物欲との葛藤と現実のギャップ  | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

ラリー北海道でキヤノンから機材を借りることが出来たので以下は自分用のインプレッションである。 (笑)

 

借りた機材は、EOS1DXマーク2とEF100-400mmf4.5-5.6。 


最安値で買ったとしても両方で
諭吉さんが80人以上必要となる高級機材だ。(苦笑) 

金曜日の夜から土曜日丸一日使った。 
あ、正確にはボディはフルに使ったが、100-400は金曜の夜だけの使用だ。 

 

キヤノンEOS1DXマーク2 

ひと言で使った感想を言うならば、欲しいっ!!(笑) 

前モデルとなる1DXは何度か借りて使ったことはある。 
おいらが持っている旧モデルの1Dマーク3と1Dマーク4との比較で言うと、1DXはAFの食いつきとか良くはなっているけども値段を考えると無理して買うほどではないというのが結論だった。 
自分のマーク3はAFポイントが少ないことがかなり不満だが性能的には十分だし、マーク4に関しては大きな不満は何もない。 

自前のボディはどちらもAPS-Hサイズだが、もともとサーキットで2輪のレースを撮ることを主眼にしているため、むしろ都合がいいのだ。 
フルサイズだと焦点距離的につらいし、トリミング前提となってしまう点もイマイチで、AFポイントが中央よりになってしまう点も1DXに食指が動かなかった理由だ。 

あ、もちろん、その値段が一番の理由だが。(爆) 

だが、友人たちの中で1DXマーク2を導入した人の話を聞くと前モデルの1DXよりもかなり良くなっているらしい。 
機会があれば使ってみたいと思って居たのだ。 

 

そんなわけで今回のチャンスは渡りに船である。 
違う言い方をすれば、一度は封印した物欲が再燃するのは間違いとも言えるのだが。バキッ!!☆/(x_x) 

 

まずは自分のボディと2台持ちで撮影する予定だったので極力違和感を排除するために、親指AFの設定とAFボタンとAEロックボタンの機能を入れ替えた。 
それ以外の設定もわかる範囲で順次好みに合わせて換えていった。 
今回はラリー撮影と言うことも有り、シャッターが深くて重いのはなんとか許容できた。 

 

良い点 
1、縦位置グリップ側にもジョグボタンがついたこと。 

おいらは縦位置を多用する方だがファインダーをのぞいたままでAFポイントを直感的に移動できるのは楽ちんだ。1Dではジョグダイヤルで縦方向と横方向の両方を動かす必要があったのだ。 

 

2、連写速度が早くなったこと。 

おいらはサーキットでの撮影では1/40~1/125くらいのシャッター速度を多用する。場合によっては1/20とか1/8くらいもよく使う。 
そんな状況では連写しても
本当に撮りたい瞬間で撮れるのは1コマだけだし、その前後は間隔が空きすぎて構図が目指すものとは違うことが多い。 
1/125くらいなら連写で救われる場合も多いが、1/40位になると感覚的には1秒間で2コマから3コマ弱しか撮れないため、撮りたい構図とは全く違ってしまうのだ。 
だが、1DX-2はそれが速い。カタログスペック的な連写のコマ数の違いよりも格段に差を感じる。 
考えて見れば、たとえば1/40で撮る場合、露光時間だけで言えば、1秒間に40コマ撮れる理屈だ。だが実際はシャッターのチャージのための時間とかミラーアクションの時間、画像データの書き込み時間などがあるので上記のような速度となってしまう。 
1DX-2ではメカニカルなアクションに要する時間が圧倒的に短縮された印象で、1/40くらいでの撮影でも欲しい構図に近いところで
もう1コマ撮れる。 
これは当たりカットの確立が格段に増えることになり、アマチュアカメラマンには大きな助けとなる。 

ちなみにミラーのリバウンドもかなり少ないので連写せずに超スローシャッターで撮影する際にもぶれ防止に役立つはずだ。 
3、AFの追従性が良くなっている。 

これは前モデルの1DXでもかなり良かったが、今回感じたのはマシンのバックショットを撮るときの後追いでの追従性が上がったように感じた。 
これまたアマチュアの腕を補ってくれる性能向上だ。 

 


微妙な点と要望 

1、縦位置にもISO変更ボタンが欲しかった。 

最近はシャッター速度と絞り値を欲しい設定にするために、ISO感度で調整することが増えたため、縦位置で握っている際にもファインダーから目を離さずに設定変更できるとうれしい。 

 

2、露出の決め方が変わった??? 

