もったいない | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

東京の下町で生まれ育ったオイラは、両親から
ものを大切にする心

人を思いやる心

を教え込まれたと思っている。

決して裕福とは言えない環境ではあったが、両親のおかげで不自由をした記憶は無い。
今にして思えば所得水準で言うと、せいぜい中の下、あるいはは下の中くらいの位置づけだった
 はずなんだが。

そんななか、オヤジからは時にはパァ~っと散財することも学んだ。(苦笑)
いや、所詮、低所得層のやることなので散財などと言ってもたかがしれているのだが、日頃の慎ましやかな生活の割には使うときには使っていた方だと思う。
たとえば、流行り始めて間もない頃に、たいそうなステレオレコードプレーヤーを買ってきたりしたものだ。
そう、大昔に流行った家具調のステレオだ。昭和の香りがぷんぷんする奴。

カラーテレビを買ってきたのもかなり早いほうだったはずだ。(オイラはあまりに小さくてあまりおぼえていないが。)

そうかと思えば、(ささやかな配当額だったはずだが、)馬券が当たったからと言っては寿司折りを買ってきてくれたりもした。
あれは散財と言うよりはオヤジなりの愛情表現だったのかもしれないが。(苦笑)


だからと言うわけでも無いのだが、オイラも少しだけ似ているところがある。
いざやると決めたら遊びなど、一見無駄なものにも結構な投資をする点だ。
物理的、経済的にはダメージはあるが精神衛生上はかなり効果があるのだ。


今、我が家を見回すと、まあ、我ながらいろんな遊び道具を持っているものだ。(苦笑)

部屋の中にはエアロバイクやさまざまな健康グッズがあるし、バイク、クルマ、カメラ、スキー関係だけでも相当な量だ。パソコンの周辺機器もいろいろある。

書籍もかなりある。

昔から買いためたCDも数百枚はあるし、DVDやVHSビデオまである。

しかし、取っておけるものはわずかだ。
割り切って潔く捨てていかないと荷物が減らない。
みんな処分処分処分だっ!!

そういえば学生の頃、部室が散らかっていると
ウルトラ処分(わかっているとは思うが、「ウルトラセブン」のダジャレである。)
と言っては捨てまくる奴がいたっけ。

そんなことを思い出しながらボチボチと大物から整理をはじめた。

4台持っているスキーのうち、2台は会社の友人にあげた。

一軒家住まいから、1DKに変わるのだ。中途半端な荷物の減らし方では追いつかない。
使えるかもしれないとか、勿体ないという気持ちは一旦封印して、とことんドライに割り切ろう。(^_^)v

カメラ機材も大幅に減らそうと思う。
フィルムカメラのペンタックスLXとマニュアルフォーカスのレンズは、それぞれ精密機械としての出来映えがすばらしく、是非手元に残したい気持ちは強くあるものの、所詮フィルム撮影はもうしないとも思い、悩んでいるところである。

ま、潔く捨てられるものから捨てていき、悩ましいものは最後に決断すればいい。
まだもう少し時間はあるのだ。