AG10のインプレッション | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

オフロードバイク用のタイヤの話である。


興味と知識のない人にはちんぷんかんぷんのはずなので飛ばしてもらった方がいいかもしれない。(苦笑)


以下はオフ車とタイヤに対する最低限の知見を持つ人を前提に話を進める。



オフロード走行用のタイヤと言ってそれこそ種類は無数にある。


少なくともモトクロス用(一般公道不可)のタイヤはいろんな種類があるし、オイラはたまぁ~にMXごっこをする程度なのでそちらに対する知識と経験はさほど無い。

だから、ここでは割礼する。。。。


・・・・じゃなくて割愛する。
バキッ!!☆/(x_x)




一般公道OKのタイヤ。
いやゆるオン/オフタイヤと呼ばれるものも種類は多いが、オイラのお気に入りは、

ミシュランT63
ピレリMT21

である。


国産のトレール車がライン装着で履かせているタイヤはもっとオンロード寄りの性能であり、耐久性は十分だがオフ性能は今ひとつ。
まあ、ダンロップのD603あたりは悪くはないけどね。


かといってFIMエンデューロ用タイヤは値段も高いし、耐久性が低すぎる。あくまでもレース用のタイヤだ。


したがって一般公道を走る林道ツーリング用としては、やっぱりオイラ的には上記の2種類が値段、耐久性、性能のバランスから言ってベストだと思っている。



しかし、いまブルーサンダーに履かせているタイヤは

ミシュランAG10

である。


外観はモトクロスタイヤそのものである。
こんなので一般公道というか舗装路を走っても大丈夫なのか?と不安になるくらいの暴力的な顔つきである。(^^;)


そう。このタイヤ、一応、一般公道走行可能なのだ。


ただしFIM公認タイヤではないのでいわゆる公道を使用したエンデューロレースには使えない。
だがその分、値段は安い。


タイヤショップが言うには安いのでモトクロスの練習用として使う人も多いらしい。
確か前後で15kしなかったと思う。



ちなみに余談だが、FIM公認の基準はブロックの高さに制限があること(環境への配慮と言うことらしい)であることくらいは知っているが、一般公道を走れるものと走れないものの境目がどこにあるのかは全く知らない。



外観、そしてその走行性能から言ったら、このAG10なんて絶対に舗装路(=一般公道)では使っちゃ駄目じゃん、って感じだ。(苦笑)


このタイヤは元はといえば近所のMXコースまで自走で行って、MXごっこをするために以前から持っていたものだ。
しかし、夏のツーリングでタイヤを使い切ってしまったため、とりあえず、今、ブルーサンダーに履かせてあるのだ。


それにご近所MXコースは近隣住民ともめたのか、役所ともめたのかは知らないが約2年前から完全に沈黙を続けているので、温存しておく理由もなくなってしまった。



まあ、そんなわけで、このタイヤで約1週間の通勤(高速道路走行)とご近所林道へのぷち・ツーリングをしてきたので、簡単なインプレをメモ代わりに残しておくことにした。


はじめに舗装路での直進性。

重量車がつけたわだちがあると、60キロ程度の速度でもゆっくりとした周期のスネーキングが出ることがある。
わかっていれば怖くはないし、変にこじったりしなければそのうち収束するので、まあ慣れればOK。(苦笑)


高速道路走行、特に90キロ以上では路面のあれなどをきっかけにウォブルが出る。
気を抜いているとちょっとびっくりするがこれも変に力まずに腰でコントロールをしていればそのうち収束する。(爆)


所詮モトクロスタイヤ並の高いブロックを持つだけに剛性はなくてふにゃふにゃなのだ。



だからコーナーでもハンドルをこじる乗り方をすろと、フロントが切れ込んで転倒するリスクが高まるはずだ。

あまり舵角をつけず、車体全体をバンクさせて、アクセルはオン。
フロントがにゅるにゅる逃げていくのにあわせてリアもアクセルでにゅるにゅる加減をあわせてやればOKだ。

つまりスムーズなコーナーリングを心がけないといけないのだ。


オーバースピードでのコーナー侵入は命取り。
フロントをこじった瞬間にフロントから転倒すること請け合い。(^^;)

でも、これってオフロードでの乗り方そのもので、舗装路でもいい練習ができると言うことだ。
バキッ!!☆/(x_x)



まあ、どちらにしても舗装路では無理は禁物。
ウエット路面になったら相当慎重に走らないと危ないレベルだ。(^^;)


ガソリンスタンドに入るために歩道を横切る際も浅い角度で入るとフロントが歩道の端に蹴られてこけそうになる。
意識して深い角度での進入が必要だ。



だが、ある程度のマージンを取った乗り方さえ心がけておけば、思ったよりは普通に乗れる。

そして当然と言えばそれまでだが、ダートでは楽しい。(^^)v

気持ちのいいスライドを楽しめる。


あとは耐久性がどのくらいあるかが問題だが、それはもうしばらく乗ってみないとわからない。

ちなみにブロック剛性が低くてグニャグニャしているためだと思うが、山のなくなったT63の時に比べて、わずかに燃費が悪くなった様だ。

いつも同じルートを走る通勤路でのガソリンの使用量が少し増えた。

ま、これも許容範囲だ。


リアはこのタイヤでもいいがフロントはもう少し、舗装路でのマージンがあるタイヤがあると林道メインのツーリングタイヤとして常用してもいいんだけどなぁ。



結局、舗装路での安全性、限界性とダートでの性能と楽しさのバランスを考えると最終的にはT63かMT21に落ち着く気もするが、とりあえずは山がちびるまで乗ってみることにしよう。(^^)v


ちなみに最後になるが、オフ用タイヤの公道走行可or不可の境目がどこにあるのかをネットで調べて見たら、こんなのがあった。


まずはこれ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q118276851


何となく一番、納得できる説明かな?
もっともAG10はどう見ても13mm以上のブロック高さがあるようにみえるんだが・・・?(謎)


こちらの解説はトレールタイヤとエンデューロタイヤ、そしてモトクロスタイヤの違いには触れているが、公道を走っていいか悪いかという法的な分岐点についての記述が今一つだ。

http://www.mcgear.net/hard/tire.html