・・・ハラスメント | 木馬の四方山ばなし

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昨今はほにゃららハラスメントという言葉をよく耳にする。

セクハラ、パワハラなんていうのはもはや古典にちかい。最近はモラハラとかオワハラなんてのもある。
モラハラも英語としてはかなり怪しいが、オワハラに至っては、聞いているほうが恥ずかしくなるような響きだ。その意味ではオレオレ詐欺にちかいかもしれない。

昨今は学生の就職活動に関する報道があると必ずといって良いほど、このオワハラの話題が登場する。
内々定を出す代わりに他社への就職活動を辞めろという「不当な圧力」というのがオワハラの解説の主旨だ。
でも、学生を支援するのは結構だが一方的に「オワハラ」を攻める風潮には正直納得がいかない。かつて就職氷河期といわれた時代には就職できればラッキーとばかりに文句も言わずにいた学生たちが、いざ売り手市場になると何社も内定を取って最終的に一番待遇の良いところを選択し、それ以外の内定先にはドタキャン。しかもメール一本。そんな記事もよく見てきた。

企業側とすれば採用予定の人数が確保できたと思ったらドタキャンされ続けた結果、自衛策として自社への入社を約束する念書(これとて法的拘束力は無いのだろうが)を取ったりしているのだろう。
この学生が良い悪いでは無く、全体の風潮としてそういう流れの中から生まれてきた「オワハラ」は一方的に企業側が責められるべきではないと思って居る。
だいたい、就職難の時代なら意にそぐわない仕事について、悶々とした後に転職するなんていうのも多かったが、今や売り手市場といわれている。この言葉通りなのだとしたら、学生は自分でやりたいことや福利厚生などの条件を天秤にかけて就職先を絞り込むはずだ。内定の数を競うな輩は論外だ。
実態はよく知らないので学生の立場からすればどうなのかはよくわからないが、社会に出て長いキャリアを経たオッサンとしては、自分たちに都合の良いことだけを要求して、都合の悪いことをつるし上げているように見えなくも無いんだが・・・・