3日目も朝からいい天気である。
旧公会堂の中で明治風のハイカラな衣装をまとったモデルを撮影する。
函館ローカルのメンバーとも1年ぶりに再会し、撮影の合間合間に四方山話に花が咲く。
ここは重要文化財に指定されており、広間の床がリノリューム張りで、微妙に波打っており、光の反射が美しい。
レトロな明治の香りをそこかしこに残しているだけに、勢い、デジタルでの撮影よりは白黒フィルムでの撮影枚数が増える。
使うカメラも発売から二十数年を経ている古いマニュアルフォーカスカメラ、ペンタックスLXである。
ワインダーの「ガシャン・ガー」という巻きあげ音が最高である。
追加調達した白黒フィルムも、あっという間に残すところわずかとなってしまった。
参加者同士でこっちからだと光線の具合がいいとか、互いにいろいろ情報交換?しながらの撮影である。
トータルでは参加者が少なく、日曜の撮影会は赤字となってしまったようだが、人が少ない分、参加したメンバーは撮りやすくて、楽しんでいた。
午後4時半には撮影会も終了し、ローカルメンバーに別れを告げ、空港に向かう。
ANAもJALも到着便が遅れている所為で出発が遅れるという。
結局、30分近く遅れたがなんとか10時前には羽田で解散となり、帰路につく。
1年ぶりの函館撮影ツアー。
久しぶりのうまいもの巡り。
う~ん。満足満足。