デジタル一眼レフのイメージセンサーの掃除に悩んでいる人は多いと思う。
市販のクリーニングキットで一番使いやすいのはペンタックスのもの(下記のリンク先参照)だろう。
だが、油っぽい汚れに関してはイマイチの時もあるし、細かい汚れを取りきれないこともある。そうなると無水アルコールや市販のセンサークリーナー液で拭き掃除をすることになる。
オイラはレンズペーパーをはじめは使って居たが、いっそのことトレシーでやったらどうかと思って試してみたこともある。だが、トレシーはもともとホコリを吸着しやすいため、いくら洗いたてでもすでにホコリを呼び込んでいることが有り、拭き掃除のあとに確認するとむしろ細かいゴミが増えていたりした。orz
そこで使い捨てならばということで、100円ショップで売っている綿棒を使ってみたこともあるが、これも綿棒自体が毛羽立っていてゴミだらけ。(苦笑)
そのあたりのオイラなりの試行錯誤の歴史は下記リンクに詳しい。(爆)
http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-11933610136.html
http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-12076063309.html
どれもこれもいまいち決定打に欠けるのが悩みの種だ。
んでもって、結局、上記のリンク先にもちらっと写真が写っているがスーパーで売っている抗菌仕様のスワブを使ってみたところ、これは調子いい。(^_^)v
2本用意しておき、1本目にクリーナー液をつけて拭き掃除をしたら、もう1本でから拭きをすると綺麗になる。
ウエットクリーニングをする前にハンドブロアでホコリを飛ばしたあと、さらにホコリとり用のブラシでセンサー周りからホコリ系のゴミを取っておくのがコツだ。ライトルーペでセンサーにゴミが無いことを目視確認しておけば完璧だ。
作業自体はこれで不満は無い。
だが、やはり、1本あたりはたいした値段では無いとはいえ、スワブを使い捨てるのはもったいない。←根っからの庶民なのである。
そこで最近はまたクリーニングペーパーに戻ってきている。(苦笑)
振り出しに戻った感じだ。だが、HCLの厚手のクリーニングペーパーを使うのは以前と同じだが、ささやかだが工夫をしてみた。(^^)v
以前は割り箸やペンなどにペーパーを巻き付けて輪ゴムでほどけないように固定して使って居た。これだと一度目のウエット拭きの時はいいのだが、クリーナー液が揮発しきって液ムラが残らないうちにから拭きしたいのに新しいペーパーをまき直すのがもどかしい。はじめから2本用意しておけばいいともいえるのだがそもそも輪ゴムで固定するのって意外に面倒。さらにはウエット拭きとから拭きで2枚のペーパーを使うのはもったいない感じもする。←しつこいようだが庶民の育ちなので。(^_^;
そこでいろいろ考えた末に、思いついた。
短めの丸い棒にペーパーを巻き付けて両端を使えるようにし、真ん中を輪ゴムでは無くクリップで挟んでペーパーがほどけないようにしておき、片側にクリーナー液をつけたらセンサーのウエットクリーニングをし、すかさず反対側でから拭き。
これでセンサー面への液ムラ汚れも残らずOK。
作戦としては完璧だ。(^_^)v
あとはイメージ通りの芯棒を手に入れればいい。
家の中にある芯棒になりそうなものを手当たり次第にチェックした。
さすがにこれは太すぎるし、長すぎる。(^_^;
あ、これ、オイラの大腿骨の中に1年間入っていた芯棒である。バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ!
いらない菜箸の持ち手側をカットするというのも作戦ではあるが・・・・(太さ的には手頃な感じではある)

この作戦のキモは短めの芯棒を使うことで両端を使えるようにすることと、ほどけないように固定するのにクリップを使うところにある。
そしてそれを実現するにはオイラのイメージにどんぴしゃの芯棒をゲットすることがマストなのだ。
ちなみにアイデア自体は、たどり着いてしまえばどうと言うことは無い方法だが、実際の役立ち度は高いはずだ。
オイラはカメラボディを2台並べておいて、2台続けてウエット拭きしてから、ペーパーを巻き替えてから拭きというワークフローを取っていたが、今回の手法ならば、1台ずつ素早く作業を完了できるので液ムラのこりが無くなる点がいいのだ。巻き替え作業もクリップのおかげで数秒で出来る。(^_^)v
だがちょうどいい芯棒をさがすのに苦労した。
家中を探した。別にこだわらなければ、それこそ鉛筆を短くしたものでもいいし、割り箸を適当な長さにして使ってもいい。
しかし、両端を同じ太さにしたかったので軸の太さが均一のものを探した。そして巻き付けたときの使い勝手を考えて太すぎず細すぎず、それでいて長さとしては幅15cm程度のペーパーが両端から適度に突き出すためには10cm位が目安となる。
だが、ふと思いついた。
この間のモトクロス観戦の時にもらった応援フラッグだ。(^_^)v
あれの棒が樹脂のパイプで太さが10mmくらい。
オイラのイメージよりは少し太いが均一な太さなので、適当な長さに切ればつかえるのではないか?すでに帰宅後ゴミ箱に放り込まれていたものをサルベージしてみた。
ペーパーにあてがって、使い勝手の良さそうな長さにカットする。まずは片側だけペーパーが突き出すように巻いてみてペーパーの固さというか剛性?が使いやすい突き出し量を決めた。
うん、HCLの厚手ペーパーを前提にするならば巻き付ける芯棒の太さにもよるが、だいたい10~15mmくらいの突き出しが良さそうだ。
そして両端がそのくらいの突き出しになるように樹脂パイプの長さを決めてカットした。
完成っ!!
