菅生の思いで(バイクと友人たちへの讃歌) | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

この週末は全日本ロードレース第5戦@スポーツランドSUGOに行ってきた。


金曜の晩に職場から直接、菅生に向かった。
途中那須高原のあたりでは高速道路沿いにある温度計は18℃をさしていた。

エアコンは不要である。


下りる予定の村田IC手前の蔵王PAで朝まで仮眠していたのだが、シュラフを拡げて体にかけないと寒いくらいだった。


朝、7時前にPAをでて、サーキットに向かうが、適当に走っていたら、狭い道に入り込んでしまい、菅生のモトクロスコースのすぐ脇にでた。

菅生には2輪のロードレース以外では来たことはないので初めて見た。


ふーん、これがそうかぁ~なんて良いながらすすんでいくと、施設内にあるキャンプ場の案内看板がでてきた。

んんんん????

こりゃ、どう見ても菅生の敷地内だ。


とりあえず、本来のゲートの方に下っていくとまだ開門前だった。
係の人に確認するとまだゲートオープン前なので一旦外にでて並んでいてくれと言うのでその通りにした。(笑)


7:30のオープンを待って車をいれるとなんと総合案内所のある入り口の目の前に停められた。
こんなトコに停めたの初めてだよ。ラッキー。


全日本ロードレースの年間パスを示して中に入り、最初は何処に行こうかとループバス乗り場で考えていると、突然バスの中から声をかけられた。

よく鈴鹿サーキットで出会う、カメラ仲間のFさんである。
なんとヨンニッパを抱え、夕べの最終で仙台まで来たのだという。

恐れ入りました。


Fさんは菅生は初めてだと言うし、ボクもここで撮ったのは昨年の全日本ロードレースの1回だけ。

一緒にポイント探しをすることにした。

まずは昨年チェックしたモノの、脚立がないととれそうもなかったSPコーナーの内側。

今回は持って来たのでまずは行ってみる。

小さめの2段の脚立だったが、結構使えそうだ。試しに朝イチのGP-Monoを撮ってみたが悪くない。


とりあえず、脚立はその場に残し、他のポイントを見に行く。

SPのスタンドと3、4コーナーを見下ろす土手の上からの感じはわかっているので、110Rとシケイン方向をチェックすることに。


110Rは所々で切れ目から撮れなくはないがあまり好みではない。


シケインの侵入のバックショットを金網越しに撮れるポイントがあったが「絵」的にやはりイマイチ。

シケインスタンドの下の金網にへばりつくとそこそこいける。


日曜の朝のフリー走行はここで撮ってみることに決めた。


その後、ループバスに乗って1コーナーまで行ってみるが、1コーナーは割と見渡せるので観戦には悪くはないが写真を撮るにはあまり向かない。4輪のレースのスタートシーンだけならそれなりかな・・・・????


その後、パドックに戻り、周辺をチェックするがやはりイマイチ。

パドック内からの3コーナーのバックショットを金網越しに撮れそうではある。光の具合によっては良いかも知れない。


最後に、馬の背を見に行く。
足場が必要だが悪くはない。


馬の背からSPインの途中でSPインの侵入のバックショットを撮れそうなところもあった。但し、ここは狭いのでせいぜい2人くらいか。


これで大体全部のポイントは押さえた感じだ。

明日の決勝ではそれなりに人が増えそうなので、今日のうちと言うことで、午後はSPアウトコーナーの内側で撮ることにしてFさんとは別れる。


途中、爆睡中のミクシー仲間のにーさんを発見。
呼んでみるがなかなか起きない。
ちょっとつんつんしてみたら、寝入りばなだったらしく一瞥してまたすぐ寝に入ってしまった。(笑)

遊んでくれそうもないので仕方なくおとなしくSPの内側に向かう。(ぶー)
ま、完徹だったようなので無理無いか・・・


SP内側のポイントでは、人が増えると侵入してくるところがほとんど見えなくなるので流し撮りをするのが極端に難しくなるが脚立があって比較的空いている時ならそこそこ撮れる。
距離が近いので、狙う「絵」にもよるが、35mm換算で200mm~500mmあれば十分。

