首都高速の距離別料金制がついに実施される。
先日、その詳細が発表された。
http://www.shutoko.jp/company/press/h23/prl2sv000000chzm-att/prl2sv000000ci0w.pdf
毎日、首都高速を使って通勤する身としては、気になるところではあるが、どう考えても値上がりだなと覚悟はしていた。
上記の内容を見る限り、走行距離が24km以上は上限金額だそうだから、予想通りというところだろう。
ヽ(´ー`)ノ ハア
乗り降りするインター間の料金検索サイトも公開されたようだ。
これによるとオイラは予想通り、どうあがいても最高金額。orz
ま、仕方ない。
リーマンショックが無ければとっくに導入されていた制度だ。
今まで執行猶予がついたと思うしか無い。
しかし、新料金体制になって果たして交通量が増えるのか減るのか?
ちょっと気になるところではある。
もともと首都高速は複雑な上に、出入り口や合流が左右で全く統一されていないこともあり、なれていない人は必ずといっていいほど危険な思いしているはずだ。
それを理由によほどのことが無いと首都高には乗らないという人も結構いる。
首都高側は距離別料金体系になれば短距離利用しやすくなるとは言うが、実質値下げだからと利用者が増えるとは思えない。
第一、一番安い料金が500円から始まるという時点で、割安感は無いと思うのだが。
思うに、とどのつまりは使うのは従来から使っていた人ばかりではないだろうか。
日常的に短距離を使用してきた人にはもしかしらほんの少しだけ値下げの恩恵があるかもしれないが、首都高を常用している人のほとんどはオイラのようにそれなりに距離を走っているはず。
だとすると、交通量自体は大きな変化は無いが、従来から使ってい人にとっては事実上の値上げってことだな、これは。
今まで700円だったものが一気に900円になる。
かつて400円だったものが500円になり、その後100円単位での値上げが繰り返され、今や700円。
「値上げ率」で言うと驚くくらいぼったくりの値上げだが今度は
700円→900円
と実に3割近い値上げなのだ。
20年以上前とはいえ、400円だった時代を思うと、ものすごいことだ。
このデフレのご時世で一本調子で値上がりし続け、20年前に比べて2倍以上の値段になったものなど、そう多くは無いはずだ。
これぞ、親方日の丸にあぐらを掻いた運営と言うことだろう。
民営化なんて名ばかり。
何一つ効率化なんて図られていないのが実情だろう。
こうした過去の経緯を白日の下にさらしてしまうと、きっと都合の悪い政治家のセンセイもたくさんいるはずだ。
だからこそ、こういった問題が一部の週刊誌などで取りざたされてもいつの間にかうやむやになってしまうのだ。
そのくせ、相変わらず年末や年度末になると毎年のように同じ場所をほじくり返している。
子飼いの土建屋がたくさんあるのだろう。天下りの温床だ。
いまだに甘い汁を吸っている役人や、元役人、政治家が大勢いることは想像に難くない。
そう考えるとアホらしくなるなぁ。
まあ、そうは言っても使わざるを得ないんだけどね。。。。
ぶつぶつ・・・・