あまり物欲は刺激されないかなぁ。 | 木馬の四方山ばなし

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グラビアやポートレイトで活躍中の土屋カメラマンが一脚を作成中である。
たしか、カメラ雑誌CAPAと連動しているものだったと記憶している。
http://tsuchiya.blog.so-net.ne.jp/2015-10-04

土屋カメラマンはポートレイトを撮るときにブレ防止のために一脚を普段から使って居るようだ。
友人の中にも中判カメラや大判カメラで撮影する際に愛用している人がいたが、デジタルとは言え最近の高画素モデルではやはりブレが気になるのも手伝っているようだ。

上記のリンク先(土屋氏のブログ記事)を見る限り、ポートレイト撮影という目的に対してはよく考えられているように思える。かなり完成度は高まっているのでおそらくこのままの仕様でCAPAから発売されるのだろう。
だが、モータースポーツ撮影用という意味ではオイラはあまり物欲を刺激されない。
写真を見る限りではこのモデルのベースはハクバのジオ・ポッドE76Sであるようだ。

http://www.velbon.com/jp/catalog/monopod/geopode76s.html

このベースモデルに対する改良点は
・段数を減らして剛性の確保を優先している。(仕舞尺は長くなるので携帯性では不利)
・一番上の締め付けをレバー式からナット式に変更している。
というのが大きなところだろう。

ひとつ目の剛性と段数、携帯性については何を重視するかだけなので、各人で好みが分かれるところだ。
ふたつ目のナット式に関しては正直よくわからない。短めのレンズを装着してるときであれば重量はさほどではないためカメラボディを右手で持ったままで左手で高さの微調整を出来るし、その際はねじ式の方がやりやすいというのが土屋カメラマンの主張のようだ。

オイラはベースモデルとおぼしきE76Sをモータースポーツ撮影用として愛用している。
・段数は多いが仕舞尺がみじかく移動時に邪魔にならない
・蹄型の石突きと自由雲台の組み合わせで使って居るため、(特に雲台の分だけ高さが稼げていることもあり)一番下の細い足は少ししか伸ばさなくて済んでいるので剛性不足を感じたことはない
・高さの微調整は確かに一番上の締め付け部で行っているがレバーロック式で特に使いにくいと思ったことはない。

という感じで土屋モデルが目指す利点が残念ながらオイラにとっては特別なメリットをもたらしてくれるとは思えないのだ。
剛性がどうしても欲しいときにはマンフロットの680というアルミの一脚も持っているのでこちらを使えば全く不満はない。段数が土屋モデルと同様に少ないタイプなので剛性はあるが仕舞尺は長いし、少し重いので最近はベルボンのものをメインに使って居るのだ。サーキット撮影って意外に歩くんだよね。

そんなわけで今回は自信を持って物欲は刺激されずに済んでいる。