木馬スペシャルⅡ(構想編) | 木馬の四方山ばなし

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今年から使用しているマンフロットの一脚


昨年まで使用していたモノスタットのものに較べると剛性もあり、何と言っても長さ調整がレバーロック式のおかげで片手で素早くできる点がいい。


しかし、唯一の不満が石突き。

スタンダードは論外。オプションのひづめタイプのものは有るが、すぐに外れてしまうとか、足自体が小さいなどの不満があった。


std

単品状態にするとこんな感じ。

parts std



それを改良しようと試してみたのがこれだ。


http://ameblo.jp/mokuba-red/entry-10067713502.html


この状態で何度か使ってみた。




基本的にはOKだが、不満もある。

不満な点は大きく分けて下記の3点。


その1:球を伸ばしきり側に締め上げていたのだが、使っているウチに弛み、とんがり頭の石突きがでてきてしまった。


spear

 →これはネジ部にロック剤を使用することで緩まなくなったのでOK。



その2:通称「もなかの皮」の上側と軸との隙間が大きいため、水、砂などの進入がある。


with monaka



その3:過大な加重がかかると球がゴム足を押し開いて下がってしまい、なめらかな動きが無くなる。



その1は、ネジロック剤の使用で問題は解消した。
その2も、マメに洗い流せば問題ない。
その3もときどき引っ張り上げてやれば、さしあたっては大きな問題ではない。



断面をポンチ絵にしてみるとこんな感じだ。

mokuba spl 1

左が通常の状態。

回転や首振りは球とゴム足の間で滑られることで、なめらかな動きを確保する。


不具合その3の状態が、右の図である。ゴム足に球がめり込んでしまって動きが渋くなるのだ。


首振りをなめらかにするために潤滑剤を使うとめりこみやすくなると言う相反する不具合だ。


対策としては、モナカと一脚本体の間にスペーサを入れてやればOKとなるはず。


parts with monaka



ちなみに友人のくらたさんの方式はこうだ。

ボクの使い方との一番の違いは、回転方向の動きをどこで滑らせているか、である。
ボクはあくまでも球とゴム足の接触面で滑らせる。だから、定期的に潤滑剤の塗布が必要となっている。
くらたさん方式では、ネジをフリーにしておき、回転方向の動きはネジ部でいなしている点が大きく異なる。
そして、もなかの上部に手作りのカラーを入れることで軸部とのガタをへらし、地面への密着性や角度をつけた際の動きを確保している。


kuratasan's


しかし、ネジ部が回転することで高さが変わることと、斜めの動きは所詮、球とゴム足の間の摺動に頼っている点が、もう一工夫したいところだ。


それにこの方式で使用していたGranPrixEyesさんの場合には、おそらく斜めの動きによるものなのだろうが、もなかのとば口が切れてきてしまったらしい。


そこで本格的に対策を考えることにした。


名付けて、木馬スペシャル2だ。



構想はこんな感じだ。


mokuba spl 2

内側にアルミのカラーを入れて球を締め上げる。弛み防止にはネジロック剤を使うつもりだ。

球をしめる前にもなか&摺動用カラーを入れておく。

最後にゴム足を押し込んで球にはめる。

あくまでも球とゴム足の間で動かすのではめる前には潤滑剤を塗布する。



もう一つ。


ポンチ絵を見ると判ると思うが、もなかの内側に対して、ゴム足が直径方向で隙間がある。
実際に使ってみるとぶかぶかして、モナカがめくれて外れる原因となっている。
(実際に斜面に立てて使っていたら、外れたことあり)


この対策には、DIYショップで薄めのゴム板か、固めのスポンジを買ってきて、もなかの内側に貼ってみるつもりだ。


2種類のカラーについてはすでに知り合いのプロフェッショナルに製作をお願いしてある。


まずは、1ヶずつ作ってもらい、動作確認をする。


来週開けには試作品が手に入るのでまずは楽しみ。単体での作動確認をする。
それで問題無さそうなら、実践での確認だ。


実践投入は、鈴鹿でのフォーミュラ・ニッポン第5戦の予定である。

本番の8耐前に実践での検証は必須だ。
既に宿も押さえてある。


はてさて・・・・どうなるか・・・・


改良が必要ならその時点で仕様変更をする。
OKならば、友人たちの分を作り足して貰うつもりだ。