ISO感度ものがたり・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

今日もカメラネタである。


フィルムからデジタルになって何が一番便利になったかというと、やはりISO感度の自由度が上がったことではないだろうか?


フィルムの場合は、感光感度はフィルムで決まる。
ISO400のフィルムを入れたら、そのフィルムを撮りきるまではずっとその感度である。(当たり前だが)

その点、デジタルだとそれこそ1カットごとにISO感度を変更できるのだ。


先週末の鈴鹿8時間耐久レース。

土曜日にTop10トライアルというグリッドを決めるためのタイムアタックイベントがあった。

しかし、スタートが遅れたために終わり頃にはだいぶ日の光が弱くなっていた。

暗いレンズで高速シャッターを切るには途中で多少ISO感度を上げてやる必要があった。

そしてトライアル終了後、ピットの奥にいるチームクルーの表情を撮るために、更にISO感度をあげて数カット撮った。
確か、ISO1250まであげたはずだ。



翌朝。
決勝レースの朝である。


朝の8時前からピットウォークがあったので本番レース前におねーさんを撮りに行った。

ピットウォークでオネーサンを撮るときは、いつも絞り優先モードにしてf2.8の絞り開放にする。
あとは必要に応じて露出補正を少しかける程度だ。(ちなみにモデルさんを撮るときはマニュアル露出で撮ることが多いが、ピットウォークは人が多くて瞬間の勝負なのである程度カメラ任せの絞り優先モードで撮るのである。)


しかし、今回は朝早かったこともあり、完全に寝ぼけていた。
致命的なミスをしていたのである。

昨日の最後の撮影時のISO感度のままで「ドピーカン」のピットウォーク撮影をしてしまったのである。

ピットウォークが終わってから気づいた。


完全に間抜けである。orz


しかし、カメラの小さいモニタで見る限り、それほどノイズが乗っているようには見えなかったし、露出オーバーにも思えなかった。

帰宅後、PCで見てもそれほど違和感はない。


EOS1DMark2Nは1/8000の高速シャッターが切れるので、高感度設定で絞りf2.8開放であってもなんとか適正露出を維持できたのだろう。


仮に
ISO100、f2.8、1/500
で適正露出だとすると、
ISO1250、f2.8では、約3.5段分シャッター速度を上げないと行けないが、
1/500⇒1/8000(4段分)
となるため、なんとかカバーできたと言うところか。


機材の性能に救われた・・・・。


それにしても普通は高感度になると、かならずノイズが乗ってくるのだが、少なくともPCモニタで普通に見る程度ではほとんどノイズが気にならないとおもうのだがどうだろう。

さすが高感度に強いと言われるキヤノンCMOS。
見直したよ。