ボクは、1DMk3に100-400をつけて手持ちで撮った。(35mm換算で130~520相当)


すぐ目の前を通過するのを追うためには、軽いレンズで手持ちの方が適している。


せっかく脚立まで用意したので、ミクシー仲間のかみささんに連絡して一緒に脚立を交代で使うことに・・・・。


ま、本音を言えば来るときに飲み物を買ってきて欲しかっただけなんだが・・・・(爆)

スポーツドリンクありがとね>かみささん


撮影の合間に携帯が鳴る。
これまたミクシー仲間のtomoさんだった。なかなか気づかなかったがスタンドから手を振っていた。


彼がなかなか奥さんを紹介しようとしないのは

ボクが「人妻ハンター」だと知ってのことか

・・・・(なんじゃそりゃ・・・)


そうかと思えば、JSBの撮影を終えてスタンドに戻ると、いつもサーキットであうMさんとばったり。
奥さんがパスを無くしたと大騒ぎしていた。

朝、伊丹空港から飛んできたらしい。


サーキット通いをしていて知り合ったカメラ仲間の輪がどんどん広がり、ミクシーつながりのレース好きの友人も増えてきた。
面白いモノだ。


今回は、SPコーナーで撮っているときに隣で撮影している人とかなり話をした。

なんでも地元の人で自分でもレース(菅生選手権?)をしているそうだ。
菅生の走行会員?なので敷地内の駐車場に入れるらしく、目の前まで原チャリで来ていた。

決勝の朝のWARM-UP走行をシケインで撮っていたら、この人がわざわざ挨拶をしに来てくれ、しかも飲み物まで差し入れてくれた。
決勝レースは撮影せず、シケインスタンドでレース観戦だそうだ。

有り難いことだ。お互い名乗ってもいないと言うのに・・・・

袖ふれあうも多少の縁とはよく言ったものだ。


ちなみにシケインでは、いつも鈴鹿であう人とも一緒になった。話はするがまだ名前は知らない。Mさんと一緒に伊丹から飛んできたらしい。


ミクシーつながりのkenjiくんも現れた。


日曜の朝のフリー(GP-Mono、GP125)をシケインで撮ったあと、SPコーナーのスタンドに行き、GP250を少し撮る。


撮影後、早めのお昼でも食べるかとぶらぶらのぼっていくとFさんが観戦モード。

一緒にキャベツしか入っていない焼きそばを食べる。

焼くところを見ていると市販の粉末ソースの焼きそばそのもの。
旦那がキャベツをざく切りにしている間に嫁さんが麺をふくろからだし、小学生くらいの息子が粉末ソースをタッパに開けている。
衛生問題なんて言葉とは無塩の世界だ。昔ながらの縁日の出店のノリである。(笑)

しかし、これで400円はあんまりだろう。
他に売っているモノもないので長蛇の列に並んで買ったけどさ・・・・。


グラスタに行けば少しはいろいろ売っているらしいが、観戦ポイントでは何もない。飲み物すら買えない。
ひどいモノだ。
SUGOさんよ、もうちっと何とかしてくれい。


ようやく焼きそばにありついた頃にST600が始まったが、数ラップ目に1コーナーで多重クラッシュが発生し、赤旗中断。
大量のオイルがでたらしく、コース清掃にかなり時間がかかる。

場内放送はマメに情報を流してくれるのは良いが、肝心の進行が遅々として進まない。


1時間以上遅れた時点で、タイスケをキープするために

「ピットウォーク中止」

というアナウンスが聞こえてきた。


ちょうどピット裏にいるときに、これまた各地のサーキットでよく会う人と遭遇。レースフォトグラファー体験講座でも何度か一緒になっている人だ。
これまた、名前は知らない。(爆)


しかしピットウォーク中止かヨー。
バイクは昨日さんざん撮ったから今日はおねーさんをメインに撮る予定だったのに・・・・・(T_T)

