オイラは高校生の頃にはじめてメガネを作った。
高校入試の受験勉強で一気に視力が落ちたからだ。そして同じように大学受験を挟んでもうワンランク視力が落ちた。
高校生の頃に原付免許を取った頃はまだ裸眼で大丈夫だった。しかし、大学入学後に中型バイク(今はこういう呼び方はしないんだっけ。。普通二輪車というのかな?)の免許を取るときは既に怪しかった。
視力が落ちたのに加えて大学生になって色気づいたのか、コンタクトレンズを使い始めた。(^^;)
ソフトレンズだ。
ハードの方がレンズは安く上がるようだったが、ほこりが目に入るとめちゃくちゃ痛いという話は友人達から聞いていたし、バイクに乗ることもあってソフトを選択した。
それ以来、長いことコンタクトレンズを使い続けている。アキュビューの2週間使い捨てタイプが出た頃からは、そうしたディスポーザルタイプを使うようになった。
一番近眼がひどかった時期のレンズの度数は
右:マイナス2.25
左:マイナス2.00
だった。
数年前から肉体の衰えには勝てず、手元が見えづらくなり、数年前にはじめて遠近両用メガネというものを作った。だが、やはりコンタクトの利便性は手放せなくて、手元が見づらいのは我慢しながら近眼用コンタクトも使い続けた。
しかし、コンタクト使用時の近距離視力がついに我慢の範疇を超えたため、遠近両用のコンタクトに切り替えた。
使い始めの2週間くらいはかなり違和感があり、遠くも手元もぼんやり。目にぐっと力を入れて意識を集中しないとどっちも見えなかった。だが、人間の体というのはすごいもので上述のように約2週間程度でほとんど違和感なく使えるところまできた。
そして、その後、さらに手元視力の低下が進んだため、コンタクトの視力矯正度数が変わってきている。
遠近両用のコンタクトはレンズが二重構造になっており、常に両方を通して画像は見ているのだが脳みそが都合の良い情報だけを抜き出して認識するものらしい。
どこかのメーカーのサイトにあった説明だが、網戸越しに表の景色を見ているとき、ほとんど網戸を意識することは無いだろう。そして今度は網戸に意識を集中した瞬間から表の景色は意識から消えるはずだ。
そういうものらしい。
但し、遠近両用コンタクトの場合、手元用の度数にはバリエーションは無く、LoとHighの2段階しか無い。これはいくつかのメーカーのものを調べたがどこも同じようだ。近眼用の度数は通常通り、0.25飛びに存在する。つまり、遠くを見るための視力矯正をばっちりやり過ぎると手元の視力をきちんと出すには落差が大きすぎて脳みそが上手く順応できないため、ほどほどの視力で我慢するというセッティングをする物らしい。
オイラの場合、当初は上記のように「マイナス2.25/2.00+Lo」という組み合わせでスタートした。
肉体の衰えでさらに手元が見づらくなったときに、「High」との組み合わせも試したが、二重構造のレンズのそれぞれの度数の乖離が大きすぎて脳みそが追従しきれず、かなり目が疲れるようになった。そして疲れるだけでなく、視力が出なかった。
その結果、遠くの視力矯正度数を少しずつ落とすという動きとなった。度数を落とすと当然遠くが見えづらくなるのだが不思議なもので1週間もするとある程度までは回復するのだ。これも脳みその順応力のなせるわざと言うところか???
結局、今では
右:マイナス1.5
左:マイナス1.25
というところまで度数を落としている。
仕事中はずっと手元を見ていることもあり、そちらを重視したセッティングという面もあるのだが、遠くの視力もかろうじて0.7~1.0程度は確保できている。
ツーリングに行ったり、スキーのレースに出たり、あるいはサーキットで撮影するときなどは遠方視力が物足りないのだが、そこは度数違いのレンズも持っているため、使い分けている。(^^)v
気持ちはいつまでも25才のままなんだが、やはり体はどんどんオッサン(というかジジイ)になって来ていると言うことなのだろう。
こればっかりは抗うことは難しいので折り合いをつけていくしか無いのだ。(´ー`)┌フッ