鈴鹿で開催された
ポッカサッポロ1000km耐久レース
に行ってきた。
スーパーGTのレースだ。
そのGT300クラスでスバルのBRZが念願の初優勝を果たした。
今シーズン、予選ではいつも好ポジションを確保しながら、トラブルなどで結果につながらなかった。
今回は予選トップからのスタートで1周目から後続を引き離しにかかる走りだった。
撮影しているとこのマシンだけは、近づいてくるのが音でわかる。
排気音ではなく、減速時に
キュキュキュ
という甲高い、独特な音が聞こえるからだ。
あれは何の音なんだろう。タイヤのスキール音を短くしたような印象だ。
ABSが作動して、瞬間的にタイヤがグリップスリップを繰り返す音のようにも思えるが、真実は不明だ。S字の切り返しでも聞こえていたように思うのでブレーキを踏んでいない減速時にも音が鳴っていたのだとすると、ABSの可能性は低くなり、ますます謎である。
オイラ、4輪のレースにはとんと疎いし、GTに代表される「ハコ」レースはスケジュールさえあえば撮りには行くけど、その勝ち負けには興味ないし、チーム、ドライバー、マシンのどれに対してもほとんど知識は無いのだ。(^_^;
ま、あれがなんであろうとどうでも良いと言ってしまえばそれまでだが、ハコレースに興味は無くても、そこに採用されているテクノロジーには興味はあるのだ。
はてさて、あれは一体何なんだろうね-????
疑問と言えば、その昔、GT500クラスは概ね500馬力にアジャストしたマシンであり、GT300クラスも同様に概ね300馬力にそろえたカテゴリーと言うことだった。
しかし、今や排気量も全く違うし、ハイブリッドでは排気量という概念がそもそも通用せず、厳密には後輪馬力での平等性、透明性が全くなくなっているのが今のGTマシンだろう。
まあ、はじめから「演出」されたカテゴリーだからどうでも良いのかもしれないけどね。
だって、純粋に速いマシンが勝つのではなく、勝ったマシンにはウエイトハンデを増やし、それでも勝ち続けるとシーズン途中であってもレギュレーションを変えてまで、ハンデを増やして、「勝てるポテンシャル」を意図的にコントロールするのがスーパーGTなのである。
その一方、フルモデルチェンジした「ニューマシン」がちゃんと年間チャンピオンを獲れるようにうまくコントロールし、日産、トヨタ、ホンダのバランスとご機嫌を取っている面もある。
昨年は外車勢に全く歯が立たなかった、GT300クラスの国産車だが今年はそのあたりの調整が入ったらしく、外車勢は軒並み苦戦を強いられいる。
まあ、お客にしてみれば、ハコレースだけにがちがちとぶつけ合うくらいの競り合いが見られれば満足なんだろうけどね。
オイラは違和感を感じずにはいられないけど・・・・(´ー`)┌フッ