「永遠のゼロ」でも無ければ、「進撃の巨人」でも無い。
最近話題の「ゼロ」の話だ。
サッポロの「極ゼロ」という第3のビールが酒税法違反の恐れがあるとして、発泡酒に切り替わった。
極ゼロの名はそのニュースで一気に知名度が上がったと思う。そして発泡酒として販売を再開してからも好調だという。
先日、アサヒやキリン、サントリーが一斉に同じような「ゼロ」を売り物にした商品を発売したというニュースがあった。スーパーに行くと案の定、そろい踏みで売っていたので、それぞれ1本ずつ買ってみた。
それにしても後発商品もそろって「発泡酒」であるのはどういうわけなんだろう。単に極ゼロが発泡酒にしても好調な販売を維持しているのでそれに便乗しているだけに見える。あるいは業界内の横並び意識なのか。はたまた、密約が存在するのかも知れない。製法技術的に発泡酒で無いと「ゼロ」という特徴を出したものを作れないという可能性もある。
おとといまでに3種類を飲み終えた。残るはサントリーだけだが、今のところの感想は、
どれもおいしくない。普通の第3のビールのほうが旨いじゃん!!
である。なんと言ってもどれもこれも泡立ちが今ひとつだし、味そのものが致命的に駄目。
そして夕べ、サントリーの「おいしいゼロ」というのを飲んだがやっぱりこれも駄目。
最近のお気に入りは「ホワイトベルグ」なのだが格段の差がある。
そうなるとわざわざ高い発泡酒を買う理由が薄れる。何となく、糖類ゼロ、プリン体ゼロという健康志向をあおるような言葉に踊らされているだけなのだろう。
今は目新しさや健康意識でお試し買いをしている消費者が離れるのは時間の問題だな。
発泡酒ならば、麦芽の使用量など、第3のビールよりも製造時の自由度は高いはずだ。メーカーには好調な販売にあぐらをかくこと無く、肝心要の「味」の向上に心砕いて欲しいものだ。
ビール(のようなもの)をこよなく愛するものとしての切なる願いである。(´ー`)┌フッ