その昔から政治の世界で必要な「3バン」というものがある。
地盤
看板
カバン
の三つだ。
選挙の下支えとなる「地盤」
知名度である「看板」
選挙資金のつまった「カバン」
この3バンを引き継げるものが代々政治家となり、国会議員や首相への上り詰めていくのだ。
今回の麻生さんの内閣も麻生さんを筆頭に笑っちゃうくらい2世、3世議員のオンパレードだ。
国会議員は一度やったら辞められないと言うが、よほど旨みがあるのだろう。
そしてそこで一旦気づきあげた「3バン」は親子代々、脈々と引き継がれていくのだろう。
まったくアホらしいこと、この上ない。
小泉チルドレンのうち、もっともマスコミに揶揄された、何とかタイゾー議員も次の選挙での生き残りに躍起になっていると聞く。
大した「3バン」を持たない人は現職議員といえどもたやすく落選してしまうことを知っているからだろう。
だから、党の後ろ盾を得ようとしたり、スタンドプレイに走ったりするのだ。
今回の組閣で史上最年少大臣となった小渕優子。
ボクはこの人が国会議員になってからどんなことをしてきたのかは知らない。
だけど、小渕さんが死んだあとの補欠選挙に彼女が出馬し、「3バン」をフル活用して無事当選した時のひと言が忘れられない。
開口ひと言、「無事に当選できてこれで父も喜ぶと思います。」と言うようなことを平然とテレビで言ってのけたのだ。
お前はオヤジのために国会議員になったのか?
国会議員は国民のために仕事をする。国民に何かをしてあげたいから、「センセイ」になったのではないのか・・・??
その時の印象が今でもぬぐえないのでこいつには何一つ期待していない。
きっと麻生さんが若い頃、オヤジさんにいろいろ世話になったのだろう。その恩返しに娘を大臣様に据えましたってとこだろう。
あー、むかむか。