週末に観た映画である。
キング・ソロモンの秘宝2/幻の黄金都市を求めて (1986)
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AE%9D2%EF%BC%8F%E5%B9%BB%E3%81%AE%E9%BB%84%E9%87%91%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%A6/6082/
これはちょっと古い映画なのでどんな映画だったっけ???と思いヤフー映画のサイトでさわりを調べたら、なんとまあ評価の低いこと。(^_^;
嗜好は人それぞれだから多くの人がつまらないと言っていてもオイラにはおもしろい作品があることもあるのだが、作品解説からしてとことんこき下ろしているのとレビューが著しく低いので観る気が失せた。
そもそもなんでこれを録画したのかすら良く覚えていない。恐らくタイトルの感じから、インディ・ジョーンズのようなアドベンチャーアクションを期待したのだとは思うが思い入れがあるわけでも無いので、見る前に消去。(苦笑)
狼男アメリカン (1981)
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E7%8B%BC%E7%94%B7%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3/3394/
キング・ソロモンは観ないで消したあと、何を見ようかと録画してある大量の映画の中からこれを選んだ。
昔、この映画のタイトルを聞いた記憶はあるし、上記のヤフーサイト見ても痛快なコメディ映画を期待できそうだったので観た。
しかし、いくら昔の映画とは言え、これも期待外れ。
特殊メイクが当時としては「売り」だったのだろうが今となってはどうと言うことも無いし、それ以前に全然コメディとは言えず、むしろブラックなストーリー展開だ。
それに随所にある謎については何一つ解明されないまま、何とも切ないエンディングを迎える始末。
ヤフー映画のレビューではそれほど評価は低くないのだが、オイラ的には全く観る価値無しとこき下ろしたくなるような作品だった。
ローン・サバイバー (2013)
http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC/347542/
日曜の晩はこれを観た。
非常に重い映画だ。真実や正義はどこにあるのか、置かれた立場や思想が違えば結論は180度反転する。
映画では生き残った兵士を肯定する立場で描いているが、敵側からの視点でものを考えたら見事に正義の所在は逆転するのだ。オイラにはどちらに正義があるとはとうてい言えない。
そして何よりもこの映画が重くのしかかってくるのはこれが事実に基づいた映画であると言うことだ。ある意味、「アメリカンスナイパー」に通ずるものがある。
平和ボケした日本に生まれ育ち、おいら自身も平和ボケしていると言わざるを得ない状況に身を置くものが偉そうなことは言えないだけの重さがある。
「アメリカンスナイパー」ではどう受け止めるかは観た人にゆだねるというスタンスの描き方だったと理解しているが、この映画ではやはりアメリカに正義があると言う前提で描かれているように思う。それを正しいとも間違っているとも言えない。オイラは当事者では無いからだ。
そして、自分や愛するものの命を守るために当事者とならざるを得なかったすべての人に正義があるのだろう。
作品としては悪くないがもう少し制作者から、監督からのメッセージが伝わると良かったのかなぁと思わなくも無い。
いずれにしてもかなり集中して見入った作品ではある。