今まで使っていた、ラング120COMPも特に不具合はなく気に入っていた。
しかし、シェルの一部が切れ始めてしまったため、新しいブーツを作ることにしたのだった。
そして、仕上がっていたラング。
色が情けない。口の悪い友人たちには「ポリバケツ」と呼ばれているモデルだ。
本当はドーベルマンやアトミックのブーツの方がかっこいいのだが、足に合わない物は仕方ない。
それでもタイトフィットの小さめのシェルにフルフォーミングのインナーブーツ。パワーベルトは外して、当然のようにBOOSTERを装着した姿はなかなかである。
しかし、タイトフィット故か、インナーブーツを入れる際にしわが寄りやすく、そのちょっとした変化がフィット感に多大な影響を及ぼすため、結局、インナーにレースをつけてもらい、編み上げ式にしてもらった。
従って、選手履きをすることになった。
※ここで説明しよう。
選手履きとは、よりタイトなフィット感を求める選手たちの要請に応え、インナーブーツを編み上げにし、そのインナーブーツを履いた状態でアウターシェルに足を入れる履き方のことを言うのである。
いわば、スキー競技のエリートのための方式と言っても良い。おいおい・・・・(^_^;)
ブーツを受け取り、いつもの常宿に急いで戻る。
夕食のあとは、板のワキシングにくわえて、小さくなったブーツに合わせてビンディング位置の調整だ。
ほんの少しだけブーツセンターが前にずれるのは、先日書いたように、むしろ歓迎である。
開放値なども確認し直して、準備完了。
今日、日曜日はニューブーツを履き、GSの板で滑り出す。
今までのブーツよりもシェルが硬いタイプなのでカッチリしたフィーリングである。
横剛性がしっかりしているのでターン時のエッジグリップもいい感じだ。
まるで今までのブーツのカント調整がまるで合っていなかったのではないかと思うくらい、エッジのフィーリングが伝わってくる。
昨日は左足が外足の時には腰がうまく外足に乗らず、イマイチだったが、今日は嘘のようにフィーリングがいい。
自然に体も動きだし、安心して体を投げ出せるので昨日よりも格段に内傾角がとれる。
実にいいフィーリングだ。
しかし、エッジホールドがいいと言うことは足にかかる負担も大きいと言うことだ。
昨日と同じく午後1時過ぎには足が音を上げたため、無理をせず、早めに切り上げて、とっとと返ってきた。
残るは、今までのブーツをソール長が違う分をビンディングを調整し直さないといけない。
今日はいた板だけは調整済みだが、残り、5本ある。
ま、水曜日にでもやることにしよう。(笑)