絶縁・・・・ | 木馬の四方山ばなし

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趣味の話や日々の出来事を中心に何となく、自己満足のためにつづっていくブログです。

今日のネタは「絶縁」である。


と言っても、人間同士の話ではない。

電気の絶縁である。


昨年の年末にモトクロッサーを買った。
CRF150R2
http://www.honda.co.jp/motor-lineup/crf150r/ )と言うモデルだ。



crf


いわゆるフルサイズではなく、一回り小さなモデルである。
本来はキッズ用である。
イヤ正確に言うとキッズ用の1型に対し、ワンサイズ大きいホイールをいれたモノが2型であり、こちらはライダーの体格的にはもう少し大きくても対応可能となっている。

従来は80cccあるいは85ccの2サイクルエンジンを積んだモデルであったが、それの4サイクル版である。
しかし、小排気量の2サイクルはトルクが細く、かなりピーキーであり、意外に乗りこなすのは難しい。
その点、最高出力ではほぼ同等レベルだが、4サイクルになって排気量が上がった分、パワーバンドが広がっており、かなり乗りやすくなっている。



・・・・と言うわけでそれを使って楽しむ、ボクのようなおじさんライダーも多い。


しかし、本来はキッズ向け。エントリーモデルである。
そんな位置づけのモデルのせいか、そこかしこにコストダウンのための仕様ダウンが見て取れる。

その一つがハンドルである。
ノーマルは鉄ハンドル!!である。

今時のモトクロッサーならはじめからアルミハンドルが当たり前だが、残念ながら鉄なので、購入後、すぐにレンサルを買ってきて組み替えた。


しかし、なぜかキルスイッチが効かなくなってしまったのである。(正確にはエンジンストップスイッチというのだが。)


前置きが長かったが、ここでようやく絶縁の話となる。(笑)


モトクロッサーのキルスイッチは通常の公道バイクの様なシーソー型スイッチではなく、プッシュタイプである。

押すことで点火系の一次電圧をアースすることで、火花を飛ばなくするのである。


シーソー型スイッチではないのは、ドロつまりによる作動不良を防ぐため。


あるいは、マシンが暴れた拍子にオフにしてしまわないように、押し続けていないと作動しないプッシュタイプが採用されるのである。


しかも競技用車両なのでいわゆるメインスイッチはない。
おもむろにガソリンを入れてキックすればエンジンはかかる。
当然、エンジンを止めるにもメインスイッチが無い以上、キルスイッチで停めるのである。

そのキルが効かない。


聞くところに寄ると、アルミハンドルのアルマイト処理があまり厚いと通電性が悪く、アースに落ちないという話もある。

しかし、世の中のオフロード乗りはほとんど皆、アルミハンドルに変えているし、フルサイズのモトクロッサーなんて、どのメーカーでもはじめからアルミハンドルがついているが、そんな話は聞いたことがない。

第一、翌々見ると配線が2本出ているのでハンドルでアースを取っているのではないので余計、ハンドルは無関係の筈だ。


強いて言えば、組み替えたときにキルスイッチのケーブルを誤って断線させてしまったという可能性も無いとは言えないが、単純作業である。おそらく大丈夫なはず。


そのうち、テスターを使ってあちこちの導通を確認してみようと思う。
昔からバイクいじりが好きなおかげで工具の類はひととおり持っている。スペシャル工具はさすがにないが、汎用のものなら、大概のものはある。


しかし、そんなことを思いつつ、結局半年以上、ホコリをかぶったままだ・・・・・・った。


・・・と言うこともあり、先日書いたように現在は友人のところに貸し出し中である。


その友人がメンテをしているときに見つけてくれた。
どうやらキルスイッチ内部のパーツがひとつ脱落していたらしい。


暗がりでハンドル交換をしたのでその時に落としたのだろう。
絶対にあるはずだという確信の下、作業をした玄関まえを探してみた。
土のうえなので普通なら見つからないと思うのだが、懐中電灯で照らしながら探すと、ものの3秒もしないウチに見つかった!!


いやー、見つかるモンだなぁ~。落としたのは半年も前なのに・・・・。


ちなみに赤い子馬(CRF150R2)は現在、友人の厩務員のところで着々と競走馬として鍛えられているようだ。


まずはおじさんが乗るにはヤワだった足回り。オプションのバネレートの高いSPGに交換してだいぶ良くなったらしい。
以前乗ったときは尻下がり感が強かったのはおそらく解消されているはずだ。


ちなみにCRF150R2の開発時の想定体重の上限は65kgだそうだ。


ほっほっほ。素っ裸でもかるぅ~く上回っているわい。
まして、防具をつけた自分の体重は・・・・(爆)


お次はポジション。
所詮、キッズ向けと言うことでおとなが乗るにはハンドルが低く、膝回りが少々窮屈だった。
そこでトップブリッジごと交換してハンドルポジションを高くするパーツがあるのでそれに交換して貰う予定だ。


秋になればモータースポーツ撮影も一段落するのでMXコースに走りに行くことにしよう。

イヤ、その前にお盆休み中に軽く一走りしてみよう。


しかし、キルスイッチと言えば・・・・・。

機械の絶縁は簡単に出来るのに、どうして人間関係って簡単には行かないんだろ~ねぇ~。
ヽ(´ー`)ノ ハア
今後の人生で二度と交点をもちたくない人に限ってなんだかんだとしがらみが断ち切れず、ついて廻ってくるから不思議である。