抜釘手術をして退屈しているときに友人が
百田尚樹の「海賊と呼ばれた男」
を貸してくれた。文庫本である。
年末から年始にかけてぽつぽつと読んでみた。
結論から言うと面白かった。
この話は、出光興産の創始者をモデルにした話だそうだ。特にノンフィクションとは言っていないところを見ると、事実に基づいてはいるが、かなり「盛って」いる部分も多そうだが、小説としてはまあ面白かった。
人間かくあるべし
そんな感じだ。
但し、作者の百田尚樹はあんまり好きになれないことに変わりは無いのだが。ネットでのこの人の右翼的発言の数々を見てしまうとね・・・・
それでも「永遠のゼロ」もそうだが、小説としては面白いのでこの人の筆力は間違いなさそうだ。
好き嫌いの話でついでに書くと、
鉄道員(ぽっぽや)
の映画は良かったけど、原作者の浅田次郎があまり好きになれないのと似たようなものかなぁ。
こっちの場合は、何かの対談番組に出演している浅田次郎があまりにも上から目線で話をする態度が非常に不快でそれ以来、何となく好かないのだ。
本人に関する情報はそれ以外は何一つもっていないし、知らないので言ってみれば第一印象だけで好き嫌いを決めてしまったようなものであるのだが。。。。(苦笑)