自分自身の価値というのを時々振り返ることにしている。
就職して既に相当に長い年月が経ち、既にベテランの部類にはいるかも知れない。
しかし、世間一般で考えた場合の自分の存在価値については常に謙虚でありたい。
たとえば、クレジットカード。
入社直後の若い頃から、どこのカードであろうと申し込んだら、すぐに作れた。
断られたことなど無い。
これは勤め先である会社の名前のおかげである。けっしてボク自身の評価ではない。
うちの会社にも契約社員は多い。
いわゆる派遣会社からの人だけではなく、個人契約の社員もいる。
特に個人契約の人はクレジットカードひとつ作るにも苦労するようだ。
独立してから年月が経ち、実績がある人はまだしも、まだ実績の少ない人はクレジット会社の信用審査に合格できないのだ。
実績のない人は社会的信用度の高いカードを持つことができない。
昨今、話題になっているアメリカのサブプライムローン問題みたいなものか。
・・・と言うわけで、クレジットカードひとつ取ってみても、ボクの場合はボク自身が世間に評価されているわけではなく、会社の名前にぶら下がって生きているだけだという事実を再認識したい。
自惚れることなく・・・
卑屈にもならず。
拗ねることもなく。
素直に純粋に前を向いて生きていきたいものだ。
周りの汚れた水で瞳が濁ってきそうなときには、まばたきをして真実を見つめ直そう。
水は低きに流れると言うが、そうはならないようにしようと言う自戒の意味で最近の出来事をひとつ・・・・・
先日、取引先に出張した際のこと。
打ち合わせも終わり、先方を辞する際に、駅までの移動の為にタクシーを呼んで頂いた。
乗り込んでから、しばらくぼーっと外を眺めていたが、どうも朝、来たときと景色が違う。
乗っている時間もやけに長い。
そこで不審に思って、隣の同僚に「なんか朝よりも遠いよね!?」と話しかけると、うなずく。
運転手さんに「今、何処に向かっているの?」と聞いたところ、「○○駅です。」という。
最寄り駅ではなく、そこから更にもう15kmくらい走ったところの新幹線が停車する駅の名前を言う。
「・・・・へ!??? ○○駅で良かったんだけど・・・???」
と最寄り駅の名前を言うと、「いえ、こちらの駅に行けといわれておりますので・・・・」という。
どうやら、お取引先様が気を利かせてタクシー券を渡して、ローカル駅ではなく便利なターミナル駅に向かうように段取りをしてくれたようだ。
予定している新幹線の時間もあるし、今更戻れというのは運転手さんに申し訳ないので、そこは「あっ、そうなの?」と言うことで引き下がった。
しかし、下りたあとで同僚に確認したところ、
「確認したわけではないけど、そうだと思っていた。」
と先方にタクシー券を使わせたことを悪びれるどころか、当然という顔をしていうのだ。
当たり前のような顔をしていう姿を見て腹が立ってきた。
ふざけんな!!おまえ何様のつもりだっ!!
しかも最寄りの駅に向かえば10分程度の距離なのにわざわざ、新幹線の発着するターミナル駅まで30分以上の距離を送らせておいてこのセリフである。
こういう無神経な奴にはむかっ腹が経つ。
こいつではないが、上の人間にはいい顔をして下には厳しい奴もいる。
職位が上のいうことには二つ返事でいうことを聞くくせに下の人間のいうことには耳を貸さない。
おまけに、上のいうことには「したり顔」で
「ええ、本当にその通りですよねぇ~」
なんてほざきやがる。
聞いていてむしずが走る。
ボクはおべっかを使う奴も大嫌いだ。
ふん、むかつくぜっ!!
せめて、こいつらを反面教師としよう。