画面全体で露出をきめる「評価測光」モードを自分のカメラでも使って居るが、1DX-2では同じ評価測光でも2/3~1段分くらい明るめの露出になるようだ。 
AFポイントとの連動とか短時間の試用では追い込みきれなかった設定によるものかもしれないが。 


3、DPP4.5でないと画像が見られない 

おいらは長いことDPP3を使ってきた。DPP4もインストールしてあるし、そちらの方がレタッチに関しては高機能だがDPP4では1Dマーク3のRAW画像が開けないため、未だにDPP3をメインに使ってきた。 
今回借りた1DX-2のRAW画像をDPP3で開こうとするとRAW画像はファイルがあることは認識するが開くことは出来ない。 
では、
DPP4ならばと試してみると、今度はRAWデータが持っているサムネイルしか開けない。。。 

友人たちからの助言をもらって得た結論が、 

最新のDPP4.5でないと最新機種の1DX-2や5D-4の画像は開けない。 

ということだ。 
ならばバージョンUPすればいいとキヤノンのサイトを見て愕然とした。
DPP4.5はMacの場合、OS10.9以降でないと対応できないのだ。 

おいらのMacは古いプリンタを今でも使って居る関係でOS10.8で止めてあるのだ。 

いやいや困った。(^_^; 
プリンタドライバは今更新しいOS対応はしてくれないし・・・・ 

普段使いのOSは10.9以降にバージョンアップしてDPP4.5を使えるようにし、別ドライブにOS10.8の環境を残して置いて、プリントするときにはそちらのシステムで起動してプリントする以外に手は無さそうだ。 
いやいや困った困った。そのうち、じっくりと腰を据えてシステムの構築をするしかない。 

 

ちなみに窓ノートも2台持っているが、そちらに対応したDPP4.5はあったのでインストールしてみたところ、ちゃんと認識するようだ。(^_^)v 

 


お次はレンズのインプレッション。 

 

EF100-400F4.5-5.6isUSM 

発売以来、非常に人気の高いレンズだ。おいらも何度か借りて使ったことがある。モトクロスなどはこれ1本あれば対応できる。 

良いレンズなのはわかっているのだがおいらは買わない。。。 (^_^;

焦点距離的にはすごく良いのだけどやはりズームで前後長が変わるレンズは持ちにくくて使いづらいからだ。 

もはや、いい悪いではなく好き嫌いの世界なので誰がなんと言おうと駄目なものは駄目なのだ。
「止めのカット」を撮るときには特に気にならないが、スローシャッターで流し撮りをする時にイマイチなのだ。 
おいらはフードの先端を左手でホールドして撮影する。そのときにズームロックをかけていたとしてもズーム比ごとに全長が変わるとホールドのフィーリングが変わってしまうし、何よりもロックが甘くて前後に動いてしまうときもあるからだ。 
おいらはフードをつかんだ手でカメラとレンズを顔の方に押しつけて安定させるので余計気になる。 

旧型ではあるが、EF70-200mmf2.8を持っているのでそれに2倍テレコンをつければテレ側は同じに出来るのでまあ良いかなと思って居る。 
だから良いレンズだが、すでに持っている機材でカバーできるから買わない。 

 

以上が、借用機材のインプレッションとなる。 

 

 

余談だが、自前の70-200mm。 
いつからそんな感じだったのかは不明だが、筐体が緩んでガタが出て居ることに気づいた。 

ズームリングの前がパコパコと動き、前後方向に1mmくらいの隙間が空くようになってしまったのだ。。゜(゜´Д`゜)゜。。 

 

←1mmくらいの隙間が空く。

 

 

このレンズはちょうど10年前に購入し、一番使用頻度が高いと言っても過言ではないのに一度も点検に出したことがないのだ。 
今シーズンが終わったらほかの機材と一緒に点検に出す予定だったが、こうなると悠長なことは言っていられない。 (^_^;

すぐにキヤノンの引き取りサービスを頼んだのですでにドナドナされていった。 

 

今週末は全日本モトクロスが埼玉オフロードビレッジで開催されるのだが、仕方ない。 
モトクロスでは70-200がメインレンズなんだが、ほかのレンズで頑張るしかない。 
所有レンズで使えそうなのは
24-70と135mm、300mmとなる。 

週末の天気予報を見ると土日ともに降水確率50%くらいなのであれもこれも欲張っても仕方ないので、たとえば24-70のショートレンジ1本勝負とか、135mmにはテレコンをつけられるのでx1.4あるいはx2.0テレコンをつけて中望遠の単焦点勝負という感じかな。 

もともとオフビレは写真を撮りにくい場所なので雨が降ると一気にやる気が失せるんだよなぁ。(爆) 
その場合は純粋に観戦モードに入ればいいや。バキッ!!☆/(x_x)