元GPライダーでWSBにホンダワークスチームから参戦中だったニッキー・ヘイデン選手が亡くなってしまった。
イタリアのミザノサーキットにほど近い、リミニという町に滞在中、自転車でのトレーニング中にクルマと衝突して脳にかなりのダメージを受けてしまったのが直接の原因らしい。
今年も鈴鹿8耐で走る姿を見られると思っていたのに残念だ。
冥福を祈りたいと思う。
自転車の場合、身体を守ってくれる防具は無いに等しく、特にロードバイクの場合はかなりの速度が出るのでたとえ単独の転倒であってもただでは済まないと思った方がいいだろう。ヘルメットにしても自転車用のものは気休め程度だと思っていた方が間違いない。
オイラの友人にも自転車好きは多い。
純粋に自転車だけを一年中乗り倒しているのも居るし、春~秋までのトレーニング用としているのも居る。競技スキーの仲間はこのパターンが多い。
いずれにしても走る場所を選ばないと潜在的な危険は大きいと言わざると得ないだろう。なんと言っても防具と言えるのはちゃちなヘルメットくらいなものなのだから。
オイラも昔はロードレーサーとマウンテンバイクを持っていた時期がある。
当時は都内に住んでいたことも有り、交通量の多い道ではロードレーサーで車道を走ることに恐怖を覚え、かといって歩道に上がったり降りたりを繰り返せるようなシロモノでは無いため、すぐに手放した。
それ以降はMTBで歩道をへこへこ走っていたものだ。
しかし、それとても昔のことだ。
九州に転勤になる際に、そのMTBも友人にあげてしまった。
最近、クロスバイクを買った。
MTBほどごついのは要らないし、無駄に走行抵抗が高いだけなので、ほどほどに軽快に乗れていざとなれば歩道に上がるときの段差にもそこそこタフネスがあると言うことでこのタイプを選んだ。
交通量の多い道や路肩の狭い道では恐ろしくて車道を走る気になれない。
いずれにしても,オイラの場合は走行速度がかなり遅いので万が一の場合のダメージは(単独の転倒くらいならば)いくらか少ないとは思われるが、そもそも事故のリスクを回避するのが大事だ。我が身の安全を守るために小さなミラーの装着を検討しているくらいだ。
ま、いずれにしてもたとえ自分が正しいとしてもリスク回避のためには自らが停止する、回避するのが鉄則だろう。なんと言ってもクルマ相手にケンカしても勝てる見込みは無いのだから。(苦笑)