徳川400年の秘密 | 木馬の四方山ばなし

木馬の四方山ばなし

趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

広島の豪雨災害。
非常につらいニュースだ。今はひとりでも多くの生存者が見つかることを祈ると共に、災害に遭った人たちが日常の生活に一刻も早く戻れるように祈るばかりだ。

広島だけでは無い。最近は全国的に極端なのでいつどこで災害が起きるかわからない。都市部でさえ、短時間の集中豪雨があれば排水が追いつかず、死者が出ることすら珍しくなくなっている。

リスクマネージメント
言葉にすると簡単だが、今起きていること、そして将来予測されることに於いて、どんなリスクがあり得るのかを想像して、準備しておくことしか対処方法は無い。
古くから崖上や崖下には家を建てないなどという言葉は言われているはずだが、経験値を遙かに上回る事態が起きると、「大丈夫なはず」だったものですら、あっという間に危険の渦中に飲み込まれてしまうと言うことだ。

そんな中、ふと思った。
オイラはもともと東京下町の生まれ育ち。
社会人になってから数ヶ月は近畿地方で過ごしたがそれ以外はずっと関東の平野部で暮らしてきた。
この春までは1年半という短い期間ではあるが、九州の真ん中あたりで暮らすという体験もした。
ツーリングや撮影旅行であちこちへ出かけるとそれぞれの地域の天候なども気にするようになった。

そんな中で、春に関東に戻ってつくづく思うのは、
関東平野の天候は安定している。
ということ。
もちろん、昨今はゲリラ豪雨などもあるし、山間部では当たり前のように夕立もあるだろう。だが、平野部に於いてはだいたい天気の移ろいは予測の範疇だと言うこと。西日本や東海地区の天候を見ていれば、数日後に関東も同じような天気になるからだ。
たとえば九州。1週間も安定したいい天気というのはあまり記憶に無い。西の海上で突然低気圧が発達して勢力の強いまま雨をもたらすので、降るときの勢いがすごいし、3~5日くらいの周期で雨がくるイメージだ。しかもその勢いたるや激烈である。

その点、関東の平野部では起きる事象そのものも比較的穏やかである。
徳川幕府が400年もの間、栄えたのはこうした地の利もあったのだろうとふと思ったわけだ。
治政にも優れていたのだろう。もちろん、必ずしも民にとって良い治政ばかりでは無いと思うが体制を維持するための政としては優れていたのだと思う。

このところの自然災害のニュースを見ていてふと思った次第である。

災害に遭われている方が一刻も早く安心して夜を迎えられるように願うばかりだ。