすのは大昔から持っている電工ペンチで圧着するだけ。これまた30秒。
その後は20分ほどかけて納得いくまでディレイラーの調整をした。
ワイヤーの付け替えだけなので本来ならディレイラーのハイ&ローポジション調整は不要のハズだが前述のようにとばしシフトになってしまうため、基本に戻ってそこから調整し直した。
何度かやり直した後に、購入時と同レベルのセッティングが出せた。(^^)v
元はといえば、ミラーをつけたままでハンドル幅を詰めるため、シフト&ブレーキ一体型をわざわざ買って交換することにしたのでその意味では今回の作業は全く意味の無い無駄遣いだったと言われてしまうかもしれない。
しかし、チャリ用の油圧ディスクブレーキの扱い方はわかったし、なんと言っても鬼門の筈のディレイラー調整までやってそれなりに出来たことは今後の自信に繋がるのでこれでいいのだ。
今はすっかりロードバイクも買う気になっているので、いずれそっちのチャリをいじるときに今回の経験が生きるはずだ。(^^)v
ちなみにこの街乗りチャリをいじるのはここまで。
気に入ったモデルの納入時期にもよるが早ければ秋口にはロードバイクを追加購入予定だ。
そのための準備も着々と進んでいる。
(´ー`)┌フッ