画像処理ワークフロー | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

デジタルカメラで撮影した画像の後処理(ワークフロー)はいつもこんな手順でやっている。


モータースポーツ撮影では(ボクの場合)、失敗カットが圧倒的に多いのでまずはL版、あるいは2L版程度でざっと見て、明らかにNGなものをはじく。(ピンぼけ、手ぶれ、被写体ブレ、フレーミングの失敗など。)


この作業はかなりの枚数を見ることになる。レースイベントにもよるが土日の二日間で5000カットくらい撮ることもある。

その大量の画像の1次選別は、さくさくと済ませたいので軽く動くソフトを使う。

したがって、ボクのソフトに対する要求は、軽くさくさくとプレビューできることと、ランク分けできること。
これが絶対条件。それに随時、拡大表示ができること。


現状では「デジカメdeフォト工房」というものを使っている。ウインドウズ専用ソフトである。Mac版は無い。

AIソフトの製品だったが、会社自体がもともとの親会社である、エプソン販売に吸収され、このソフトは販売もサポートもうち切られてしまった。(T_T)


最新OSへの対応も無い。(http://ai2you.com/support/os/winvista.asp

したがってこのソフトを使う以上はウインドウズXPはやめられない。



キヤノン純正のDPPにも同じような機能があることをごく最近知ったので、いずれは乗り換えることになるのかも知れない。

但し、どちらのソフトでもデータが重いと作業性が悪いので、スモールサイズで記録したJPEGを使った方が良い。


撮影時には、そのために

RAW(またはラージJPG)⇒CFカード
スモールJPG⇒SDカード

と言う形で振り分けの同時記録をしている。


で、最初に明らかに失敗したものをはじいたら、次にもっと大きなサイズで見ながら一枚ずつピントとブレのチェックをしてさらにはじいていく。

そこまで行ったら初めて、次のステップとして構図や全体の雰囲気の善し悪しでもう一度ふるいにかけるのである。似たようなカットでも見比べてある程度までは絞り込む。


もともとの枚数が多いのであとでわからなくならないように、選んだ段階ごとに画像を別のフォルダに移して分かり易くする。
特に明らかに失敗したものは何はともあれ、フォルダからはじく。


最終的にはA3相当のモニタで全画面表示してピント、ブレが許せるものの中から、雰囲気の良いものだけを残していく。
迷ったときはとりあえず残し、時間をかけて何度も繰り返し、眺める事にしている。第一印象が良くても何度か見ているウチに駄作に思えるものも少なくないから。


この段階でとりあえず、HPで公開してしまう事が多い。


そしてスライドショーでその後も何度も眺めることにしている。


そうすることでさらに絞り込みが出来るようになり、そこまで残ったものを(気が向くと)RAWからデータを起こし直して、簡単なレタッチをしてプリントするという手順だ。


今までプリントするものはフォトショップで現像していたが、ボクの持っているCS用のRAW現像plug-inはもうサポートしてくれないようなので、今後はRAW現像は、キヤノン純正のDPPを使うことになりそうだ。

フォトショップはだいぶ前に違法コピー品を入手したものを使っていたので、そろそろ襟を正して、正規版を買おうという気もある。


でも、マックも窓も両方を使うボクとしてはどちら用を買うか、未だに決めかねている。

本来はセレクトした写真をRAWデータから現像して、プリント用にレタッチするにはマックの方が良いのだが、データの受け渡しが面倒なので二の足を踏んでいるのである。

我が家にある、MacG5とタワー型窓機と2台の窓ノートの間でファイルを共用するためにバッファローのLinkstationを使っているのだが、Macからの接続だと何故か日本語のファイル名が文字化けするので、どうしても窓機メインでの作業が多いからである。


とは言え、以前からそうだが、モニターはそれぞれでキャリブレーションしてあるし、プリンタのプロファイルもつくって校正してあるはずなのに、何故か、マックからプリントした方が、色合いがモニタでの見た目に合うのである。以前のG3時代からそうである。

なんとかLinkstationの設定を見直すとして、画像をいじるのはやっぱりMacG5にするかなぁ~。
ファイル名が化けるだけなので初めから英文字の名称にすれば済むし・・・・。
このG5にはメモリも結構積んであるのでやっぱりこの路線か・・・・・(悩)


なぁ~んて悩みながら、昨夜初めて、マックG5でDPPを使ってRAWデータをいじってみた。すると窓のタワー機よりもはるかにさくさく動く。

そりゃそうだ。G5は上から2番目のグレード(デュアル2GHzモデル)だし、あらためて確認したら、メモリも6.5GB搭載している。

こりゃ、画像をいじるのは俄然、マックにした方が良さそうだ。よく考えてみたら、G5はDVI接続でモニタに入っているのに対し、窓機からはアナログ接続のままである。


今後は、粗いセレクトは今まで通り、窓機で行い、いざ、プリントするときはマックへ・・・・という流れかな・・・



しょうがない。マック用のフォトショップを買うとするか・・・・。