昨日のMotoGP。
イタリアのミサノで行われたサンマリノGP
ミシュランに取っても十分パフォーマンスを発揮できる路面コンディションだったはずだ。
しかし、レースウィークを通じての印象は、ガチの勝負でもミシュランはすでにブリヂストンに負けていると言うことだ。
さすがにレプソルホンダも業を煮やしたのか、ついにダニだけは次戦からBSを履くそうだ。
http://www.motogp.com/ja/news/2008/Pedrosa+switches+to+Bridgestone+with+immediate+effect
その昔、確か、92年のW・レイニーだったと思うが、
「(M・ドゥーハンに対する)アドバンテージは要らない。その代わりに同じパフォーマンスを手に入れたいだけだ。」
と言うようなことを言って、シーズン途中でダンロップからミシュランに履き替えたような記憶がある。
92シーズンに開幕から絶好調だったM・ドゥーハンに対して、少しでも追いつくための決断だった。
タイヤのチョイスによる優劣よりも同じ土俵でライダーの技量で勝負したいというレイニーらしい選択だった。
ボクの知る限り、それ以降ヤマハワークスはミシュランを使い続けたはずだ。
今シーズン、V・ロッシに見放されるまでは・・・
その点、開幕当初は大嫌いだった小僧・ロレンゾ。
しかし、やつがレース前に「ボクはこれからもミシュランのパフォーマンスを信頼して頑張るよ。」みたいなことを言っていたのが、なかなか泣かせる。
きっとダニにBSがタイヤを供給することを知っての発言だとは思うが、実際にミシュラン勢でトップの2位に入ったところなんざ、たいしたモンだ。
今までのことは水に流して、今後はお前のことも応援してやろう。ふふふ。
ま、ミシュランには気の毒だが、これで残りのレースが少しは面白くなるかも知れない。
ボクは一応、ホンダ党だからね。
ちなみにホンダ党ではあるが、今年はドカティに乗っているトニ・エリアスのファンでもある。
来季の契約が危うくなってくると一発成績を出すエリアス。(笑)
去年もそうだったが、今年もその時期がやってきたようだ。
2戦連続の表彰台、登壇。
来季はカワサキという話もあるようだが、果たしてどうなるのか。
タイヤの話に戻るが、来季は本当にワンメイクになりかねない。
ここまでミシュランがふがいないとは思わなかったが、かといって本当にワンメイクになっても喜ぶひとはそれほど多くない筈だ。
やはり、ライダーの技量、マシンの開発競争、サスペンション、タイヤの競争。
これらが複合的にかみ合ってこそ、グランプリの意義があるというものだ。
もっともそのうち、最も高い比率を占めるのが、ライダーの技量であって欲しいと言うことを付け加えないといけないが。。。。
良いマシンをもらって、ブルノでは4位に入った中野。
でも、今回はやっぱりやっぱりの12位。
もう、お前の言い訳は聞きたくないよ。やめちゃえば・・・
そうそう、話は違うが、交通事故で亡くなった阿部典史のDVDが発売になるらしい。
故人をとやかく言うつもりはないが、このセンスのないネーミングはどうにかならなかったのだろうか?