だが、実際に使うイメージで触ってみるとどうも巻き付ける太さが太すぎる。
細かいところの掃除がしにくそうと言うのもあるし、巻き付け径が太すぎてペーパーの剛性が足りず、ヘニャヘニャなのだ。
残っているフラッグ芯棒を少し長めにカットして、ペーパーの突き出し量を少なくしてみると剛性感は上がるがこんどは細かい作業がしにくい。
そこでふたたび100円ショップでくまなく探してみた。
お店の隅から隅までくまなく歩いてみてこれを見つけた。
樹脂のグリュースティックだ。
ガンタイプの加熱器で暖めながら押し出すと細長く樹脂を吐出しながら造形が出来るというものの材料となるスティックだ。
長さもちょっと短い気もするがどうせ100円だ。ダメ元で買ってきた。
帰宅後早速ペーパーを巻いてみた。
若干短いせいか、ペーパーの突き出し量が多いが巻き付け径がこの間のフラッグの芯棒よりは細いおかげで剛性感はまあ、許容範囲だ。(^^)v
クリップで留めるとこんな感じ。
スターウォーズ・エピソード1に出てきた敵キャラで赤鬼みたいなやつが持っていた両側がライトサーベルになっている武器みたいだ。
バキッ!!(-_-)=○()゚O゚)アウッ! 少しずつイメージに近づいてきたため、早速作業をしてみた。
用意するのは下記。
カメラボディx2台
HCLセンサークリーナー液(無水アルコールでもOK)
HCLクリーニングペーパー・厚手(この辺は好みで使い分ければいいけどHCLのものが安心)
芯棒
クリップ
ハンドブロア
ブラシ
ライトルーペ(100円ショップで売っている懐中電灯のついた虫眼鏡でも代用できると思う・・・たぶん)
まずはハンドブロアでホコリを飛ばし、ブラシでセンサー周りにゴミの付着残りが無いように掻き出したあと、もう一度ブロー。手動クリーニングモードにしてミラーUPしてから上記の作業をもう一度行う。
ここまで来たらライトサーベルの出番だ。←チガウ
芯棒にペーパーを巻き付けてクリップで固定。片側の先端にクリーナー液をちょいとつけてセンサーを万遍なく拭き掃除。これで油っぽい汚れも落ちたはずだ。
最近のモデルはセンサーへのホコリ付着防止のためのコーティングがされているため、クリーナー液がはじかれてセンサーの上で水滴になるのだが、今回は細めにペーパーを巻いてあるためクリーナー液の余剰分はそれ程多くないと見え、から拭きですぐに拭き取れる程度だ。
うん。いい感じ。
この液のこりを放置すると乾いたあとに液ムラとなってゴミよりも始末が悪いことになるため、ライトサーベルをさっと持ち替えて乾いている方のペーパーで余分なクリーナーを吸い取りつつ、から拭きしていく。
万が一ゴミが残っていても映り込まないように外側に向かって最後は吹き上げるのがコツだ。(^_^)v
だが、ここでひとつ告白しておこう。
芯棒に使ったものはやはり少し短いため、巻き付け径が細くなったとは言え、やはりペーパーの剛性感が物足りない。
使えるか、使えないかという2値で答えるならば使えるのだが、使いにくい。(苦笑)
まあ、そこは後で考えるとしてまずはクリーニング作業を終わらせることが優先事項だ。
仕上げに気休め?もしくはクリーナー液を乾かす?ためにハンドブロアでシュポシュポしてからルーペでゴミ残りが無いことを確認する。
するとやはり細かいゴミはわずかに残っている。ハンドブロアで飛ばせるし、必要ならブラシで軽くなで回しても良い。
だが、自宅で落ち着いて作業する時はやはり仕上げに、ペンタックスのぺったんキットを使いたい。
それこそ5分もかからないので撮影に出かける前の晩にやれば済む。
これでセンサーはすっかり綺麗になったのだが、まだやることはある。
前述のように買ってきた芯棒ではわずかに短すぎてオイラの好みの掃除フィーリングにマッチしないのだ。(爆)
100円ショップに直径7mmくらいの木工細工用の長い木の棒も売っていたのであれを好みの長さに切ればOKではある。
だが、もう一工夫したい。このまま負けるのは嫌だ。バキッ!!☆/(x_x)
そこで思いついた。
幸い、グリュースティックは山ほど入ったものが100円だったのでまだ何十本もある。
あれをつなぎ合わせて長くした上で好みの長さにすればいい。
ふっふっふっふ。
我ながら完璧なアイデアだ。
うちにあった瞬間接着剤で早速くっつけてみた。
・・・・が、くっつかない。
どうも材料的に駄目な組み合わせだったらしい。orz
さあ。さあ。さあ。
さあさあさあさあ、どうする>オイラ。
バキッ!!☆/(x_x)
考えた末に閃いた。
グリュースティックなんだから溶かしてくっつければいいじゃん。(^^)v
ガスコンロで2本のスティックの先端を炙ってから押しつけてやったところ、あっけなくくっついだ。(^^)v
ちょっと見た目は悪いけど溶着強度は実用上十分だ。
つないだスティックを好みの長さにカットして今度こそ完璧だ。(^^)v
RAW撮影が前提ならば、後処理でのダストデリートもある程度は出来るが、やはり撮影時にクリーンな状態なのが理想だ。
今後は撮影前にはまじめに掃除しよう。
ちなみに出先での非常用としては、伝家の宝刀「レンズペン」の登場となるがこれはあくまでも応急処置であることを最後にお断りしておこう。
以前、販売元に問い合わせたことがあるが、研磨剤が入っているためセンサーのコーティングに悪影響がでる可能性があるので、明確に「使ってはいけません。」との回答をもらっているので使う人はあくまでも自己責任だ。(爆)
では、諸君の検討を祈る。(´ー`)┌フッ