この10年くらいでのパソコンの進化にも目を見張るものがあるが、最近痛切に感じるのがGPSグッズの進化である。
もちろん、当初は軍事目的のためだけに打ち上げられた衛星情報の一部を一般向けに解放する動きが進んで、GPS情報の精度が上がったことが大きいと思う。
今や、携帯電話ですら現在地を確認したり、目的地までのナビ案内をすることが出来る。
クルマ用のナビもしかりだ。
日本でのみ進化した、何でもありの高機能&多機能ナビ。
ヨーロッパではシンプルなPND(Personal Navigation Device)が主流である。
もちろん、車上荒らしなどで盗難に遭う危険が高いため、手軽に取り外して持ち歩けることへのニーズゆえではある。
当初のPNDはGPS機能のみで、自律航行機能が無いものは性能的にかなりショボかった。
ボクがアフリカツインに取り付けているナビがまさにそのタイプ。
4、5年ほど前にホンダとヤマハがバイク用の純正ナビとして売り出した最初のモデルだ。
中身はアメリカ・Garmin社製のパイロット2610というものに日本語機能と日本地図を搭載しただけのものだ。
搭載メモリも512MBっ!!
これで日本全国をカバーしている。(笑)
もちろん、情報量は限られている。
電話番号検索みたいな機能ははじめから無い。
あるのは現在地を示す機能と、かなりいい加減なナビ機能だけだ。
それでもメモリーナビの良さでレスポンスが非常に良い。
これに気をよくしたので、2年前、ちび4駆用には同じくメモリーナビである、サンヨーのゴリラをつけたのだ。
これまた大満足である。
最近はPNDの小型化も進み、いわゆるポータブルタイプもかなり増えてきた。
そんな中で、普段から持ち歩けるという意味でしばらく前につい衝動買いしてしまったのが、こいつだ。
Garmin社製のNUVI250PLUS
である。
3.5インチ液晶の手のひらサイズだ。
当時でもすでに型オチだったこともあり、近所のイエローハットで格安で売っていたので思わずゲット。
電池駆動でも3、4時間は動くらしいので煩わしい配線をつけなくても必要な時だけ電源を入れれば現在地や目的地を確認できる。
昨年の夏、北海道ツーリングにも持参し、2610と比べてみたりもした。
GPSの感度的にはどちらも似たようなものだ。
ただし、後発モデルだけあって地図情報はもちろん、お店などの情報も入っているので便利便利。
例えば、こんな使い方もしてみた。
その日の宿泊先を電話番号検索で調べる。
すると、ツーリング中の宿に関して言えば、3回に2回はデータがあった。
そのデータで所在地を表示させておいて、同じ場所を2610でナビ案内させるように設定した。
2610のデータを書き換え、増量出来ればこんな手間は要らないのだろうが、それでもホンのひと手間ですむので問題ない。
新しい250nuvi用にこんなものも買ってみた。
ハンドルポーチだ。
これと組み合わせれば、フォルツァでのお散歩ツーリングなどでも役に立ちそうだ。
TLMでのお散歩ツーリングの時にはこのハンドルポーチでは邪魔なので、基本はポケットに入れて持ち歩くことになると思う。
だが、ライディング中に見られる便利さは捨てがたいので、自転車用のマウントを買ってTLMにつけてみた。
走行振動がもろに本体に伝わるので、もしかしたら本体が死んでしまうかもしれないが、ま、ずっとつけているわけではなく、わかりにくい場所に来たらポケットから出してつけるという使い方なら、何とかなるのではないかと思っている。
しかし、残念ながら未だに試す機会はない。
週末のトライアルごっこが楽しかったので、梅雨の晴れ間を狙って、廃道ツーリングにでも出かけてみようかと思う。
もちろん、相棒はハンディ・ナビだ。
(^_^)v