ご近所のお買い物用(という割にお買い物に使ったことなどほとんど無いのだが。)チャリンコのお話。
折りたたみタイプのコンパクト自転車なのは結構だが、そのポジションまで窮屈でまともに走れないために色々手を入れたという話はだいぶ前に書いた。
http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12052258511.html
改良の結果、ごく短距離だが乗ってみてポジションはよくなったことも確認できている。
それと短時間とは言え乗っているとお○ん○んの付け根が圧迫されて股間全体がしびれてしまう件もスリム且つお○ん○ん逃げのあるサドルに付け替えたところだいぶ楽になったようだ。
昨年の改良後に3kmちょっと離れたショッピングモールまで往復して観た限りでは以前よりはだいぶマシな感じだった。(^^)v
もっともこのときはジーンズを履いていたので、ジャージなどの動きやすい服装でもう一度確認が必要かも知れない。とは言え、改善方向であることだけは間違いなさそうだ。(^_^)v
近距離用のチャリとは言え、不満なところが少しずつ改善されてきた。だが、そうなるとせめてもう少し直進安定性が欲しくなる。
フロント16インチというきわめて小径のタイヤであるが故に直進安定性がものすごく低いのだ。
前回の一連のメンテナンスでタイヤをワンサイズ太くした。乗り心地向上と舗道の段差によるパンクタフネスをあげたかったからだ。
だが、タイヤが太くなり重くなることでそのジャイロ効果にも期待していた。小径タイヤが不安定なのはひと言で言い切ってしまうならば回転部の慣性モーメントが径の大きいものよりも少ないためだ。
軽いコマは少ない力で回せる反面すぐに不安定になるが、重たいコマは回すときには力が要るがまわってしまえばどっしりとして安定している。あれと同じだ。
そこで考えた。こぎ出しは重くなるがフロントタイヤやホイールをもっと重くして回転慣性重量を増やす方法は無いだろうか?
色々考えた末に行き着いたのはバランスウエイトの装着だ。
車やバイクに乗る人は見たことがあると思うが、ホイールの内側に板状のおもりが貼ってあるはずだ。あれは回転軸に対して重量が不均一だとガタガタと振動が出てしまうため、それを調整しているのだ。チャリンコのホイールにあいつを貼ることはできないが、オートバイ用、それもスポークホイール用のバランスウエイトというものがある。
そいつをなるべくたくさん、均等につけるとこぎ出しは重たくなるかも知れないが、いったん回り出せば回り続けようとする力がたくさん発生する。すなわちジャイロ効果によって自立しようとする力が発生するはずだ。
狙い通りならば、普通に直進しているだけでも恐ろしくて片手運転すら出来ないような安定性が少しは改善するかも知れない。
もしかすると曲がるときに傾けようとすると抵抗が増えて曲がりにくくなるかも知れないが、もともとそういうスポーツタイプのチャリでは無いのでそこは問題ないはずだ。
というわけでネットで探して買ってみた。
スポークに嵌めて使うタイプだ。
1ヶあたり30gの重さが有る。
ネットショップでは1ヶの重さが10g、20g、30gの3種類があったのだが効果をはっきりと確認するためにはめいっぱい重くして慣性マスを増やしてみようと思い、30gを注文して見た。
・・・・・のだが、実物を見ると
デカイ・・・・・orz
何ともかっちょわるいのだ。(^^;)
昔は鉛でできていたので比重が約11,3だったのに対し、今のものは錫でできている。錫の比重は7.3しか無い。だから同じ重量にした場合は妙にデカくなるのだ。
比重だけでいえば通常の鉄合金の比重が7.85程度であることを思えばそれよりも軽い。おそらくこの手のウエイトに鉄では無く錫を使うのはさびにくいからかもしれない。
まあ、それはともかく、このでっかいウエイトをスポークにたくさん嵌めるのはかなりカッコワルイ。(苦笑)
だが、走行時の安定性が向上するならば、かっこ悪さよりも安全性を選択しよう。
・・・・というわけで約1年越しのトライとなってしまったが、試してみることにした。購入したのは10ヶ入りのセットなのでまずはともあれ、10ヶすべてをつけてみた。(爆)
かなりかっちょ悪い・・・・
成金オヤジがぶっとい指輪を嵌めているかのようだ。(苦笑)
なにはともあれ、気を取り直して走り出してみる。
本来は装着後はペンチでつぶして外れないようにすべきなのだろうがまずはお試しなのでガムテープで飛んでいかないように押さえるだけにして見た。
んでもって少しだけ週末に走ってみた。
・・・・が、まったく変化を感じ取れなかった。orz
そしてあまりのかっこ悪さにすぐに外したのは言うまでもない。トホホ。
カッチョよくチャリンコに乗りたいならばちゃんとした自転車を買えと言うことだな。(´ー`)┌フッ