オイラは普段はスクーターで通勤している。
通る道は国道ではあるがいわゆる幹線道路と言うよりは旧道という位置づけとなり、片側一車線の道だ。
ほとんど路肩は無いに等しいのだが、この狭い路肩を自転車で疾走していく人がいる。
普通のママチャリやスポーツサイクルで走る人ももちろんいるが、おいらが言っているのはいわゆる実用型の自転車で全力疾走する人のことである。
新聞屋が使うチャリほどごつくは無いが、形状としてはほぼアレと同じ。
ハンドルの前にかごなどはついておらず、荷台にも荷物が縛り付けてあるのは見たことが無い。
そんな感じで年の頃は30前後なのだろうか?
いつもマスクをつけたままなのでそれ以上は想像する材料すら無いのだが、その彼が見ほれるくらいの前傾姿勢で文字通り全力疾走するのだ。
クルマの脇のわずかな隙間を全力で駆け抜ける。
見たところいつも空身だ。荷物など持っているのは見たことは無い。ジーンズをはいているので財布くらいはポケットに入れているのかもしれないが。(苦笑)
それにしてもマスクをしたままのあの疾走はそうとう心肺能力が鍛えられると思う。
正直、鬼気迫るものがあり、ちょっと精神疾患でもありそうにさえ見える。
こちらはスクーターなので車が流れているときにはあっという間に置き去りにするし、混雑しているときにはすり抜けは出来ないため、そのチャリが脇を追い抜いていく。
こんな感じなので「彼」との交流どころか接点は幸いにしてないのだが、正直不気味ではある。
一心不乱に実用チャリをこいていく姿にはやはり危険なオーラを感じるのだ。(苦笑)
君子危うきに近寄らずというが、今後も関わり合いになることは無いだろう。(´ー`)┌フッ