ちょうど4年半前(2002年の5月末)に新車で購入した、ホンダVTR。
250ccではあるが、コンパクトな車体のおかげで通勤にはずいぶん活躍してもらった。
購入後、4年半経っているが、途中、丸一年間乗らなかった時期があるので、実質3年半である。
そしてその3年半での走行距離は、5万6千kmを超えている。
そのほとんどが通勤である。
複数のバイクを所有し、交代で乗ることと、冬場は車通勤が多くなることを考えると、我ながら相当な走行距離である。
昨年の冬からは、国土交通省が始めた、2輪用ETCのモニタになったのだが、本体を積むところがないために、やむなく、でかい箱を付けることになった。
ほとんどバイク便仕様である。
だが、どのみち、通勤用なのでむしろ雨に心配をせずに荷物が積めることのメリットの方が大きかった。
わかりにくいが、右グリップの上にあるのがインジケータでその前方にスラントしているのがETCのアンテナである。
ちなみに、左グリップの脇にあるのはグリップヒータのスイッチ。
こんなバイク便野郎の格好で首都高速をがんがんすり抜けしていると、本職のバイク便まで道を譲ってくれたりして、結構面白かった。
注)最近は、大人になって、危ないことはしておりません・・・
このバイク、トラブルらしいトラブルは何一つ無かった。
今年の夏にドライブチェーンが走行中に切れたのだって、σ(^_^;が純正外のチェーンを使っていたのが原因であり、バイクそのものには問題はない。
3万kmの頃にフロントフォークのオイルとシールを交換したら、見違えるように作動性が良くなった。
メンテナンスさえきちんとすればあと5万kmくらいは楽勝で走れるはずである。
しかし、さすがにちょっと飽きてきたのと、冬はやはりスクータの方が温かくて楽ちんなので、この夏にホンダ・フォルツァZ・ABSを購入したのを期にあまり乗らなくなっていた。
このまま朽ち果てさせるには勿体ないので、結局、今年高卒で入社した職場の若者にあげることにした。
この写真が、最後に停車したときに撮ったものであり、σ(^_^;とVTRの、最後の瞬間である。
小僧ほど、手頃な250ccクラスで腕を磨いていかないと駄目である。
今はいきなり大型2輪免許を取れる所為で、初めてのバイクが1000ccなどと言う奴も多い。しかし、そういう若者に限って、でかい事故を起こすのである。
でかいバイクのパワーと車重。
普通に乗るだけなら確かに乗れる。しかし、路面に小砂利や砂が浮いていたり、目の前に人が飛び出してきたりした場合には、コントロール不能になるのは目に見えている。
それを回避するには経験と練習以外、あり得ない。そのためには使いきれるパワーと車体サイズが大事である。
実際、σ(^_^;も、オンロードバイクにはあまり興味が無く、250ccクラスのオフロードバイクで経験を重ねてきたのが結果として、良かったと思っている。
幸い、車とぶっついて宙を舞ったのは、たったの2回だし、きちんとした装備を身につけていたおかげで軽い打ち身と捻挫しかしたことはない。(^_^)v
己の技量をわきまえて乗るのも、きちんとした装備をするのも、すべては他人を傷つけないためでもあり、我が身を守るためでもある。
せいぜい、職場の小僧には言って聞かせておこう・・・・・