昨秋からの画像をセレクトしていて思うことがある。
最近撮ったものは打率がかなり低いということ。
やはりブランクは大きいということか・・・。
昨年はかなり集中して撮ったこともあり、秋のMotoGP、F1の頃はそこそこなカットがあったりする。
もちろん、相当な数を撮影しての話なので、案外、打率で語ってしまえばあまり変わらないのかもしれない。
でも、1枚でもアマチュアなりに納得できるものがあるか無いかの違いは大きい。
たとえそれが100%満足で無くても、である。
ニフティ通信時代に知り合った仲間たちがいる。
当時、卓越したインターフェイスでコンピュータというものを身近に感じさせてくれた、マック。
無限の可能性を秘めつつ、歴代モデルでも突出した出来の悪い筐体をもったパワーブック5300シリーズユーザーの集まりだった。(^_^;)
今でも当時の仲間たちとはつながっている。
もちろん、今ではかなり減って十数名というレベルではあるが、すでに16年の歳月が流れていることを思えば驚異的と言っていいだろう。
そしてその仲間たちの間で近年カメラブームが起きていた。
そしてついにグループ展を開こうという話まで持ち上がった。
各自が撮るテーマもバラバラだし、メンバーが別ルートで知り合ったアマチュア?アーティストたちも写真以外の様々なジャンルで参加するという。
このところ、こういったカルチャー活動?とは無縁だったのでおもしろいかもしれないと思っている。
もちろん、アートに関しては全く疎いし、写真だってオイラはゲージツ家とは対局に位置する。
オイラの写真は、センスや感性で勝負するものでは無い。
所詮は理系人間。そんなすてきなセンスは持ち合わせていない。(爆)
たとえば感性の鋭い人は日常の風景だろうと、見るものをあっと驚かせるような切り取りかたをする。
ネイチャーフォトだってまさにそうだ。
オイラもカメラをいじりはじめた頃は風景写真を少し撮っては見たが、どうにも自分には向かないことを思い知らされた。
その後、モデル撮影に通った時期もある。(あ、もちろん着衣のモデルさんですよ。)
だが、ネイチャーフォトグラファーならぬ、ね-ちゃんフォトグラファーにもなりきれない自分に気づいた。
最後に残ったのはモータースポーツ撮影だ。
このジャンルだって感性の鋭さやセンスが無ければいい作品は撮れない。
しかし、模倣はできる。
そう。オイラの作品はある意味、模倣なのだ。
ただし、道具があって同じ場所にさえたてば同じように撮れるわけでは無いのがモータースポーツ撮影だ。
特に低速シャッターでの流し撮りは技術である。
作品の完成度を高めるためにはまずイメージがあり、それを追求するための感性とセンスが必要だが、それだけでは撮れない。
イメージを具現化するための撮影技術も要求されるのだ。
オイラの場合、感性やセンスとは無縁だが、技術系フォトグラファーの意地としてアマチュアなりに技術は磨いてきたつもりだ。
追求する作品のイメージは、あとで見ると、どこかで見た感じ、誰かの作品と似てる・・・・とまあ、そんな感じではあるが、それを模倣できたことに対する自己満足は得られる。(^_^;)
プロを目指すのならばこれではいけないのだろうが、所詮はアマチュアの趣味だ。
これでいいのだと納得している。
それに試行錯誤している内にごく稀にはおもしろいものも撮れたりするから、それはそれでありなのだろう。
まあ、そんなわけでショボイなりにナントかグループ展に混ぜてもらうことにした。
しかし、問題は、オイラが用意する作品。
ここ数年撮ってきたのはモータースポーツばかりだし、今年はほとんど撮っていないし・・・
なにを用意するかなぁ。
それからまだ準備期間があるのは助かる反面、展示の時期がスキーのハイシーズンともろに重なっている。
少なくとも土日のどちらかは山に行かない週末が1、2度ありそうだ。
はてさて・・・・