ステルステック・もう一つの考察 | 木馬の四方山ばなし

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昨日、ステルステックというアイデアグッズ?に関する与太話を書いた。

http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12239344292.html

 

効果については懐疑的だというのが主旨だ。
しかし、どこぞの学校の先生が大まじめにその効果をうたっている以上、そんなに単純に切り捨てられるものでも無いはずだ。

そこでもう少し考えて見た。

 

前述の文章ではブーツの底敷きにつけた三角断面のパーツによってその遊び角の分だけ

スキーと脛の角度がうごく

と言うことを前提に書いた。

だが、足と脚はスキーブーツでホールドされている。ダイナミックな観点ではスキーブーツはたわむ、たわむからこそ機能の優劣が生じる。しかし、スタティックな観点から考察すると、いかに足裏に三角形のパーツがあったとしてもスキーと脛の角度はスキーブーツで固定されているので変化することは無いとも言える。

このスタティックな視点から言い切るならば、このパーツがあろうが無かろうがまったく変化は生じないと断言できる。

だが足と脚はブーツの中で僅かだが動くことが出来る。ダイナミックな観点でのたわみを考える以前にスタティックな状態であっても完全固定では無いのだ。
その前提に立ってこのパーツをつけることに寄る変化点とその効果について再度考察を試みよう。

 

まず、足を前方から見た場合を想定しよう。足裏が幅全体で接地しているときは面接触だ。そしてブーツに対して僅かに足と脚が動けるという前提で言うならば、傾け始めると足裏における脚の内傾もしくは外傾方向の回転の支点は足裏の左右どちらかの端に移動する。
三角形の頂点を左右に動かして傾ける場合をイメージするとわかりやすいが、もともと一定の幅で設置しているものを傾けるにははじめはかなりの抵抗が有り、それが傾ける動きへの抵抗(裏返せば安定感)となるし、動き出しを遅らせる原因ともなる。

 

それに対してこのパーツをつけている場合には足裏の接地の仕方は点接触、ないしは前後方向の線接触となる。そして傾き方向の回転運動の支点は足裏の両端では無く、中央部となる。(あくまでもステルステックのある部分に於いてはという意味である。)

先ほどの三角形のイメージをもう一度思い出して欲しい。
先ほどのイメージでは底辺の長さ全体で接地しているため非常に安定性に優れる反面、傾けるには抵抗と遅れを伴うと書いた。
今度はその
底辺の真ん中付近に突起がある場合を想定して欲しい。その突起とはすなわちステルステックに他ならない。
今度は中央付近の1点でのみ支持されているため、もともと左右への傾きに関する安定性は無い。もっと言うならば自立すら出来ないということになる。
この状態から左右に傾け始めるのは抵抗もなくすっと動き始めることがイメージできるはずだ。そして底辺の両端が接地してしまうと上述の場合と同様に抵抗となる。

ローラースケートとインラインスケートの違いをイメージしてもらえばわかりやすいと思う。

すなわち、スキーと脚の角度はブーツで固定されているという前提に於いて、ブーツ内で僅かに足(脚)とブーツシェル間での動きが可能であるとするならば、最初の動き始めの抵抗が減少すると言うことはまんざら無いとは言えないのかもしれない。

 

ますますおもしろくなってきた。(^_^)v

 

誰か試してくれないかなぁ。
身近な仲間でスキーの実力も一定以上の人のコメントで無いと参考にはならない。ネットで見つけたインプレッションなどはぶっちゃけ信頼しろというのはどだい無理というものだ。

 

ま、オイラはいずれにしても当面は保留だな。
春先になって完全に遊びモードになったときにでも試してみるかもしれないが。(爆)