夢見る象使い | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

アフリカ象というバイクを持っている。


正式名称は「アフリカツイン(NXR750)」だ。

かつてパリダカールラリーがブームだった頃、そのベース車両として販売された。

ボクが持っているのは日本国内向けの最終モデルだ。
車検証にある初年度登録は2003年7月だ。
多分イヤーモデルとしては2002モデルが最後だったはずなので店頭在庫だったのかも知れない。


色が黒金なので別名「黒牛」とも言う。



ボクはこのバイクを通して
・果てしない荒野を
・地平線までつづいている砂漠を

走る自分を夢見ていた。

もちろん、そんな技量も体力もないので、あくまでも夢想するだけだ。

しかし、そこには間違いなく「ロマン」がある。
いい年して青臭いと言われるかも知れないが、いくつになっても夢、ロマンは持ち続けていたいモノだ。


昔から250ccクラスのオフロードバイクを何台も乗り継いできた。
エンデューロやモトクロスごっこで世間並みのテクニックも身につけたつもりだ。
そして、いつかはアフリカ象を手に入れたいと願っていた。


たまたま手放すという友人がいたので是非に!ということで譲り受けたのだ。

そのくせ、実際に乗ったのはいくらでも無かった。オンロードのプチツーリングに2度ほど出掛けただけだ。


しかし、持っているだけで「夢」が見られる。

所有欲を満たすとはこういう事を言うのではないだろうか。
別に高価で有る必要はない。


しかし、この夏はアフリカツインにETCもつけた。

思いきり乗ってきた。

久しぶりの北海道をこのアフリカ象で走ってこれたことには大満足だ。


関東近郊にいるとなかなか現実的にならざるを得ないが、久しぶりに林道ツーリングに行きたくなってくるから不思議だ。

アフリカ象のドライブチェーン交換をしたら、そのうちタイヤをオフロード用に買えてこようと思う。
今履いているタイヤもまだ半分以上溝があるので勿体ないという思いもあるが、やはり、このバイクにはオフ用のタイヤが似合う。


もっとも周りの人に「象使い」として認めて貰うためには、もう少し乗り込みが必要だと思っている。
オフ用のタイヤでの挙動をつかんでおく必要がある。


ま、その前に「ギックリ腰」を直さないとね。
だいぶ良くなったけど、やはり歩くのが一番こたえる。数百メートル歩くと左腰が奥深いところの神経がぴりぴりする。

週末の友人達との「観戦会」をパスしたのもこのためだ。


月曜から仕事がはじまったが、さすがに通勤はフォルツァで行った。
歩きたくないのはもちろん、アフリカ象での通勤は負担が大きすぎるからだ。


しっかし、フォルツァ。
北海道から帰ってきてからは車以外に乗っていなかったこともあるが、ホントに走らない。遅い・・・・
からだがすっかり大型バイクになっているのだ。(笑)

ま、スピードがでないのは良いとしてもブレーキの利きが甘いのは恐い。
やはりスクーターと言うことで万人向けのロックさせにくいセッティングになっているのだろう。


そして何よりも、スクータの寝そべりポジションは実に腰に悪い。
路面からのハーシュがもろに腰に入るのだ。
痛い。
会社に着く頃にはせっかく治りかけている腰がまたバキバキになっている。


それに連休明けのせいか、やけに車も多く、混んでいる。そのくせ、サンデードライバーも紛れ込んでいるので、流れを乱す奴がいて恐い恐い。



ま、慌てても仕方ないので腰をいたわってのんびり走るとするか・・・

いつの日か、本物の象使いと呼ばれるその日まで・・・・(夢)