なんて言っていたのだが、その人にいたっては今朝、慌ててきたので長玉なしでオネーサン仕様の装備だけだったので尚更だ。(笑)


仕方ないので、一度も行ったことのないグラスタに行ってみるべ・・・・とばかりにぶらぶらするが、何件かのお店があるモノの大したことはない。

まだ、レース進行の方は何も動きがない。さて、どうしたモノか・・・・・なんて考えていたら、急遽

「やっぱりピットウォークをやります」

とアナウンス。

急いでピットに戻る。


既にチケットを払い戻してしまった人もいるようだ。


それにしても菅生のピットウォークは空いている。

慌てなくてもオネーサンを撮ることはできる。しかし、この日は暑さのせいか、ミスを連発してしまった。


ミスその1:撮影しているウチに絞り値が変わってしまい、f5.6とかf8とかになってしまっていた。

ミスその2:気づかないウチに露出補正がプラス2段くらい入っていた。

とほほほ。


ま、でもそれなりに撮ったのでピット裏に戻り、知り合いのテントに寄せて貰い、ようやく一息つく。

自販機の飲み物も売れ残っているのは缶コーヒーとコーラくらいなモノだ。
仕方ないので、飲み干したペットボトルに水を汲み、ドリンクパウダーをいれて飲み水を確保する。

まったく勘弁してくださいよ。菅生さん。
グラスタ以外では食べ物も飲み物も手に入らないのはあんまりでしょう・・・


そうこうしているうちにようやくST600が始まり、予選から好調だった小西選手が今季初優勝を遂げた。

実際見ていても走りがよかったモンなー。

おめっとさん。


お次はメインレースのJSBだが、スタート直後の1コーナーでまた多重クラッシュ。


コース清掃のあとようやくちゃんと始まったと思ったら、12周くらいで転倒したマシンがライン上に残ってしまって、また赤旗。


おまけにオイルが残っている場所があったらしく、これまた1時間くらいのディレイ。


いい加減にしてくれよ~って感じ。


安全の確保のためには仕方ないとは思うものの、正直うんざりではある。

3レース目?(実際は2レース目)がスタートしたのはもう18時近く。

ゴールしたのは18:30近く。
もう、夕闇もすぐそこまで迫っている。


本来はこのあとにGP250のレースがあったのだが、この暗さでは不可能。日没ノーレース?である。


JSBが終わった時点でようやくGP250中止の場内放送があった。

普通ならやるわけ無いと思うのだが、結構な人数がSPスタンドに残っていて、放送を聞くとがっかりする声があがっていた。


ボクは通りかかったプレスの方に3レース目のJSBのスタート前に250は中止決定と聞いていたし、実際、その時間帯の明るさでできるわけ無いと思っていたので驚かなかったが、もうちょっと早くアナウンスしても良いんじゃないのかな・・・・???


JSBが終わるとすぐに駐車場に急いだが、車にたどり着き、荷物を片づけている時点でどんどん暗くなり、出発する頃にはすっかり夜の帳が下りていた。

結局サーキットをあとにしたのは午後7時過ぎ。

今更慌てても仕方ないのでゆっくりと流れに乗って走り、途中、黒磯PAで30分ほど仮眠。

帰宅したのは午前1時の少し前となった。

菅生からだと約400kmあるので、ま、こんなモノか。


今回もいつもと同様に基本的に単独行だったのだが、たくさんの知り合いに会えて楽しかったなぁ~。
もちろん何人かは菅生に行くことを知っていたが、それ以外の人にもたくさんあったし、それに今回初めて話をした人もずいぶんいたが、みんないい人ばかりだった。

その意味では、気分のいい旅行?ではあった。


しかし、肝心のレースがイマイチすっきりしなかったのが残念だ。


JSBでは予選から好調だった酒井はすっかりペースを乱した感じだし、手島も走りが切れていたのだが、最後のヒートでは良いところもなく沈んだしなぁ。


それに何よりもST600の事故。


なんとか助かって欲しいモノだ。
ボクには祈ることしかできないが・・・・