ISO感度ネタをもう一つ。
流し撮りをする場合には、スローシャッターを多用する。
一般論で言えば、シャッター速度が遅ければ遅いほど、背景が大きく流れて躍動感が出る。
撮影の際には、シャッター速度優先モードにして撮影する。
もちろん、スローになればなるほど、撮影テクニックとしての難易度は上がる。
写したいモノに合わせてレンズをきちんと振らないとすべてがぶれていて、なんの写真だかわからなくなるからだ。
スローシャッターがすべてだとは思わないが、今は表現の幅を拡げるためにひたすら練習している。
しかし、今回の8耐のようにドピーカンだと明るすぎてシャッター速度を遅くできなくなるのである。
たとえば、これ。
シャッター速度は1/15
絞りはf32
ISO感度は50
露出としてはぎりぎりである。
そして更にシャッター速度を落とすとこうなる。
シャッター速度は1/8
絞りはf32
ISO感度は50
明るすぎてレンズの絞り限界を超えたため、絞りf32でも露出オーバーとなったのである。
こうなると大人しく少し速いシャッターで我慢するしかない。
こう言ったときに力ずくで遅いシャッターを切るためには光の量をコントロールするしかない。
そのためのフィルタとして「NDフィルタ」というモノがある。
NDがなんの略だかは知らないが、とにかく、色の濃いフィルターを通すことで光の量をコントロールするのである。
全くいろいろあるモノだ。
通常のレンズ先端につける、ねじ込みタイプのNDフィルタはいくつか持っている。
しかし、モータースポーツ写真の時に活躍する500mmレンズには使えない。
このレンズの場合は、筐体の途中にフィルタホルダが入って居り、そこにフィルム状のフィルタを装着するのだ。
そこまでしてこだわるシーンがどれだけあるかは不明だが、試しに近所のカメラ屋で500mm用のドロップインホルダーに装着できるタイプのNDフィルタを頼んでみた。
但し、露出段数で1段分暗くなるモノだけにしておいた。
ボクのカメラの場合、1段分暗くなるだけなら、AFポイントはすべて使える。
それが2段分暗くなると中央の1点しかAFポイントが使えなくなるし、AFの作動速度が目に見えて遅くなるからだ。
まあ、使うかどうかは不明だがかさばるモノではないので少なくとも日差しの強い時期は持ち歩いて、チャンスがあったら使ってみることにしよう。
先日、レースフォトグラファー講座でお世話になっている「マジメな方?の講師」(GranprxEyesさん)から、スローシャッターでは「1/60はブレ方が汚い」のでやるならもっと遅くするかもう少し早くした方が良いと言われた。
う~ん・・・・????
自分の撮ったカットを見る限り、少なくとも1/125よりは、1/100、1/80、1/60となるにつれ、躍動感が出るように思うんだが・・・・。
さらに1/30、1/15くらいになるとかなりの動きが出てくる。
むしろ綺麗かどうかは背景(の色)によるように思える。
まあ、まだ1/125よりも遅いシャッター速度だと途端に打率が落ちるので綺麗かどうかも問題だが、まずは確実に撮れるようになる方が先決ではあるが・・・(爆)
夏休みの後半にはまた鈴鹿で撮影だ。
今回はスーパーGT・ポッカ1000km耐久レースである。
巷では人気のスーパーGTだがボクはフォーミュラ・ニッポンの方が好きだ。
「ハコ」のレースはあまり興味はない。
しかし、レースの行方にまるで興味が無い分だけ撮影に専念できる。まして1000km耐久である。
ひたすら「練習」モードで腕を磨くとしよう・・・・・。
あっ、そうそう。GTでもひとつだけ楽しみがある。
日本で唯一人気のあるモータースポーツカテゴリなので、キャンギャルのオネーサンがたくさん居るのである。
車の撮影はひたすら練習モードだが、おねーさんの撮影は真剣勝負だ・・・・(爆)
今度はISO感度を間違えないようにしようっと・・・・。