木馬スペシャル2のための、カラーができてきた。
いわばプロト1号だ。
2種類のカラーのウチ、内側のものは軽くとは言え、締め上げることと肉厚が薄いのでアルミ(ジュラルミン)でつくり、外側のものは摺動性を確保するために樹脂で作る事にしてあった。
しかし、知り合いが気を利かせて、内側は樹脂とアルミの2種類で作ってきてくれた。
それぞれを組み合わせて滑り具合を較べてみた。
無潤滑状態で動かすとやはり内側のカラーはアルミの方が滑りが良いようだ。
樹脂はそれ自体が潤滑性をもつ点はいいのだが、加工目が残りやすいため、樹脂どうしでこすりあわせた際にはかえってじょりじょりしてしまうことがあるのだが、今回がまさにそうだ。
アルミを採用することにする。
早速、仮組みしてみる。
試しにインナーカラーを入れて球をねじ込んでみる。
ウン、ネジの掛かり代もちゃんとある。
もなかの中には昨日買ってきた発砲フォーム材をつめる。
これでもなかとゴム足の隙間を埋めて一体感を出すのである。
これをインナーカラーに入れた状態で球を締め付ける。
あくまでも仮組みなので、球も仮締めだ。
「ゴム足」にすこしビードクリームを付けて押し込んでみた。
うん、悪くない。
単体で荷重をかけてぐりぐりやっても作動は居たってスムーズ。
大丈夫そうなので、樹脂カラーにコーキング剤を塗って、もなかに接着。
これでもなかとカラーの間からの砂の侵入を防ぐことが出来るはず。
これをインナーカラーに差し込んでから球を締め込む。
もちろん、ゆるみ防止にネジロック剤を使用する。
昨日、もう一つ買ってきたものがある。
透明のPS板だ。
これを最後に底にフタをするようにつけてみるのだ。
指でつまんでいる透明なものがポリスチレンの板だ。
ゴム足と球の摺動部は底にアナがあるため、ここから水は砂の進入がある。
マメに洗えば済むとは言え、メンテナンスのインターバルは長いに越したことはない。
そこで、潤滑剤を潤沢に塗布した上で、フタをしてみたらどうか・・・???と言う発想なのである。
透明な板にしたのはたまたま手頃な板が売っていたのと、中の状態が見えるのが都合がいいとの判断だ。
地面との接触部が事実上、もなかの外側部分のみになるので地面とのグリップ力に若干の不安があるが、まずは試してみよう。