先週末におこなわれたフランスGP@ル・マン。
我が家では衛星放送が見られないので26日の晩にようやく放映した地上波放送を録画して置いた。
まだ、途中までしか見ていないのだが思うことがある。
番組の中。レースの放映前に、コニカミノルタホンダの中野選手の特集があった。
フランスの自宅でのインタビューシーンがあったけど、顔がしみだらけでやけに老けて見えた。まるでじじいみたいだ。
サーキットでの映像では染みが目立たないのでファンデーションでも使っているのだろうか?
見た感じのイメージだが、中野選手は色白で日焼けしすぎるとシミ、そばかすが出来やすそうである。
(これは自分がそうだからわかるのである。たぶん間違いないだろう。
σ(^_^;の肩は若い頃に水ぶくれが出来るほど日焼けしたときにできたシミがたくさんあるのだ・・・・・)
ライダーという職業柄、屋外にいる時間が長いからかどうかはわからないが、かつての「王子」と呼ばれていた頃の輝いた笑顔の印象とはかなり違った。
まあ、それはいいとして、がっかりしたことがある。
プロフェッショナル・ライダーとしてマシンやサスペンション、タイヤに対する不平不満を持つのは仕方ないが、メディアに対してそのことをあからさまに口にしていたことである。
今までもネットや雑誌に載っているコメントなどで、聞いた内容ではあるが、肉声で聞くとがっかりする。
もちろん、開発が進まないマシンやタイヤにフラストレーションがたまっているのは理解出来る。したがって、チームやマニュファクチュアラーに対してはきちんと要求をしていくのは当然だ。しかし、メディアに対してはもう少し、配慮した発言をすべきだと思う。
それが出来るライダーだと思っていただけにがっかりした。
実際、ホンダのマシンとミシュランタイヤの開発が後れを取っているのは事実だろう。
しかし、それをあからさまな言葉でメディアに対して伝えてしまうのは、感心しない。
かつて原田がヤマハとの関係を悪化させたのはマシン批判も一因とも聞いている。
外国人ライダーにはあからさまな発言をする人も多いが、やはり、そこは日本人。
もう少し、慎ましやかな発言を求めるのは身勝手な要求だろうか?
日本人的な発想だと言われてしまえばそれまでだが・・・・。
それに「サテライトチームだから戦闘力のあるパーツが廻ってこない」とすねた発言をするチーム関係者やライダーは多いが、それは大きな間違いだと思う。
どうしてもサテライトがイヤならケーシーのようにワークス直系チームに行けばいいのである。
ワークス入り出来るかどうかも、本人の実力と実績なのだから、あまり甘えたことを言われると見ていて不愉快である。
第一、サテライトだからとパフォーマンスに差を付けたマシンを渡しているわけではないはずだ。もちろん、最新パーツは供給数に限りがあったり、実践でのパフォーマンスが未確認だったりするので、どうしても投入が1、2レース遅れるのが常だろうが、あたらしいパーツが投入される分、セッティング要素が増えることを考えると、諸刃の剣であることを理解すべきである。
その昔、GPを走った小園選手もそういう被害者意識バリバリの人だった。
あまり、メーカー関係者からは受けは良くなかったように記憶している。
対称的だったのは同じ時代にGPを戦っていた清水雅弘選手。
彼は奥さんと二人で小さなキャンピングカーにずっと寝泊まりして、懸命に戦っていた。
メカニックの二人もお世辞にも恵まれた環境とは言い難いが清水のために本当に一生懸命マシンを整備していた。
グランプリが「コンチネンタル・サーカス」と呼ばれていた頃の最後の名残が消えつつある時代だった。
90年代にはいると、パドックには大型のモーターホームがならぶのが当たり前になり、プライベーターに対しても洗濯物などを干すのは「パドックの景観を損ねるから」と禁止令がでた時代だった。
グランプリの商業化が加速した時代である。
フレディが持ち込んだと言われるアメリカンスタイル。
全盛期のシュワンツなどは、大型バスサイズのモーターホームに更にトレーラーをつないでスズキのエスクードを引っ張っていたものだ。
サーキット周辺での「あし」ということだ。
ま、昔話はさておき・・・・・
同じ特集に中野の「SP忠雄」時代の恩師?である、スペ忠、こと鈴木忠雄さんもでていたが、やっぱり、じじい丸出しだった。。。
年取ったなぁ~。
週末にオートポリスで見かけたときはもう少し若々しく見えたが、テレビ映像では老人・老人していた。
でも、無理もないか・・・・。
だってかつて小僧のころスペ忠さんに憧れていたσ(^_^;が今や押しも押されもしない「オヤジ」なんだから・・・・(爆)